本日は金沢工業大学大学院 知的創造システム専攻 東京・虎ノ門キャンパス開設2周年記念シンポジウム「デジタルコンテンツと知的財産」が開催され、非常に多岐にわたってデジタルコンテンツと知的財産をテーマに意見が飛び交った。今回は、デジタルコンテンツ産業保護政策の観点から経済産業省の前メディアコンテンツ課長より基調講演があり、政府が推進する日本のデジタル産業についての話があり、パネルディスカッションでは、更にパネラーの先生方がもつ専門分野の視点からいろいろな意見交換がなされた。
今回のシンポジウムを振り返ると、これからいかにこのデジタルコンテンツというものが重要視されてくるのか、また国がそのクリエーター達をそだてて行こうとしているのか、そしてそれにかかわる信託産業や、法律の整備など、今回はこれからのことについて様々な専門的意見を聞くことができた。
最後にそういったパネラーの皆様からは、これからのデジタルコンテンツと知的財産を扱う人材としてどのような方々が日本に必要かという話があり、クリエーターの立場からは、やはり世界市場を見て行動できる人材、そしてコミュニケーション能力が高い人材が必要という話があり、政府はそのようなクリエーター達がもっと将来進んでいける道を明確にし、後押しすることが必要との話もあった。そして、それらを保護する法律家や弁理士の立場からは、やはり法の勉強だけではなく、ITなどにも強い専門知識も豊富な人材が必要との話があった。
個人的にはとても有意義な話が聞けたと共に、人材育成という面で、この東京・虎ノ門の大学院が、これからもますます皆様の役に立てればと思った。
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