K.I.T. Media Management Colloquium 2011 @ Toranomon Campus

10月26日(水)午後16:00より、東京虎ノ門キャンパスにおいて『K.I.T. Media Management Colloquium 2011』が開催されました。当日はコンテンツ&テクノロジー融合研究所客員教授でもあるPeter Smith氏(Senior Vice President, IMG)による講演会が行われ、参加者の方々と自由闊達な意見交換が行われました。

IMG社は、世界有数のスポーツマネジメント会社であり、日本ではゴルフの石川遼選手、テニスの錦織圭選手などのマネジメントや、世界のトップクラスのアスリートのマネジメントも手掛けるグローバル企業です。

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今回のテーマは「スポーツ・ビジネス」。

参加者の方々も、ミズノ・スポーツの水野取締役を始め、コカコーラ・ジャパンのスポーツマーケティング統括部長であるArseny Becher氏、メジャーリーグ・ベースボールアジア担当副社長のJim Small氏や、国内大手広告代理店や放送業界のエグゼクティブ層の方など、幅広い業界の方々にお集まりいただきました。

本大学院ビジネスアーキテクト専攻でも、2012年度より「メディア&エンタテインメントマネジメントコース」を新設し、スポーツ・ビジネスやエンタメ・ビジネス領域に関わる専門人材の育成を目指して参ります。ご期待下さい!

講演会では、まず始めに本学の北谷賢司教授より開会の挨拶があり、続いて参加者の皆様からそれぞれ自己紹介いただいた後、Peter Smith氏よりIMG社の歴史やスポーツ・ビジネスの変遷についてお話いただきました。

スポーツ・ビジネスとは、我々がTVでよく見るスポーツ中継などの放映権交渉から各選手のグッズ販売、その他広告宣伝(TVCM)に至るまで、様々なビジネスが展開されています。特にスター選手との契約ともなれば数十億円単位のビジネス交渉が常に行われていますが、Peter Smith氏はIMG社の立ち上げ当初から現在までスポーツ・ビジネスの最前線でご活躍されていらっしゃいます。

講演後、各参加者より沢山の質問が挙げられ「情報技術の進歩がスポーツ・ビジネスに及ぼす影響」に関する質問があり、Peter Smith氏からは「Facebookなどのソーシャル・メディアは、これからのスポーツ・ビジネスのみならず各種ビジネスにおいても大きな影響を及ぼすものと考えられる」という話がありました。

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さらには「現在、各スポーツ選手が個々人で、FacebookやTwitterなどでウェブページを立ち上げ、その中で直接自分のグッズを販売するなどのビジネスも簡単に出来てしまう状況であり、既存のビジネスモデルでは対応できないケースも発生している」という話がありました。

また「来年2012年には、ロンドンオリンピックが控えており、やはりスポーツ・ビジネスにおいてオリンピックマークを利用できるかどうかが大きなカギとなる」という話があり、オリンピック協会が持つ“お墨付き”の重要性について再認識させられました。

その他会場からは留まることなく質問が出る中、予定の時間を大幅にオーバーして盛況の中終了しました。

K.I.T.虎ノ門大学院では、これまでも社会人の皆様を対象とした様々なイベントを行ってきておりますが、引き続き各業界の方々と自由闊達な意見交換が出来る場および機会を提供するとともに、社会に必要とされる大学院を目指して参ります。

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