大学院Blogとその狙い

saki.gifIDGのCOMPUTERWORLD12月にある「ビジネスブログ」の可能性を探るに関連して、本大学院にて実施しているブログを考察してみる。

これまでも、本大学院では、ブログ以前より、大学院のHP、幾度かの新聞広告、ポスターやパンフレットの作成などによる本大学院の内容を掲示してきたり、実際に11月5日6日にも実施される大学院説明会(模擬講義を含む)等により少しでも多くの方々にその内容の理解に努力を行っている。

要するに、これまでは、「マスメディア向け」そして「Webマーケティング」を中心とした方法であった。これも重要なひとつの手法であると考えられるが、Computer Worldにもあるように以下のような問題点がある。

ユーザを一度は引き込めることはできても、その後何度もアクセスさせることは容易ではなかった。

いわゆる一過的なアクセスを集めることはできるが、それで終わってしまうということが考えられる。また、この手段を補完する手段として「メール・マーケティング」が存在するが、現在のその手段そのものが、内容のないメールを頻繁に送ることになる可能性もあると指摘されている。さらに、スパムメール・迷惑メールとしてユーザ以前にメールシステムにおいて、必要ないメールとして判断される可能性が高くなってきており、手段としては好ましくなくなってきているのが現状である。

本学でも、このように、「メール・マーケティング」と、「WEBマーケティング」の間を補完するようなシステムの存在を模索していた。如何にして、興味のある方々に本大学院の内容を理解してもらいつつ、こちらのスタッフにおいても、その活動が多大なる負担とならないような仕組みが必要とされていた。

そこで登場したのがブログという存在であった。

メールのように頻繁すぎて好まれないメディアとしての存在ではなく、且つ、WEBページのように一度訪れたら、再度来るのことの少ない静的なメディアでもない、毎日更新が行われ、毎日興味のある方にも負担なく、WEBに訪れてもらえるようなシステムとして、このブログが最も有用であると考えられる。

現在、本学では、何度も登場しているポートフォリオ教育でのアクションラーニングシステムにおいても、ブログ機能に存在するトラックバックやコメント機能を利用することで実現することも考えられる(要するに院生同士や教師間での意見交換の手段として)。現在は本ブログにあるように表に見えているものはいわゆる広報的な存在としてしか見えないが、その奥行きを考えるともっと利用されるシーンもあり得ると考えている。

今後も、本大学院でのブログはさらに応用されていくであろう。それにより、さらに本大学院の講義の様子、院生のスキル向上の様子すらも明確にされていくのかも知れない。

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