知的創造システム専攻 ビジネスアーキテクトコースの授業の一つである、エンタプライズ・プログラム・マネジメント(EPM)特論受講の院生の方々は課外活動を通して授業で学んだスキルを実社会で活用して頂けるようにとプロジェクト作成にも力をいれております。
11月6日(日)、EPM特論の一環として、長野県茅野市にインタビューに行きました。パートナーシップの街づくりをめざす茅野市に、EPMを用いたソリューションを提案しようと授業で取り組んでおり、現状の問題点を突き止めるためには、実際に茅野市に出向いて、担当の市役所の方や市民からの情報を集めたほうが的確だとの先生のご判断からです。とはいえ、社会人大学院なので、先生を含め生徒も仕事と学校の掛け持ち。日程がなかなか合わず、11月6日なら、ということで、都合のついた院生5人と大野先生、桑原先生とともに市役所へ行くことになりました。当日は、11時発のスーパーあずさで2時間ほどかけて新宿から茅野へ。
茅野市役所のお二人からお話を聞くこと2時間。途中、市民の方も1人参加され、ヒヤリングを通じて、茅野市の実状と何を私たちが提案できるか、ということを徐々に明らかにしていくことができました。
市を活性化させるための行政と民間の橋渡しとして、ITとアナログのバランスをとりながら、いかに市民をモチベートしていくか。また、限られた予算と資源の中をいかに活用しつつ、文化や芸術というすばらしい利点を持つ茅野市をいかに対外的にアピールできるかが、茅野市の今後の発展を促す2つの大きなポイントであるのでは?と感じることができました。普段は民間の立場でしかものを捕らえることができなかったのですが、行政と民間、を改めて考える良いきっかけになりました。
インタビューの後は、市民の代表の方に地元で有名な「更科」というお蕎麦屋さんに連れて行っていただき、楽しい時間をすごすことができ、改めて茅野という街のよさを感じました。また市役所の方にも日曜日にもかかわらず対応していただき、大変感激いたしました。
12月6日には、市役所の方と市民の方に向けてプレゼンテーション発表が行われます。残り4回の授業を通じ、茅野市の皆さんのお役にたつ提案をいかに実行できるかを考えながら、あずさで帰路についたのでした。(ビジネスアーキテクトコース:藤井裕子、11/9/05)
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