28日の日曜日は、25日の台風により延期になっていた、ITアーキテクトコースの千葉大作客員助教授による公開模擬講義「オープンソースによるソフトウェア産業の革新的パラダイムシフト」が無事に実施された。
千葉先生はオープンソースのプロフェッショナルで、本専攻においては、オープンソース設計特論を今年度の前学期にご担当された。
来年度のオープンソース系の科目では、オープンソース設計特論に加えて、オープンソースモデリング特論が新設される予定である。
オープンソースソフトウェア(Open Source Software,以下OSSとする)とは何か、から始まり、その意義や市場の現状、そしてソフトウェア開発の大規模分散化、などについて講義がなされた。
OSSとはおおまかに言って、無償、改変・再配布自由、ソースコードの公開、を特徴とするソフトウェアである。扱いがフリーなため、自分しか知らないようなことを公開したり、逆に他者の知識を容易に得ることで相乗効果があり、よりよいものが出来上がっていくようである。
Linuxが急速に勢いを増しているようである。本専攻では来年度、Linuxシステム管理特論が新たに設けられる予定である。
これまでの公開模擬講義でもそうだが、今回も随所に参加者からの質問があり、白熱した議論が展開されていてように思う。