ビジネスアーキテクト専攻・2期では、土曜日の1コマ目(9:30~11:00)に、「戦略思考特論」を開講しています。
ビジネスにおいて必要な、様々な状況を俯瞰的かつ連携的に捉えられる「戦略思考」能力。
全8回の本授業では、その「戦略思考」の基礎となる「重要思考」や「B3Cフレームワーク」「戦略ピラミッド」「戦略的オプション比較」を、多くのケース・演習をこなすことで習得し、自らのスキル化することを目的にしています。
「戦略思考特論」を担当するのはビジネスアーキテクト専攻の主任教授である三谷宏治教授。
ボストンコンサルティンググループ(1987~1996)やアクセンチュア戦略グループ(1996~2006)で、経営戦略コンサルタントとして、日本内外数十社のプロジェクトに関わり、また、社内のコンサルタント育成にも取り組んできました。
本日第4回のテーマは「戦略思考:戦略ピラミッド」。ウォルマート社が経営する会員制倉庫型チェーンの「Sam's Club」のケースを題材に学習します。
受講者は事前に入手した「Sam's Club」のケースを熟読して授業に参加。この事業は成功するか?それとも失敗するか?それとも何らかの改善が必要か?いずれかのスタンスを明らかにしたうえで、チームに分かれ、その理由について検討します。
その後、それぞれのチームが意見を発表。三谷先生が解説を加えながら議論を整理していきます。もちろん、「それって重要のなのかな?」「それって何でかな?」などと随所にツッコミが入りますので、参加者も気が抜けません。
以下の授業風景の写真を見ていただくと分かると思いますが、授業は経営戦略会議さながらです。
なお、本授業はこの後も第6回までこのような形でケースを題材とした授業を進めていきますが、最後の2回は受講生全員による自社成功メカニズムの発表会(発表と討議)を実施します。
強いリアリティがあり、また学んだことをすぐ活かせる「自社」のケースについても検討する機会が多いのは、少人数制の社会人大学院であるK.I.T.虎ノ門大学院ならではの特徴です。
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