『2010年7月』アーカイブ

杉光一成 教授が専務理事を務める知的財産教育協会監修の【コンテンツ業界の新国家資格がすべてわかる本】が発売になりました。

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知財スペシャリストにインタビューという特集内で、KIT虎ノ門大学院修了生である田中康之さんと森川卓夫さんが取材を受けています。

現在、田中さんはTBSにてメディアライツ推進部担当部長として活躍するかたわら、KIT虎ノ門大学院の客員教授として後進の教育に励まれており、森川さんは音楽映像製作者協会の理事としてご活躍されながら昭和音楽大学で教鞭を取っています。

お二人とも映画・音楽・TVなどエンターテイメントビジネスの将来像について熱く語っておられます。

電子書籍などが大きな注目を浴びていますが、多種多様なコンテンツの資産評価、複雑な権利関係を理解し、マネジメントできる人材が求められています。

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知的創造システム専攻・2期の木曜日5限(18:45~20:15)は、菊池純一客員教授による「知的財産評価特論」。青山学院大学法学部大学院ビジネス法務専攻にて教授を務められている菊池純一客員教授は、知的財産の価値評価および知財会計について十数年前から研究を進めており、知財アウトカムマネジメントを提唱している、知的財差評価の第一人者です。

全8回からなる本授業。まず、知的財産(特許権、商標権、著作権、営業秘密)を理論的に整理することから始めて、知的財産の評価手法を体系的に学び、基本となる論理的視座を習得します。その後、次の段階として、証券化事例、損害賠償事例、ライセンス取引事例、会社簿外取引、標準化等における知的財産評価のモデルをベンチマークとして学びます。

COBS(若手ビジネスパーソンのためのメディア)と共催で「発想の考動学~33歳までに身につけるべきコト講座」が開催された。

もちろん講師はKIT虎ノ門大学院の誇る三谷宏治先生である。

定員30名を大幅に超える参加者が集まり、8/4(水)に追加開催することも決定、いつも通りの人気講座となった。cobs1.jpg

20年以上に亘るトップ戦略コンサルタントとしての経験を基に、自身のこれまでの経験や、33歳までに身につけておくべきスキルなど、すぐに実行できる話が満載であった。

知的創造システム専攻の加藤浩一郎先生が中心となって翻訳を行った【マイクロソフトを変革した知財戦略】が社団法人発明協会より発刊された。今回注目すべき点として、KIT虎ノ門大学院の修了生や現役の院生も翻訳者として参加している事が挙げられる。

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本書はIBMとマイクロソフトを渡り歩いてきたマーシャル・フェルプス、知財戦略に造詣が深いデビット・クライン(ビジネスモデル特許戦略で有名)が共同で執筆を行っている。

単なる知的財産戦略を学ぶだけの本ではなく、難解な表現抜きで極めて読みやすく、曖昧な単語や専門的な知識を必要とせず、読み物としての面白さも持ち合わせている。

真のグローバル企業として成長、生き残っていくために必須となるであろうオープンイノベーション戦略や知的財産戦略が多くのケーススタディと共に赤裸々に語られていく。

今回は伊藤忠商事株式会社理事の松見芳男氏をお迎えして講演して頂いた。

福井県小浜市(米オバマ大統領の件で有名)のご出身である事や、作家司馬遼太郎さんのロシア語通訳を務められた事、62歳から始めたボクシングの事など、エネルギッシュに話されている姿がとても印象的だった。
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現在は伊藤忠商事の先端技術戦略研究所長でもあり、文系出身というバックグラウンドにも関わらず、世界中を飛び回りながら科学技術の最先端分野でバリバリと仕事をされている。

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7月14日(水)14:00~17:00虎ノ門キャンパス13階にて、「デジタル・シネマ」をテーマに、2010年4月に設立した「コンテンツ&テクノロジー融合研究所」(東京・虎ノ門 研究所長:北谷賢司)は、開設記念シンポジウムを開催しました。

100年以上続いてきたフィルムによる映画制作・配給ビジネスは、今、制作から配給、興行に至るまであらゆる領域でデジタル化が急速に進んでいます。「アバター」の世界的ヒットにより3Dコンテンツも急速に注目を集めています。

そこで、今回のシンポジウムでは、ハリウッドでデジタル・シネマの第一人者と評されるロブ・ハンメル氏ほか、メディア・コンテンツ業界の第一線で活躍する専門家をスピーカーとして招聘。最新の欧米メディア産業の動向をもとに、世界的な視座からデジタル・シネマと3Dに関する最新情勢や今後の見通しについて解説・議論しました。

7/1(木)、KIT虎ノ門大学院にコロンビア共和国通商観光産業大臣ルイス・プラタ閣下が来校されました。来日の目的は「アジア太平洋経済協力会議(APEC)への早期加盟」との事でしたが、本学が主催するコンテンツ&テクノロジー研究所への客員教授就任も決まり、そのセレモニーへの出席も兼ねています。

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当日は本学金沢よりテレビ会議システムを活用して、石川学長をはじめとして本学関係者や、同研究所所長の北谷教授、コロンビア共和国駐日大使、そしてグラミー賞受賞者で本研究所の客員教授でもある喜多郎さんにもご参加いただき、盛大に催されました。

6/30(水)、KIT虎ノ門大学13Fラウンジにて、ソニーのOB・OGが集まりSOBAの会(Sony Old Boys&Girls Association)が開催されました。

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出席者の顔ぶれを見ると、元ソニーCEOの出井さんや元SCEの久夛良木さんなどを筆頭に、日本の家電・AV・ゲーム業界でご活躍された方ばかりですので、魅力的なビジネスプランや新規事業に関する構想など、夢のあるお話がどんどん出てきます。

7/3(土)、社会人を対象とした公開講座が開かれました。今回のテーマは『交渉学の基礎~コンテンツビジネスのロールシミュレーション~』です。定員40名を大幅に超える参加者が集まり、さまざまな業種・職種におけるニーズの高まりを実感しました。

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本科目では、交渉学のパイオニアである一色先生、企業間交渉のプロである高槻先生、TBSにてコンテンツマネジメントを担当する田中先生など一流の講師陣を招聘し、交渉に関連する事柄を体系的に学ぶ事が可能です。

一方、参加者は原作者・出版社・TV局など、それぞれ役に成りきってロールプレイングを行い、マンガのドラマ化(ROOKIES-卒業)や小説の映画化(東野圭吾氏の作品)などのケーススタディをもとに、各テーブル上で熱い交渉を繰り広げていきます。極めて実践的な内容と言えるでしょう。

【交渉学要論】【国際交渉特論】~科目等履修制度~を活用し一科目から学ぶこともできます。まずは興味のある科目を入り口として、社会人大学院への関心を深めて頂ければ幸いです。

ビジネスアーキテクト専攻・2期では、土曜日の1コマ目(9:30~11:00)に、「戦略思考特論」を開講しています。

ビジネスにおいて必要な、様々な状況を俯瞰的かつ連携的に捉えられる「戦略思考」能力。

全8回の本授業では、その「戦略思考」の基礎となる「重要思考」や「B3Cフレームワーク」「戦略ピラミッド」「戦略的オプション比較」を、多くのケース・演習をこなすことで習得し、自らのスキル化することを目的にしています。

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「戦略思考特論」を担当するのはビジネスアーキテクト専攻の主任教授である三谷宏治教授

ボストンコンサルティンググループ(1987~1996)やアクセンチュア戦略グループ(1996~2006)で、経営戦略コンサルタントとして、日本内外数十社のプロジェクトに関わり、また、社内のコンサルタント育成にも取り組んできました。

本日第4回のテーマは「戦略思考:戦略ピラミッド」。ウォルマート社が経営する会員制倉庫型チェーンの「Sam's Club」のケースを題材に学習します。


受講者は事前に入手した「Sam's Club」のケースを熟読して授業に参加。この事業は成功するか?それとも失敗するか?それとも何らかの改善が必要か?いずれかのスタンスを明らかにしたうえで、チームに分かれ、その理由について検討します。

その後、それぞれのチームが意見を発表。三谷先生が解説を加えながら議論を整理していきます。もちろん、「それって重要のなのかな?」「それって何でかな?」などと随所にツッコミが入りますので、参加者も気が抜けません。

以下の授業風景の写真を見ていただくと分かると思いますが、授業は経営戦略会議さながらです。

なお、本授業はこの後も第6回までこのような形でケースを題材とした授業を進めていきますが、最後の2回は受講生全員による自社成功メカニズムの発表会(発表と討議)を実施します。

強いリアリティがあり、また学んだことをすぐ活かせる「自社」のケースについても検討する機会が多いのは、少人数制の社会人大学院であるK.I.T.虎ノ門大学院ならではの特徴です。

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