今日は「私の大学院生活」と題しまして、知的創造システム専攻の知的財産プロフェショナルコースに所属する、鈴木 友子さんの大学院生活をご紹介します。今後も多くの院生の皆様から、この大学院の生活はどのようなものなのか、また、どのようにして仕事と勉強を両立しているのかなど、実際の状況や大学院生活の厳しさ、また面白さなどを、インタビューして行こうと思っています。
さて、今日の主役であります鈴木さんは、大学時代には工学系の勉強をされ、技術系の仕事に興味を持っていたが、ある日、技術系雑誌に載っていた特許事務所の求人広告で興味を持ち、現在の仕事に着く事となったが、その時には、特許のことなどはまるで知らず、普通ならば弁理士の方などが多くつく職場に入ることとなり、本人曰く「私はまさに、ゼロからのスタートでした」と言われるように、本人には不安は隠せない状態だったようだ。だがそういっている間にも、5年もの月日が過ぎ、本人も知的財産に関する興味も増えつつ、更には弁理士資格を取りたいという気持ちも沸いて来たそんな時、この知的創造システム専攻を知ることになった。もともと本人の興味があったITとそして知的財産が組み合わさったこの大学院は、まさに本人が求めていた大学院だったようだ。(有難いことです!)
また、鈴木さんは大学院で自分の視野を広げたいと思い、実務知識を得るだけではなく、大学院という場を利用して、特許事務所からでしか見えなかった知財の必要性だけではなく、自分自身の今までに持っていなかった企業に対する知財の重要性などについて、今いる院生達との交流の中で、自分の視野を広げて行きたいとの事だった。私はこの言葉を聞いて、学校という場所は人によってさまざまなかたちに変わって行くことをあらためて感じさせられた。
仕事との両立と言うことで、社会人大学院を目指す方なら誰もが知りたがる部分だと思うが、鈴木さんにその辺を聞いてみると、やはり本人も不安があり、更には体もあまり丈夫ではなかったと言うこともあって、前期の履修は控えめに、授業も4科目くらいに抑えていたが、後期に入り自分にも多少自信がついてきた事と、後期の科目には本人が興味のある科目が沢山あったということもあり、なんと12科目も履修している。(前期の3倍です。)私も聞いていてびっくりしたが、どうしても取りたい科目が毎日続いていたので、大変だけど頑張っているとの事だった。
大学院生活の中でやはり厳しいと思ったことを聞いてみると、授業ではグループワークが多く、日頃からあまり人と接する仕事をしていなかったため、不安だった事もあったという。また、課題も多く、日曜日が宿題でなくなるといった事はしょっちゅうだったようだ。
そんな大学院生活の中で、鈴木さんが皆さんに教える、大学院生活の楽しみ方は、「寄り道を楽しむ事!」だそうだ。仕事帰りに大学院に来て勉強するのはとても大変なことだが、鈴木さんは日頃から、大学院に通うときには、いろいろなお店を発掘しながら、虎ノ門と言う場所を探検し、楽しむようにしているそうだ。「夕食の食べ歩きも楽しいですよ!」、そう言っている鈴木さんは本当に楽しそうだった。また、通学ルートをたまに変えて見るのも、新しい発見にはいいのだという。苦痛な通学も、ちょっとした気持ちの切り替えで、楽しいものに変える。また、今一緒に勉強している人達と、雑談をしながら楽しむことも、大切な寄り道なような気もする。
1年間と言う短く、限られた時間の中で、自分自身の大学院生活の楽しみ方や過ごし方を、これからもシリーズでお伝えして行きたい。第一弾として、今回は知的財産プロフェショナルコースの鈴木さんに無理やりお願いして、記事を書かせていただいた。有難う御座いました。また機会があれば是非記事を書かせてください!
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