知的創造システム専攻のみならず、おそらく大学院での講義には教科書といったものは少ないのかもしれないが、特にこの大学院では毎日先生方よりデータが届き、それを講義の時間までに人数分印刷をして、配るといったことを毎日行っている。これはどういう意味かというと、単純に教科書がないだけではなく、講師の先生方が日頃から行っている事柄をそのまま持ってくるといったことをやっているためだ。
これは正直社会人大学院生には刺激的で面白いと思う。つい先日、一人の客員の先生と話をしていると、このようなことをおっしゃっていた。「今は自分がやっている仕事をそのまま事例としてクラスで言っているからね、あまり外にはばらしたくないんだけど、でもかなり面白いと思うよ」
講義資料としては、基本的に講師の方々が作ってきたパワーポイントの資料と、クラスで配布する資料の二通りだが、その他に先生方が推薦する本などもあるが、よく見ると自分が書いた本が多く、虎ノ門キャンパスの図書ラウンジには、客員の先生方が書いた本が結構多く並べられている。また、毎日の新聞や雑誌からそのときの話題を取り上げて生きた授業を毎日提供している。たまに私自身も受けてみたいと思うこともある。
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