『2006年5月』アーカイブ

技術、製品開発特論の講義は本日で9回目を数え、これまで行ってきたケーススタディも今回は損益計算書、キャッシュフローベースの資金の検討に入りました。
やはりお金が絡んだ話になってみて急に現実感が増してきたというか、切実感が感じられたのは私だけでしょうか。
どんなにすばらしい技術があってもそれを活かし、育てるのは経営者の覚悟と正しい選択があってのこと。必要な資金をどのように見通し、確保していくのか。また、ベンチャーであればなおのこと事業の初期段階で必要な事業資金を手当てするために何をすべきか。高野先生の言葉に時間を忘れて真剣に考えさせられる時間でした。

次回からは携帯電話の燃料電池の事業プランというホットなケースを経営戦略策定に必要なSWOT分析をはじめとしたさまざまな分析手法を活用してスタディします。

ネットで検索してみるとこの分野はまさに企業間戦争の真っ只中ですね。
身近な携帯電話ひとつでも、将来の環境変化予測を考えるために非常に広範な情報、知見を要求されるとわかり、私たち学生の間でも奮い立たせられるものを感じています。

BAコース1期生かとうです。

水曜日に行われているビジネスモデル開発特論では、全15回を4名の
先生方が分担されているので、さまざまな分野を修得できるカリキュラム
となっています。

昨日は㈱資産工学研究所 坂本善博先生がご担当されるパートの最終
回となっており、自分一人でナレッジファシリテーションを行うというワーク
ショップが行われました。前回まではずっとグループ演習でしたので、いよ
いよ独り立ちという感じです。

その内容は、自らがテーマを選定し、原理・原則をベースにナレッジ(アイ
デア)を広げていくという、かなり高度なものでした。いざ取りかかってみる
と、なかなかナレッジが展開できなかったり、うまく分類できなかったり等々、
最初のうちは院生の皆さんにも多少のとまどいがあったようです。が、さすが
社会人大学院生、講義で修得したスキルを存分に発揮して、何枚もの
ポストイットが徐々に整理されていきました。

時間の関係上完成まではたどりつけませんでしたが、坂本先生曰く、


「今日の結果をシートに落として実践と修正を10回繰り返したら、その
テーマに関して世界一のナレッジシートができあがるよ」

とのことでした。
入学して2ヶ月も経っていませんが、ついに世界一が見えてきたようです!
あ、つい舞い上がってしまいました・・・。

講義終了時には、全員から感謝を込めた大きな拍手が沸き起こりました。
坂本先生、密度の濃い講義をありがとうございました。

5月20日土曜日に第一回Acroknowl Clubが開催されました。 

Acroknowl Clubとは、知的創造システム専攻を修了したメンバーが集う同窓会であり、専攻を修了したあとも、専攻で得た知識をもとにお互い研鑽し続け、キャンパスで築いた仲間との交流を途絶えさせることなく更に強いものにしていくために、現役院生の方々を含め、修了生同士のつながりを広めていこうと立ち上げたものです。


記念すべき第一回目は酒井宏明教授を講師にお迎えし、御講演頂きました。
“実務家と経営者そして研究者”というテーマでお話を頂き、講演の内容にはいくつもの参考になるキーワードがちりばめられ非常にためになるものでした。
会場となった12階の教室には50名を超える参加者が集い、真剣に講演を聞いていました。 講演のあと質疑応答があり、酒井先生から参加者に「若さの秘密」が特別に伝授されました。

講演終了後のコーヒータイムでは、軽食や飲み物が用意され、1期・2期そして現役生が揃い、活発な情報交換が行われました。
修了生は現役生から学ぼうとする強いエネルギーを感じ、現役生は修了した後も学び続ける修了生から、いろいろなアドバイスを受け、これからの糧にすることが出来たようです。


今回、酒井先生に御講演頂きましたが、今後は修了後も研究等を続けられている方々の報告やプレゼンも含めながら、月1回を目途に続けていきたいと思っております。

なお、次回は2期EB修了生の皆さんが続けている「研究会」の活動について、6月17日にお話頂くことになっております。

5月24日にIDGジャパンより発売された「ITアーキテクト Vol.5」ムック本にて、知的創造システム専攻客員教授 大野克己先生(現職:株式会社ヘッドストロング・ジャパン シニア・マネージングコンサルタント) が「ビジネス・アーキテクトとITアーキテクト」という記事を寄稿しましたので、BLOGにてご報告いたします。

記事の内容は、大野先生が担当されているEPM(エンタープライズ・プログラム・マネジメント)特論の中で話されている内容を中心となっています。

今期も後学期にEPM特論を担当されるので、3期生の方々は履修前にちょっとした事前勉強が可能かもしれません。

WEBにて”ちょっと読む”事も可能です
http://direct.idg.co.jp/item_detail.command?item_cd=IT_ARCHITECT5

五月のゴールデンウィーク以降、各科目から課題をしっかりと出され、クラスの仲間たちはそれぞれに対応に追われ始めているようで、私も気がついたらすっかりブログを忘れていました。前回のビジネスモデル開発特論はQBハウスをベンチマークにビジネスモデルの要素をみんなで考え、ファシリテーターを中心に講義の時間内に見事に取りまとめていました。複数の人たちが考えるとこんなに幅広い視点から多くの要素を抽出できることに感心し、さらにその場で分類、整理を短時間で行うことによりそれまで表現できていなかったことまでもがわかりやすくまとまっていく様をまさに(参加しながら)ライブで体感することができました。率直に言ってスゴカッタ。昨日の内容も書き込みたいのですが、まもなく講義の開始時間なので次回ということで・・・

2005年9月より金沢工業大学は経済産業省からの委託を受けて 「知財スキルの標準化に関する研究会」(委員長:杉光一成  知的創造システム専攻教授)についての記事が日経BPに掲載されました。

日経BP記事サイトhttp://www.nikkeibp.co.jp/news/biz06q2/503573/

今後もこの「知財スキルの標準化に関する研究会」は引き続き行われます。

みなさんゴールデンウイークは楽しく過ごせましたでしょうか? 3-4-5と知的創造システム専攻もお休みでしたが、6日は授業があり通常通りキャンパスには院生が大勢来ておりました。

1年制の大学院であるため先輩や後輩と一緒に講義を受ける機会が滅多にありませんが、今期は昨年よりもより活発に「研究会」や「同窓会」を行い同期生同士のコミュニケーションの場や、修了生・在学生と交流の機会があります。

現在、ビジネスコース修了生研究会では、ビジネスコース修了生が作成したポートフォリオ(修士論文)を修了後も追加・更新・発展させ引き続き研究を行うために設けられたそうです。

さらに研究だけではなく、参考になる文献や論文を読みグループで意見交換をしそれぞれの研究にプラスしたり、ナレッジを高めるために行われているようです。

今後も幅広い面での修了生の活躍に期待がかかる。

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