【授業レポート】国際標準化実務特論(丸島 儀一/ゲスト講師陣)

本日は、知的創造システム専攻 第4期に開講している「国際標準化実務特論」をご紹介いたします。第4期になると全ての授業が第1期~第3期で学んできた基礎や応用をベースとした、より実学的な内容となります。

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本授業の主題は「標準化戦略」「技術標準化活動」を知的財産経営の中でどう事業競争力の強化につなげていくか。全15回の講義を担当するのは、前回のブログでもご紹介したキヤノン知財部おいて長年先導的役割を果たしてこられた丸島儀一教授をはじめとする豪華ゲスト講師陣。

ソニー株式会社でFelicaやQRコードなど日本の優れた技術の国際標準化に取り組んできた原田節雄氏や、キヤノン株式会社で国際標準化の流れを踏まえたグローバルな研究開発に取り組んでこられた篠田信比古氏といった標準化戦略・実務のトップランナー。

三菱電機株式会社 知的財産渉外部長の加藤恒氏や、元ソニーで現在パテントプールを運営するアルダージ株式会社を率いる中村嘉秀氏といったパテントプールの第一人者。

それぞれの先生がセミナーでの講演活動や執筆活動にも取り組まれていますが、少人数かつインタラクティブに彼らの話を聞きディスカッションができる機会は日本でも少なく、極めて贅沢な機会となっています。

この日(11/8)の授業を担当したのは丸島先生。知的財産をどう活用していくか、その組織戦略や交渉などの実務的な話から、知的財産経営や国際標準化の流れの中で日本企業がどう戦っていくべきかといった大きな視点の話まで、どれも非常に興味深く時間が経つのを忘れて聞き入ってしまいました。

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受講されている院生の皆さんもレベルが高く、2コマ180分間、様々な業界・職種の実例を交えながら濃厚なディスカッションが行われました。公開セミナーとは違い、固有名詞が多数出てきましたので、内容の掲載は控えさせていただきます…。

そして、授業終了後は先生と受講生で食事に行き、恒例の第2ラウンド(22:00~!ほぼ毎週!)が行われました。

もはや単なる授業ではなく、次の世代の知的財産経営を担うリーダーを育成する“虎の穴”といった雰囲気で、やはりこういった先生に学ぶことができるのは、改めて貴重な機会だと感じました。

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