10/13(水)夜19時、三村真宗氏(ベタープレイス・ジャパン株式会社)をお招きして、ベタープレイスの構想と今後の展開戦略についてご講演いただきました。
今回の公開講座では、バッテリー交換式電気自動車タクシー実証事業の概要や、それを支えるテクノロジー、環境貢献インパクトなどを詳しく解説して頂きながら、電気自動車の可能性や楽しさなどについても熱く語って頂いております。
K.I.T.虎ノ門大学院 のキャンパス近くに設置されたバッテリー交換ステーションを会場に、電気タクシー(EVタクシー)の試乗会も行われ、抽選で選ばれた3名の方々が実際に乗車しました。「エンジン音がしないので驚いた」、「加速がとてもスムーズだった」など、皆さん興奮した様子で感想を述べられ、タクシー運転手の方々も、「お客様が喜んで下さるので、運転していて楽しい」と、EVタクシーならではの魅力を伝えてくれました。
ご興味のある方は、六本木ヒルズのタクシー乗り場 で乗車することも可能です。
現在では、ゼロ・エミッション社会の実現を目指し、各自動車メーカーがこぞって開発を試みている電気自動車ですが、充電待ち時間や航続距離の短さ、バッテリーの経年劣化など様々な課題が取りざたされています。
ベタープレイスではこうした課題を解決するため、タクシー業界にマーケットを絞り、バッテリーステーションにて充電済みバッテリーへ交換する方式(所要時間約1分)を採用しています。これにより充電時間の心配がいらない長距離走行が実現しました。実際にバッテリーを交換する様子も公開され、その交換スピードの速さに皆さん驚かれていました。
三村氏によると、「引き続き、EVタクシーの実証試験および普及活動を行いながら、電気自動車のウィークポイントであるバッテリーの充電・管理の問題を、社会インフラの面からも解決していきたい」とおっしゃっていました。実現すれば、タクシーだけでなく乗用車としての可能性も拡がります。
脱化石燃料が叫ばれる中、電気自動車の普及はさらに進んでいくことでしょう。
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