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消費動向の変化 ~節約志向・選別志向の強まり
サブプライム問題に端を発した未曾有の世界経済混乱も、昨年10月のリーマンショックで大底を打ったという認識が、このところ広がりつつある。事実、直近のマクロ経済指標の大半が、急速な回復を示す値となっている。
その間、人々の消費動向も大きく変化し、節約志向・選別志向が強まってきている。消費の二極化が進み、中途半端な戦略・商品・サービスは、従来よりも早いスピードで淘汰される時代となった。
そんな世界経済の急速な後退や消費低迷を理由に、大部分の企業が業績不振に陥る中、着実に成長をし続ける企業も数多く存在する。
中間層の節約志向ニーズの波をうまくとらえ、米ウォルマート・ストアーズは、海外で苦戦したものの、初めて通期売上高で4000億ドル!(約38兆5200億円)の大台を突破し、過去最高を記録した。
日本国内においても、ユニクロを展開するファーストリテイリングは過去最高となる売上を月次ベースであげ続けており、アパレル業界では独走の状態となっている。外食においても、餃子の王将を展開する王将フードサービスが、業績不振に喘ぐ他社を尻目に、2007年8月から21カ月連続で既存店売上高が100%を超える好調ぶりである。
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