先週の土曜日、本学知的創造システム専攻の専修科目研究テーマワークショップがあった。本専攻は1年生ということもありほぼ入学と同時に研究テーマを決める。
大学院の設置基準が改正され、ここ2,3年で専門職大学院が多く設置されてきている。専門職大学院と従来の大学院との違いとは一体何なのか。
専門職大学院の修了要件には、修士論文の提出が必要とされていない。これは専門職大学院が研究者の育成を主な目的としているのではなく、特定の専門分野において実践的プロフェショナルの教育により重点を置いていると見ることができる。
次に挙げられる大きな違いは、実務家教員の設置が義務付けられていることらしい。割合いが決まっており、専任教員の3割以上である。これも上に書かれたように特定の分野で実践的プロフェショナルの育成により重点を置いているように考えることができる。
本学知的創造システム専攻は専門職大学院ではないからといい、何も実践的プロフェッショナルの育成には力を入れていないことは、これっぽっちもない。
1年制である本専攻は、修士論文の提出は修了要件の1つとなっており、修了すれば修士(工学)の学位が授与される。
本学知的創造システム専攻には、「実務家教員」とは呼ばないが、ビジネスの第一線で活躍されている客員教員が約60名いる。専任教員を合わせると約70名になる。70名の学生に対しその数である。
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