3日目の今日は、チェンジマネジメント特論の第1回目と、先日に続いて最終回となる企業戦略特論2が行われた。
チェンジマネジメント特論の第1回目では、本専攻の山田英二客員教授より、チェンジマネジメントという学問の成り立ちから、これまでの日本企業の変革に伴い、なぜチェンジマネジメントが必要なのか、なぜ変化しなければいけないのか、など受講者とのインタラクティブな会話から、様々な意見が飛び交っていた。そんな中、今回は事前に受講者へ渡していたケーススタディーについて議論が進められ、各企業や事業者において、チェンジマネジメントの必要性を認識させ、更にはマンネリ化した企業体制をいかにして防いでいくのか、また常に変革を意識し、企業を活性化して行くのかなど、受講者からも色々な質問が飛び出す中、時間をオーバーしての議論が続いていた。
そして、少し遅れての2時限目のスタートとなったが、第2回目となる企業戦略特論では、冨山和彦客員教授より、企業戦略を進めるにおいて重要な要素はどういったものがあるか、そして、日本的経営の弱点などについても話があり、厳しい意見などが出る中、非常に納得させられる話がいくつもあった。その中で、企業によっては4半期に渡って見直しや戦略を立てていくケースや、1年に渡る長期戦略を立てるケースなど様々だが、どのようなケースを立てたにしても、必ず犠牲にしなければいけないものがでてくる、例えば、スピードを重視したならば、戦略の緻密さはなくなる。逆を言えば、緻密な計画に基づいた戦略であれば、スピードは落ちてしまうというものだが、両方を均等にといった戦略は戦略とは言えないという話があった。また、戦略とはとがったものでなければ、戦略として機能しないという言葉もあった。今回は前回から引き続き受講者にとっては刺激的な講義だったのではないだろうか。まだまだ話を聞きたいと思っている方も多かったように思うが、時間を超過しての熱い講義が展開された。
明日は「マーケティング特論2」と、「企業財務特論2」が行われる。
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