本学知的創造システム専攻のパンフレットに、「キャリアアップ、自己実現を可能にする知的創造システム専攻の7大特色」とあり、その7つの中の1つに「アクションラーニング」が挙げられている。
そこには、「アクションラーニング」とは、現在米国で主流になりつつある複雑系教育指導システムで、様々な教育指導形式、教育マテリアル(道具)、そして教育環境の組み合わせにより知識・技術の修得に終わるだけでなく様々な人間力を開発するものです。 講義だけでは単なる知識の蓄積です。 常に不確定要素を受け入れて、状況に対応できる柔軟なコンピテンシーはアクションラーニングから修得できます。」と簡単な解説がある。
「現在米国で流行しつつある、、」とあるが、調べてみるとこの「アクションラーニング」は1900年代の初頭に、アメリカの哲学者ジョン・デューイが考案した教育理念が事の発端であるようだ。 アメリカにおける当時の教育システムは概念や理論を中心に教えるのが主流であったため、彼、デューイはもっと実社会と類似した教育システムが必要であると考えた。 以上が簡単な「アクションラーニング」歴史である。
現実の問題では常に付きまとう不確定要素を取り入れ、試行錯誤の結果をリフレクションさせたり、自分達に何があって何が足りなかったのかを検証したりと、グループを組んで問題に挑むのだ。
今日、企業でもリーダーの育成にはこの「アクションラーニング」は必要不可欠であると考えられ始め、国内外を問わず多くの企業が「アクションラーニング」を取り入れているようだ。
本学知的創造システム専攻では「アクションラーニング」を大学院教育に初めて本格導入している。
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