2月21日（月）、虎ノ門キャンパスにて大院生生活の集大成となるビジネスアーキテクト専攻の公聴会（最終プレゼン試験）が開かれました。
当然のことながら、皆さん働きながら学ばれていますので、公聴会までの道のりはとても大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。在学生はもちろん、修了生や専任教員の方々を前に、各々1～2年の時間を掛けて作り上げた研究成果を、緊張した面持ちで発表されていました。
発表の様子を簡単にご紹介させて頂きたいと思います。
～佐藤さん～
【組織権限と情報システム機能の整合の検証方法に関する研究】
ご自身が経験された実務プロジェクトをベースとして、情報システムを仕様書通りに作っても、業務プロセスの中うまく機能しないのは何故だろうか？をテーマに、各組織に適合した新しいシステム設計の方法を提案されました。
～阿部さん～
【アパレルサプライチェーンの機能強化と機能連携の程度がビジネスパフォーマンスに与える影響についての研究】
現在は外資系コンサル会社に勤務する阿部さん。将来は経営を担う人材として自分自身を高めて行きたいという想いのもと入学され、大学院での学びを通して「経営者への道筋が見えた」と発表されていたのが、とても印象的です。アパレル業界におけるIT投資と人材への投資配分に着目し、ビジネスに与える影響について研究されました。
～山本さん～
【鞄ネットショップ「東西南北屋」の新たな成長戦略立案と実施・検証】
仕事をしていく上で、「頑張るだけでは成長できない」と感じ、大学院への入学を決意されたという山本さん。ご自身の実家が経営するカバン屋さんをテーマに、機能別、容量別に商品を選ぶことができる整理整頓型ECサイトを立ち上げ、実証実験と効果検証を行いました。将来的には、自社オリジナル商品の販売も目指されているそうです。
～久慈さん～
【看護師ワークライフバランス向上を目指すソーシャルメディア系転職支援サービス”アンジェス”の事業計画と現状分析】
当初の目的であった在学中の起業を果たし、修士研究がそのまま現在のビジネスに繋がっている久慈さんは、「医療業界に関わる様々な問題をビジネスで解決する」という目的で、看護師向け情報サイトを既に立ち上げ、将来的にはSNSを活用した転職支援サービスの提供を目指されています。
公聴会終了後は、発表者のもとへ皆駆け寄り、「お疲れさま」、「良かったよ」、「もうちょっと見せ方を工夫した方が良いよ」、「先生からのツッコミ鋭かったったね」、「今度Facebook勉強会を開こう」などなど、様々な話題で盛り上がり、最終的にはいつものように皆さん打ち上げ会場に向かわれて行きました。
先生方から学ぶだけでなく、一緒に学んだ仲間とのコミュニケーションを通じて、新しいビジネスアイディアや、人脈を活かしたビジネスチャンスが生まれて行くのでしょう。
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