【授業レポート】マーケティング要論(山口 信和)

 ビジネスアーキテクト専攻・1期の土曜日1限(9:30~11:00)は、日本企業ならびに外国企業で40年にわたり消費財マーケティングに従事してきた山口信和客員教授による「マーケティング要論」です。

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「科学ではなく実学として即戦力になるマーケティング」を入門から学べるこの授業は、土曜日の朝から20名が出席するビジネスアーキテクト専攻の人気授業の1つ。先生が作成したオリジナルテキストをベースに、マーケティングの諸テーマについて基礎的な学習を進めて行きます。

授業の初めに各回のテーマについて学生がプレゼンテーションを行い(8回の授業期間中、受講生は必ず1回は発表しなくてはいけません)、その後、先生がテキストに沿って解説をしていきます。

5回目の授業である今日のテーマは「競合環境」と「マーケティング分析の手法」。

「競合状態(独占・寡占・多占)」「市場シェア分析の考え方」「クープマンの目標値」「ポーターの環境分析」「PPM」「プロダクトライフサイクル」「SWOT分析」などのトピックを扱いました。

・「市場調査はマーケティングの目安にすぎない。調査する人間の意図で操れるので、読む人間が気をつけるべき。数字は大事だけど、背景にある意図を考えるべき」・「プロダクトライフサイクルの形は商品により異なるが、大切なのはどの商品も必ず滅するということ。ここを放置せずに対策を打つのが、マーケティング努力」

など、長年現場の第一線でマーケティングに携わってきた山口先生ならではの解説がなされます。

そして先生による解説の後は、それぞれのトピックについて「自分に置き換えて考えてください。あなたの会社はいまどういう状況ですか?」という質問が先生から何回も飛んできます。

いつ当てられるか分からない緊張感がありますが、働きながら通えて、また少人数授業を行っている当大学院ならではの光景です(ただし雰囲気は和やかで、笑いも絶えません)。

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