夏に行われた知的財産マネジメント特論の集中講義をちょっとのぞかせていただいたとき、ちょうど面白いことを行っていたので、今日はその内容を取り上げてみました。
左の写真は「知財ゲーム」をグループに分かれて行っている風景です。「知財ゲーム」は市販されているゲームではなく、一部の会社が独自に開発した教育用のゲームだが、これがとても良くできていて、ゲームを通しながら、知財の勉強がどんどん頭に入ってくる非常に効果的なゲームだ。初めにゲームの説明があるが、説明を聞いているとただのゲームではないことが良く分かる。なぜなら特許を勝ち取るための施策や、また特許を守るための戦略を立て、それぞれの持ち金を増やさなければならず、自分自身の会社の具体的知的財産マネジメントをそのままゲームの中で実行できる仕組みとなっているところは、これはゲームを超えた難しさと面白さがあると思った。
院生ものめりこむように机に広げられたボードを眺めながら、また手持ちの特許カードなどを確認し、戦略を練っていた。色々な授業スタイルがこの虎ノ門の大学院では行われており、今回の「知財ゲーム」も、そういった意味では院生にとって非常に刺激的な講義だったのではないだろうか。
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