知的創造社会へ向けて

image-blog.jpg問い合わせの中によくあるのが、「私は文系なのですが、この大学院を受けてもやっていけるのでしょうか?」という質問だ。確かに、金沢工業大学は工科系の総合大学だし、修得できる修士号も工学だ。そこから見ても、文系の方が心配するのは無理もない。だが、実際ここの一期生の中には文系の方は非常に多い。大体4割から5割の方は、文系出身者だ。(ということは約半数の院生が文系ということになる)

授業の中にはもちろんIT分野に関する授業が組み込まれていたり、必須科目として、インターネットワーキング特論などをがあったりもするが、ここでは知識を一から積み上げて行くことも可能だ。授業の中では、演習問題などのプラクティカムを通して、実践的な授業を行ったり、院生一人一人には、ノートパソコンを貸し出し、授業中にもネットを通じての講義なども行われている。

最初は戸惑いを隠せない方も多いだろうし、実際不安でしょうがないという院生からの声をよく耳にするが、そんな中でも、クラスの仲間と助け合いながら皆さん頑張っている。

情報化社会の中で、企業を目指す方も、又は会社の知的財産を扱う人も、やはりITの知識は必要不可欠だ。

文理融合型の教科というものは、もしかしたらこれからもっともっと増えていくかもしれない。逆に、分けて考えていることが不自然な場合もあると思う。この知的創造システム専攻では、修得できるのは修士(工学)だが、中身はこれからの日本社会に必要な分野であり、そこには文系も理系も関係ない、知的創造社会に向けた授業が展開されている。

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