日米合作初の日本人映画監督、話題沸騰『レオニーに賭けた夢と挑戦』松井久子氏×K.I.T.虎ノ門サロン

12月13日(月)19:00~、【日米合作初の日本人映画監督、話題沸騰『レオニー』に賭けた夢と挑戦】と題して、㈱エッセン・コミュニケーションズ代表取締役、映画監督・脚本家・プロデューサーとして世界を舞台にご活躍中の、松井久子(まつい ひさこ)氏をお迎えしました。

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70年代、雑誌の編集者及びライターとして働かれた後、80~90年代には俳優のプロダクション会社、テレビ制作会社を設立。数多くのテレビドラマやドキュメンタリー番組のプロデューサーとしてご活躍されました。その後、企画から公開まで5年の歳月をかけて製作した『ユキエ』で映画監督デビュー。アメリカで撮影し、現地のスタッフと一緒になって作り上げた作品は数多くの映画賞を受賞し、その演出力が絶賛されました。

「当時、日本では女性というだけで、カメラマン、美術、照明など職人スタッフから相手にしてもらえなかった。一方、アメリカでは自らの実力さえあれば、受け入れてもらえた。作品に対する明確なビジョンと、周囲を引っ張っていく強いリーダーシップがあれば皆ついてきてくれる」と、日米文化の違いを交えながら熱く語って頂いた。

続いて2002年には、第二作目『折り梅』が公開され、
「資金集めの途中、映画制作の途中、諦めそうになった時はたくさんあったが、女性を中心としたサポートグループにずいぶん助けられた。映画が完成して思う事は、作品をより多くの人に見てもらうこと。それが出来ないと協力してもらった人達に申し訳ない」と、感謝の念を忘れない大切さをお話いただきました。

現在は、企画から7年の歳月を経て完成した第三作目『レオニー』が公開され、映画監督、脚本家、プロデューサー、一人三役をこなされています。

『レオニー』は、世界的な彫刻家である故イサム・ノグチの母親、レオニー・ギルモアの壮絶な人生を描いた作品です。イサム・ノグチは、照明器具『AKARI』や、コーヒーテーブル『Noguchi Table』などのインテリア・デザイン、札幌のモエレ沼公園などの庭園デザインを手掛けたことでも良く知られています。

講演を通して感じたのが、とてもパワフルでエネルギッシュだという事。熱い気持ちと行動力があれば、女性や男性、日本や世界など関係無く、活躍することができるんだという事を教えてもらいました。

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