今年4月から一挙に9校もの会計専門職大学院が開校を予定しているなど、「大学院」自体や「大学院の専攻」、専門職大学院を含めて社会人が夜間に学べる大学が多くなってきた。
大学院で学ぶ興味のある社会人には選択肢が多ければ多いほどいいとは思うが、あまりに多くなりすぎると逆にどの大学院を選んでいいか相当迷うのではないだろうか。
しかし、大学院の増加に伴い、それを伝えるメディアの露出も目立つようになってきているため情報が目に飛び込み易くなってきているとも言える。
とにかく情報を欠かさずチェックする必要がある。
勿論、それぞれの大学院もホームページ等にて情報を随時提供しているためそれぞれのものをくまなくチェックするのも欠かすことはできないだろう。
数多くなってきた社会人対象の大学院だが、どの分野に興味があろうが、本当に本人の目的に適合する大学院を選択することにこれからはより一層の注意が必要となってくるだろう。
私は、金沢工業大学大学院知的創造システム専攻の1期生になれたことを、非常に誇りに思っています。この大学院は知的財産権、IT技術、ビジネスのそれぞれの分野の教授陣が充実しています。社会人大学院は、今後、増えていくと思います。
この大学院がさらに特色を出すためには、知的財産権とITとビジネスの融合分野における標準化と研究のセンターとなり、新たなビジネスを産みだして行くことを期待します。
例えば、知的財産立国のITインフラとして、請求項記述言語の研究と標準化を行なうということは、この大学院にぴったりのテーマではないかと思います。請求項をコンピュータが理解可能に記述できるようにする請求項記述言語で請求項を記述するようになれば、請求項は単に特許の世界だけで利用されるのではなく、請求項を知識情報としてユビキタスネットワークやWebサービスで利用できるようになると思われます。
年間30万件を超える特許出願は、知識情報の最大の供給源となると思いますので、このような分野で、金沢工業大学大学院知的創造システム専攻が活躍されることを大いに望みます。
久野さん、熱のこもったコメントありがとうございます。将来いつでもまた金沢工業大学に戻って来てください。