KIT夏期集中セミナー 「企業財務特論」、「マーケティング特論」

KIT夏期集中セミナー2日目は、前半に「企業財務特論」があり、後半は「マーケティング特論」と昨日から引き続き内容の濃い講義が行われた。

finance.jpg前半の「企業財務特論」では、本専攻の客員教授である大信田博之先生より、企業価値評価の基礎的手法などについての講義があり、インカム・アプローチ、マーケット・アプローチ、コスト・アプローチなどの手法についての説明があった。その後、DCF法の概要や実践的なキャッシュフロー予想として、外部・内部要因分析やFCFの予想などの講義があった。多少なりとも企業財務に対する知識がなければ難しい講義だったかも知れないが、受講生は真剣な表情で講義を聞き入っていた。

marketing.jpgその後15分の休憩を挟んで、2時間目には「マーケティング特論」が始まり、本専攻の山口信和客員教授より、「プレスティージ・マーケティング」につての講義が行われた。本日は第1回目でもあり、マーケティングについての概論的講義もあったが、その中で特に印象的だったのが、「顧客志向の顧客とは誰を指すのか」といった問いに、顧客とはお客さんのみならず、自分が目指すものに対してそれを達成させてくれる人たち全てを指すという話があり、いわゆるそれは、商品を買ってくれる消費者だけではなく、職場の周りにいる仲間や、家族なども顧客であり、大切にしていかなければ、マーケティングはうまくいかないという話だった。顧客という言葉から、今まで連想していたイメージが一気に変わった気がした。

受講生の皆さんからは、終始何かをつかんだような表情で、うなづくしぐさが見られた。明日は昨日の企業戦略特論の2回目の講義が行われ、更にチェンジマネジメント特論の1回目の講義が行われる。
今日も東京は暑い日が続いているが、虎ノ門キャンパスの講義室もますます熱気が高まってきている。

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