【授業レポート】グローバルビジネス特論①(山田英二/岩瀬大輔)

2011年度からビジネスアーキテクト専攻に新設された「グローバルビジネス特論」をご紹介いたします。

本科目は山田英二 教授にご担当いただき、様々な業界のビジネスプロフェッショナルをゲスト講師として多数お迎えする非常に魅力的かつ豪華な内容となっています。

まさにグローバルビジネスの“いま”を学ぶものであり、内容は具体的かつ最新のトレンドを取り上げ、ビジネスの実践に即応用可能なものを目指します。

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今回は、ライフネット生命保険㈱の岩瀬大輔氏をゲストとしてお迎えし「ダボス会議に学ぶ世界のリーダーたち」をテーマに、米国MBA留学の話から起業のエピソード、グローバルリーダーに求められる力などについて、90分間の熱いメッセージを頂きました。

まず始めに、米国留学中の出口社長との出会いと、生命保険市場におけるベンチャー企業の可能性についてご説明いただきました。ベンチャー企業が成り立つ条件は3つあると、岩瀬氏は言います。

「①大きな市場、②大きな非効率、③大きな変化です。日本国内に目を向けてみると、40兆円という大きな生命保険市場、世界に類を見ない高い保険料、そして1996年の保険業法の大改正と2006年の保険料の自由化。これら3つの要素に対して大きなビジネスチャンスを感じた」

また、起業直後に132億円を調達したエピソードや、すぐに訪れた契約数の伸び悩み、保険料の原価開示から始まった急成長、有名ブロガーやお笑い芸人とのコラボレーションによるメディアミックスの成功事例などなど。新進気鋭ベンチャー企業らしい失敗したエピソードも満載で、業界の常識にとらわれない大きなエネルギーを感じ取ることができました。

さらには、ライフネット生命が選ばれる理由についてもご説明いただき「ただ安いだけでは保険は売れない。生命保険業界を変えてやる!という高い志を買っていただいていると思う」と強調されていました。

後半は、2011年1月にダボス会議の“Young Global Leaders”に選ばれ出席した経験をもとに、次世代のグローバルリーダーに必要とされる資質や心構えについて分かりやすくご説明いただきました。

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ご存じの方も多いと思いますが、ダボス会議とは、選ばれた知識人やジャーナリスト、トップ経営者や国際的な政治指導者が、スイスのリゾート地ダボスに一堂に会し、健康や環境等を含めた世界が直面する重大な問題について議論する場となっています。 

数多くのエピソードを交えながら、岩瀬氏が得た貴重な経験をシェアしていただきました。特に印象に残ったのが積極的な行動の重要性です「日本人は発言しないと思われているが、私は良く喋るので驚かれた。喋る内容はあまり関係なく、とにかく発言することが大事」と言います。

また、世界のトップ経営者達と対面した際のエピソードも大変興味深く「最初、売上数兆円規模の経営者の中で喋るのは緊張したが、肩書や実績が関係ないことがすぐに分かった。そこで求められるのは、自分が誰で、何を目指し、どう思うのか、ということだけ。ちなみに、会場のチーズフォンデュとビュッフェは美味しくありません...」と、岩瀬氏の話は熱く予定時刻を大幅にオーバーしながら、受講者から挙げられた質問にも丁寧にお答え頂きました。

本大学院ビジネスアーキテクト専攻では、教員同士の繋がりで様々なゲスト講師をお呼びしご登壇いただいております。通常、アポイントメントを取ることさえ難しいトップクラスの企業経営者から直接メッセージを受け取り、意見交換をすることができます。

このように、“社会人の学び”というキーワードで繋がり、拡がるヒューマンネットワーキング。普段の仕事だけでは得難い社会人大学院ならではの大きな魅力の1つと言えるでしょう。

 

 

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