模擬講義最後のテーマは「中国における知的財産を巡る最近の話題」と題しまして、中国弁理士の本専攻客員教授でもある張先生にご講義をいただいた。本専攻では、「中国・アジア特許特論」をご担当いただいているが、本日も中国に関する色々な知的財産を巡る問題やまた歴史的背景も踏まえお話をいただいた。
中国の知的財産保護の現状と言うところで、80年代は商標登録件数が約2万件だったのが、現在では66万件以上にもなったと言う話もあり、中国の目まぐるしい経済の発展の一部を垣間見たような気がした。また、中国の「特許法」(専利法)はまだ歴史が浅く85年から施行され現在に至っているとの事で、2008年には、再度特許法が改定され、その内容の一部についても説明があった。
まさに現在の中国における知的財産戦略の一部が、この講義を通じて感じ取られたのではないだろうか。
今回の模擬講義を通じて、多くの方々にお越しいただき、大学院での講義はいったいどのようなものなのか、またここでの授業が自分自身にどのように繋がるのかなど、少しでもこんごの自分のキャリアを考える場になっていただけたらと思った。
中国での知的財産を巡る話題は、まだまだ尽きることはなさそうだ。
科目リンク:中国・アジア特許特論
教員リンク:張立岩 客員教授
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