金沢工業大学HPのニュース欄より以下抜粋。「10月4日発売の週刊東洋経済10月9日号「本当に強い大学2004」は、財務・経営革新・人材創出・研究の4つの力で大学の力を検証し、KITが“日本のベスト30私大”11位に選ばれました。個別指標では「経営革新力トップ50」 8位 、『人材創出力トップ50校』5位、「研究力ベスト50校」11位にそれぞれ選ばれています。」
金沢工業大学では、これまでさまざまな取り組みを行い、教育付加価値日本一の大学を目指すとともに、学生を顧客とみなし、質の高い教育(サービス)を提供してきた。その試みが、いろいろな場面で、今評価されてきているように思える。この「週刊東洋経済10・9号」を読んでいても、都心にある有名大学と肩を並べて、金沢工業大学の取り組みが多く紹介されている。
2007年の全入時代を間近に控え、大学改革が大きく取りざたされるようになって来たが、大学選びも、既に名前と偏差値で決める時代は終わっている。その証拠が、このような大学に対する特集記事でも分かるように、周りの大学に対する目が変わろうとしている一つの証拠だと思う。
大学のブランディングは、アメリカでは既にマーケティング手法の一部として行われているが、教育の中でのブランドとはいったい何を指すのだろうか。名前や歴史的な背景は、確かにブランドの一部として、前面に出しているところもあるだろうが、これからは、大学の特色を表面化し、それをブランドとして打ち出して行くことが、必要となってくるだろう。ブランドは、周りから認められなければ、ブランドとして確立しない。ブランド=高価な物、となっている世の中で、大学のブランドとは、大学の特色そのものであり、その価値の高さを、これからもっともっと多くの人達に知ってもらう必要があるだろう。
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