来る3月13日(火)10:00~17:45『知的財産セミナー 特許庁委託 平成23年度特別研究員 研究成果報告会』が開催されます。
会場は大手町の日経ホール&カンファレンスルームです。
本イベントを主催する一般財団法人知的財産研究所(IIP)は、知的財産に関わる様々な問題について調査・研究及び情報の収集を行い、必要なシステムの研究・開発成果を提供することにより、日本産業経済の健全な成長に寄与することを目的としています。
今回は、本学知的創造システム専攻7期生の露木美幸さんが特別研究員として「特許法103条と責任法上の注意義務-産業財産権法の過失の推定規定の再検討-」をテーマに研究成果を発表します。
参加費無料(先着150名)となっておりますので、
ご都合の合う方はIIPイベント詳細ページよりお申込みいただき是非とも参加ください。
【露木さん発表概要】 ※IIPウェブサイトより抜粋
この研究は、特許法103条の過失の推定規定の立法経緯、立法趣旨及びその運用を研究することにより、現代社会において103条が内包する問題点と、在るべき特許調査義務の姿を探求することを目的とするものである。その過程において、産業財産権の侵害規定の立法経緯とその変遷を調査し、我が国民法の不法行為についての過失責任主義とその変遷との関係性を指摘する。また外国知的財産法制度との比較から、知的財産権の強化が権利侵害規定の制度設計によっても実現し得ることを示す。さらに、責任法の損害の填補的機能、制裁的機能、損害抑止的機能及び権利の相互保障機能の実現が産業財産権法の下で生成・展開されてきたことを明らかにする。
当日は、露木さん他5名の特別研究員の方々が、パリ条約、商標法、特許制度改正、知的財産権侵害、先使用権などについて、1年間の研究成果の発表および参加者との意見交換を行う予定です。
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