ポートフォリオ教育の意味

blog-image1224.jpgまだまだポートフォリオ教育と言うのは発展途上の領域だと思うが、この知的創造システム専攻でも、院生の皆さんにはポートフォリオ作りをやってもらい、一年間の集大成をまとめてもらうようにしている。新しい教育体系でもあるかもしれないが、自分のやってきたことをデータとして残し、どのようにして知識やスキルアップを図ったのかを評価するのがこのポートフォリオである。

先日こちらにお客様が来て、ここでやっているポートフォリオについて是非聞きたいと言われ、その後にも立て続けにポートフォリオ教育の話が聞きたいという方々がこの虎ノ門に来られて、自分もポートフォリオに関する周りの関心度もこれから上がってくるのかなという期待が持てた。実際ポートフォリオ教育(我々はポートフォリオ・インテリジェンスと言っている)は、院生自身のためのものであり、そこには自身が身につけた知識やスキルなどをどのように獲得し、そして今後どのようにそれらを生かしていくのかが書かれている。

修士論文などでは、研究を行いその成果を問われるが、ポートフォリオはプロセスを問われるものである。社会人向けの大学院であるため、それぞれ院生の皆さんは目的意識がはっきりとしており、その分、自分が得たい知識をどのようにして獲得し、そして今後につなげていくのかと言うところがとても大事な部分だと思う。それには、このポートフォリオ教育が持つ可能性と必要性はかなり高い気がする。年明け早々には、ポートフォリオの提出があり、院生の皆様には是非頑張って自分自身のポートフォリオを作り上げていただきたい。

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