本日は、第3期修了生の李必連さんよりいただきましたメッセージをお送りします。
以下李さんからのメッセージです。
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6月も最終週に入り、各授業ではたくさんの課題やグループワークが盛んに行われているようです。そんな中、3期修了生である私がチューターとして参加しているデジタル著作権特論では、毎年恒例の判例研究の研究発表が行われました。
前半の講義部分ではやさしい市村先生ですが、後半に入って判例研究が始まるときには厳しい一面が伺えます。
判例をどっさり読んでグループ研究をするということは、時間を惜しんで大学院に来られている院生にとっては、厳しいことかもしれません。グループで行う以上、個人での発表以上にこれは自主性が非常に問われることだと思います。
特に今まで「判例」なんて見も聞きもしてこなかった受講生が、初めて挑むものでもあるのですから、やはり難しいものです。
しかし、KITに来られている方は、みなさんとてもやる気に満ち溢れている方ばかりで、いくら厳しい状況下においても、それをやり遂げるというすばらしい気概を持っています。その結果、22日から始まった研究発表においては、今まで以上の非常にレベルの高い資料が作成され、細部にまで研究がなされていました。これも毎日の授業の終了後、グループメンバーで集まり議論したり、Eメールが夜中でもやり取りされたり、休みの日も熱心に研究に取り組んだ賜物ともいえるでしょう。
こうして一生懸命に課題に取り組む過程があってこそ、未知なるものであった判例の読み方がわかり、それらに対するしっかりとした見解が生まれるのではないでしょうか。
7月下旬の前期終了まで、のしかかってくる課題とテストの山をどうにか元気に乗り切ってほしいと思います。
3期修了生 李 必連
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今年から始まった特別講演の第一弾は、「企業再生の”現場”で学んだこと -企業再生の”現場”から見た資本主義環境下における企業経営-」と題して、株式会社カネボウ化粧品 代表取締役社長執行役員 知識賢治氏に講演いただきました。
特に最初に話のあった、知識氏にとってマネジメントの本質とは「矛盾と対峙し続ける」こと、という言葉があり、寝ているとき意外は常に日々の業務の中で「何が正しい判断か」を極限まで悩み、考え続けながら意思決定を毎日繰り返していたという話がありました。そんな中、「割り切らない」ことの重要性について、日々の過酷な業務にも、割り切った考えは決して持たず、「割り切る」言葉を禁句としたという話は、非常に重みのある言葉でした。
今回のKIT虎ノ門サロンでは、音楽評論家でエキサイト・ミュージック・エンターテインメント(株)取締役である、平山雄一氏を迎えて、「エンターテインメントにとってニュービジネスとは?」と題し、ここ10年間での音楽業界の変化やそれに伴う新しいビジネスモデルについての話があった。
昨日6月17日に行われた「NHK大学ロボコン2007~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会」で見事優勝を果たしました。金沢工業大学のKIT夢考房ロボットプロジェクトは、過去5年間で「準優勝2回」、「ベストフ4が2回」、「ベスト6が1回」のNHK大学ロボコンでは常連校ではありますが、「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2002東京大会」(第1回大会)では、審査委員の推薦により大会へ出場し、大会最高賞の「第1回ABUロボコン大賞」を受賞しました。
夢考房ロボカッププロジェクトは、金沢工業大学の学生達が自分達で立ち上げたプロジェクトの一つで、世界大会へも何度も出場するほどのロボカップ大会では常連校の一つとなっている。
今回は、新型の機体で望んだ大会でもあったが、機体を動かすためのソフトウェアがまだ完全ではなかったため、思うような試合展開は出来なかったようだが、そのなかでも4勝2敗の戦績を残した。
夢考房プロジェクトでは、その他代表的なのがソーラーカー、ソーラーボート、鳥人間、NHKロボコンなどがあるが、それぞれが学生達自身でプロジェクトを運営し、毎日遅くまで製作に取り組んでいる。