この度総合ビジネス誌「財界」の12・7号に、大学改革の特集記事として、金沢工業大学が起こす「就職内定率100%」の旋風と題した記事が掲載されました。やはり就職率というものはこの先も大学を選ぶ上でも大事な要素になってくるのかもしれませんが、記事の中身を読むと我々の大学が行っている数々の新しい取り組みが紹介され、それがどのように就職率アップにつながっているのかが、金沢工業大学学長のインタビューを交え紹介されている。
このブログでも幾度と無く紹介してきた金沢工業大学の人間力教育ですが、この雑誌でも「夢考房」や、工学設計教育などの、行動する技術者育成について紹介されている。ならばこの大学院ではどうなのかと言うと、もちろんその教育方針は受け継いでいる。この知的創造システム専攻では、対象が社会人であるため、既に社会経験を持ち人間力教育と言っても、大学生達と同じ教育内容ではちょっと無理がある。そこで、この大学院で行っているのが、前回紹介したEQジャパンさんと協力して行っている、自己認識診断テストと、そこから自分自身の強みや弱みなどを自覚し、そしてリーダーシップセミナーで、自己認識診断テストを基にして授業を行い、自分の強みや良さは更に伸ばしていくにはどうしたらよいか、また自分に足りないところや弱みはどのようにして克服していく事が出来るのかなどを勉強していく。
社会人だからこそ、自分自身を素直にもう一度見つめなおせるのかもしれないが、この大学院での人間力教育というものも、非常に斬新で新しい取り組みだとおもう。まだまだ始まったばかりの大学院だが、既に色々な特徴を出しつつあるんじゃないだろうか。(自分で宣伝ばかりやってます・・すいません)
ちなみに就職率の話に戻って、実際どれくらい高い就職率を保っているのかというと、文系と理系では平均約5%~7%の違いがあるが、その中でも理系の大学全体での就職率は大体95%前後となっている。その中で、金沢工業大学の就職率は99.6%今年は、99.7%に上がるよう、頑張っている。ほぼ100%と言っていいが、この驚異的な数字は、学生達のやる気と努力、そして教職員の地道なサポートが無ければ生まれない。
雑誌媒体などで最近取りざたされている、この金沢工業大学の驚異的な就職率は、今突然起こったものではなく、日々の積み重ねによる地道な努力と、思い切った改革の取り組みによるものだと思う。この大学院ブログも、日々の積み重ねを心がけ、頑張っていこうと思う。皆様是非コメントをお願いします。
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