事業報告

「英語でものづくり」 高松中学校で出前授業

「上級英語Ⅰ(CLE²)」を受講する4年生10名が「英語でものづくり」をテーマにした出前授業を12月6日(金)に高松中学校(かほく市)で実施し、同校の2年生80名に英語と日本語で授業を行いました。

学生は工学の専門科目を英語で学ぶ取り組み=CLE²(工学・英語協同学習)に励んでおり、出前授業には、学生が教師役を務めて中学生に教えることで、自分の理解をより深めるとともに、コミュニケーションスキルの向上を図る狙いがあります。セラ・フォーブス講師、大原しのぶ教授、松下臣仁准教授、宮野肇講師が同行しました。

授業は3つのクラスに分けてそれぞれ別のテーマで実施し、作業に入る前に学生が英語で手順を指導しました。英語での授業にはじめは戸惑いを見せていた中学生も、次第に慣れた様子で「Help!」と手を挙げる姿も見られました。

【輪ゴムカーレース】
2~3人のグループに分かれて、CDと輪ゴム、竹の棒を使い、バネの力を応用して動く「輪ゴムカー」を制作しました。生徒たちは運動エネルギーについて学び、できあがった輪ゴムカーを走らせて走行距離を競いました。

【コンピュータ・アニメーション】
簡単なプログラミングソフトを用いてアニメーション制作にチャレンジしました。学生がソフトの使い方を一通り説明した後、生徒たちは2人1組でパソコンに向かい、画面上のスティックフィギュアを歩かせたり、ジャンプさせたりして動きを付け、オリジナルのアニメーションを作って楽しみました。

【マシュマロタワー】
マシュマロとスパゲッティを使ってどれだけ高いタワーを作ることができるかを2~3人のグループ単位で競いました。はじめに学生が、どうすれば丈夫で高いタワーにできるかについてヒントを与え、生徒たちはそれを頼りに、グループで知恵を出し合って試行錯誤しながらマシュマロをスパゲッティでつないでいきました。

フォーブス講師は学生たちの教師ぶりについて、「声がよく出て、アイコンタクトもできていた。笑顔でにこやかにプレゼンテーションできたことが素晴らしく、チームワークもよかった。学生たちにとっても自信になったのではないか」と高く評価しました。

2013年12月18日 12:04

英語での発表技法競うポスタープレゼンテーションを実施

11月19日(火)、グローバル情報工学科4年生が「4th Annual Gaming Conference」を開き、英語によるポスタープレゼンテーションに臨みました。

この取り組みは「国際コミュニケーションⅠ」の授業で実施したもので、学生は好きなゲームを一つ選び、その特徴や進め方、必勝法など、内容を解説するポスターをプレゼンテーションソフトで制作。会場となったEラウンジに掲示し、それぞれのポスターのそばに立ってプレゼンテーターを務めました。学生と英語科教員がビジター役となり、英語で説明と質疑応に取り組みました。授業の後半は多目的実験室へ場所を移し、プレゼンター役とビジター役を交代して行いました。

ビジターはすべてのプレゼンテーションを聞いた後、プレゼンテーターのふるまいや態度、笑顔、表情などを審査して投票し、最も優れたポスターとプレゼンテーターをそれぞれ選出しました。

プレゼンテーション技術の育成は金沢高専が最も重視する教育の一つで、学生は効果的な資料の作り方や、伝えたいことを簡潔にわかりやすく伝える発表技法を実地で学びます。初めは緊張した様子で話していた学生も、発表を繰り返すうちに自信をつけ、堂々と発表する姿が見られました。

2013年11月21日 12:11

高専英語プレゼンテーションコンテストに出場 英語でのスピーチ力競う

第7回東海北陸地区高等専門学校英語プレゼンテーションコンテストが11月9日(土)に沼津高専(静岡県)で開催され、金沢高専から大久保駿介さん(電気電子工学科4年)、北口知樹さん(グローバル情報工学科4年)の2名がスピーチ部門に出場しました。

大久保さんは「The Odd Life of Me(僕の変わった生き方)」と題し、「他人と同じ生き方をするのではなく、個性や自分らしさを大切に生きたい」と自らの主張を述べました。北口さんは、昨年度の1年間、ニュージーランドに留学した経験から、「A Deeper Understanding(理解を深める)」と題して、日本と同国との宗教観の違いについて考察しました。

両名とも残念ながら入賞を逃しましたが、大原しのぶ教授は「コンテスト直前にシンガポール修学旅行があり、練習時間が少なかったにもかかわらず、2人とも非常によく仕上がっていた。過密な日程の中でチャレンジした二人を誇りに思う」と称えました。

2013年11月14日 14:31

シンガポール修学旅行 異文化への理解深めた1週間

学生同士の友情もさらに深まった修学旅行

11月3日(日)からシンガポール修学旅行に出かけていた4年生100名と引率教員5名が9日(土)午後、無事帰校しました。

一行はシンガポールのシンボル・マーライオンが立つ「マーライオン・パーク」や、市民の貴重な水源となるダムを中心とした複合テーマパーク「マリーナ・ベイ・サンズ」、市内を一望できるマウント・フェーバーなどを巡ってシンガポールの洗練された都会的な魅力を満喫したほか、隣国のマレーシアにも足を伸ばし、ジョホール・バルでモスクが建ち並ぶ歴史ある街並みを見学しました。シンガポール屈指の観光スポットであるセントーサ島やリトル・インディア、チャイナタウン、ナイトサファリなども楽しみました。

提携校であるシンガポール理工学院を訪問した際にはスポーツ交歓会を開いて両校の学生が交流しました。今年は競技に初めてハンドボールを取り入れ、両校の対抗戦や混合チームでゲームを楽しみました。旅行最終日にはシンガポール理工学院生との「サヨナラパーティー」が開かれ、食事や会話を楽しみながら親睦を深めていました。

日ごろの学習の成果を実地で試そうと、積極的に英語で現地の人と会話する学生の姿も見られ、短いながらも海外での貴重な経験を通し、着実に成長した様子がうかがわれました。

2013年11月13日 16:13

オタゴ・ポリテクニクから教員2名が来校、留学生の近況語る

10月10日(木)、金沢高専の提携校であるニュージーランド国立オタゴ・ポリテクニクから、ジョン・フィンドレー工学部長と、留学プログラムをマネジメントするネーサン・ダンバー氏が来校されました。

金沢高専では、1年間にわたって同校で英語と工学を学ぶ留学プログラムを実施しており、今年度は3年生17名が参加しています。

山田弘文校長を表敬訪問した両氏は、「金沢高専の学生はオタゴの授業やホームステイでの暮らし、英語でのコミュニケーションにもすっかり慣れ、留学生活を楽しんでいるようだ」と留学中の学生の近況を知らせたほか、グローバル化を目指す日本の教育政策などについて意見を交換しました。

両氏はその後、松下臣仁准教授らとミーティングを行い、来年度の留学プログラムについて打ち合わせました。また、4年生に進級した昨年度の留学生とも懇談し、今年3月以来となる再会を喜び合いました。

2013年10月11日 14:40

シンガポールから短期留学生12名が来校。マイルプログラムがスタート

金沢高専の提携校であるシンガポール理工学院から、学生12名と教員1名が来日し、平成25年度のマイルプログラムがスタートしました。

留学生一行は9月30日夜に小松空港から金沢高専に到着し、ホストファミリーとなる金沢高専生とその家族と対面しました。10月1日(火)の朝にはそろって登校し、山田弘文校長を表敬訪問。山田校長は「学生同士の交流を深め、互いがもっと学び合えるプログラムに発展させてほしい」と期待を込め、留学生を激励しました。留学生は一人ひとり自己紹介し、中には流ちょうな日本語で挨拶する学生もいました。

留学生はその後。金沢高専の授業に参加したり、キャンパスツアーに出かけるなどして過ごしました。プログラム期間中、金沢市内の中学校や保育園を見学したり、兼六園や武家屋敷などを観光するほか、5日(土)・6日(日)に開催される高専祭に参加する予定です。

2013年10月 1日 14:42

夏休み海外英語研修 クッキングショーやコーヒーアワーを楽しむ

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アメリカ・バーモント州にあるセントマイケルズ大学に短期留学中の学生たちが、現地での生活を満喫している様子を伝える写真が届きました。

学生は同大学で英会話を学びながら、スチューデント・アシスタント(SA)と呼ばれる現地の同世代の学生たちとともに小旅行やショッピングに出かけたり、さまざまなアクティビティーを楽しんでいます。先日はブルーベリー農園で摘んできたブルーベリーを使ってマフィンやパイを学生たちが手作りし、出来ばえを競うクッキングショーを行いました。

毎週水曜日にはコーヒーやお菓子とともに会話を楽しむ「コーヒーアワー」が同大学のロビーであり、コロンビアなど他国からの留学生とも交流しました。金沢高専の学生は日本から持って行ったスナック菓子を振る舞い、たいへん好評だったとのことです。smc-8.jpg

また、18日(木)にはセントマイケルズ大学との交流20周年を祝う記念の食事会が開かれました。日本から向井守副校長、泉屋吉郎常務理事、泉屋利吉東京虎ノ門事務室長らが出席して歓待を受け、同大学のジャック・ニューハウザー学長をはじめとする職員らと親ぼくを深めました。

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2013年7月26日 14:43

夏休み海外英語研修に出発 1カ月間のアメリカ生活がスタート

7月13日(土)未明、2年生27名と引率の向井守副校長ら教職員4名が、アメリカ・セントマイケルズ大学での海外英語研修に出発し、日本時間の15日朝、無事現地に到着しました。

学生は1カ月間にわたる研修中、平日は毎日英語の授業、休日にはショッピングやハイキング、小旅行などさまざまなアクティビティーをして過ごします。スチューデント・アシスタントと呼ばれる現地の学生スタッフと常時ともに過ごすのも特徴で、日常生活の中でも英語を使うため、会話力がみるみる上達していきます。

また 今年は研修が始まってちょうど20回目を迎える節目の年で、20周年を記念したイベントなども企画されています。現地での様子は、帰国後に追ってご報告いたします。なお、帰国は8月13日(火)を予定しています。

 

2013年7月16日 16:52

海外英語研修最終説明会を実施

アメリカ・セントマイケルズ大学での海外英語研修に向けた最終の説明会が7月4日(木)に金沢高専合同講義室で行われ、参加する2年生とその保護者の方らが出席しました。

出発を1週間後に控え、持ち物等の最終確認をしたほか、セントマイケルズ大学内の診療所に健康状態や病歴などを申告する提出書類に記入したり、日本での連絡先を確認するなどしました。

一行は7月13日(土)未明に金沢高専を出発し、約1カ月にわたって語学研修や小旅行、現地の学生との交流などさまざまなアクティビティを楽しむ予定です。

2013年7月 5日 14:12

夏休み海外英語研修 保護者説明会を実施

平成25年度アメリカ英語研修の説明会を5月29日(水)夜、金沢高専会議室で実施し、参加学生28名の保護者らが出席しました。

アメリカ英語研修は、毎年7月上旬から8月にかけ、2年生の希望者が提携校のセントマイケルズ大学(バーモント州)で約1カ月を過ごす短期留学プログラムです。参加者は同大学の学生などを中心とした「ステューデント・アシスタント」と呼ばれる現地スタッフと常時ともに行動し、英語のレッスンのほか、ショッピングや小旅行などさまざまなアクティビティを体験します。

説明会では研修のスケジュールや費用の詳細、持ち物などを説明し、飛行機でのマナーや現地の生活における注意点を確認しました。

今年度の研修は7月13日(土)に出発予定です。

説明する向井守副校長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左から、引率を担当する教員の大原しのぶ教授、松下臣仁准教授、ゲイロード・ドリーン教授

 

2013年6月 5日 09:25

ニュージーランド留学帰国報告会 1年間の成果を英語で披露

4月19日(金)、ニュージーランド留学帰国報告会を金沢高専合同講義室で開催し、保護者、教職員、今年度の留学を控えた3年生ら約150名を前に、先月帰国した4年生12名が1年間の留学成果を発表しました。



12名は3年次の昨年度、ニュージーランド国立オタゴ・ポリテクニク(ダニーデン市)に留学し、英語だけでなく情報工学や電子工学などの専門科目を学びました。報告は2名1組で行われ、1名が英語でスピーチ、1名が日本語による解説を担当。留学先の授業や先生、ホームステイでの生活、食べ物、ニュージーランドの特徴などをテーマに、ユーモアを交えて発表しました。
最後に帰国生全員が壇上に整列して「素晴らしい留学生活を与えてくれた皆様に感謝します」と留学を支えた保護者や教職員に向かって深い感謝の気持ちを表し、留学を間近にした3年生に対しては「いろいろな経験をして世界に目を向けてほしい」とエールを送りました。

続いて、3月に行われた「ラーニング・エクスプレス」の参加報告会を開催し、5年生4名がインドネシア・ジョグジャカルタで体験したプロジェクトについて発表しました。「ラーニング・エクスプレス」は、学生が一致協力して地域の発展のために必要なことや解決すべき問題を見出し、持続可能な新しい産業の創出を目指す新しい形の国際交流プロジェクトです。4名は現地の小さな村で村人へのインタビューや観察をし、シンガポールやインドネシア、ベトナムの学生らと共に地元農産物を使ったシロップ作りやエコツーリズムをプランにまとめて村人に提案したことなどを報告しました。



報告会終了後には歓談の場が設けられ、帰国生が英語で外国人教員らと語らう場面や、留学予定者とその保護者が帰国生に経験談を熱心に尋ねる姿などが見られました。

2013年4月20日 15:51

支援企業を招き 「ラーニング・エクスプレス」の成果を報告

4月17日(水)、株式会社イーグル・テクノロジー代表取締役・泉屋吉伸氏を招き、「ラーニング・エクスプレス」の参加報告会を金沢高専会議室で行いました。同社からは「ラーニング・エクスプレス」参加に当たり、学生に対して多大なご支援をいただいています。

「ラーニング・エクスプレス」は先月、ジョグジャカルタ(インドネシア)の小さな村で実施された国際プロジェクトで、発展途上地域でのフィールドワークを通して地域の抱える問題を発見し、地域に合った解決策を提案・実行するという試みです。金沢高専からは5年生(参加当時4年)4名が、シンガポールやインドネシアなど国籍の異なる学生らと共に参加しました。

4名は現地で実践したプロジェクトの内容を紹介し、デザイン思考の実践方法、異文化交流のおもしろさ、アイデアの出し方、チャレンジ精神など、そこから学んだ多くのことを報告すると共に、支援への感謝を伝えました。泉屋氏は満足そうにほほえみ、「貴重な体験ができたことを喜ばしく思う。この体験を活かし、今後も思い切って活躍をしてほしい」と期待を込めてエールを贈りました。

2013年4月18日 15:49

ニュージーランドからスタッフの鳥海さんを迎え説明会を実施

3月22日(金)、来年度ニュージーランド・オタゴ・ポリテクニクに留学する2年生17名とその保護者を対象に、留学説明会を行いました。現地で金沢高専の学生を世話するスタッフの鳥海洋子さんも来日し、1年間の留学生活での注意点などを説明しました。

鳥海さんは金沢高専のスタッフで、オタゴ・ポリテクニクがあるダニーデンに在住し、留学生が病気になった時や何かトラブルが起こった時など、さまざまな場面でサポートしています。今回の説明会では、ダニーデンの気候や文化、街の特徴などについて話したほか、ホストファミリーとなる家族や家の様子を写真で紹介しました。また、先日帰国したばかりの3年生も加わって質疑応答を行い、参加者は疑問点を質問して留学生活での心配事を一つひとつ解消しました。

細かい手続きについて説明する大原しのぶ教授説明会で使用された資料の一部

 

2013年3月25日 16:36

ニュージーランド留学説明会を開きました

1月29日(火)、平成25年度のオタゴ・ポリテクニク(ニュージーランド・ダニーデン市)留学についての説明会を金沢高専で開き、4月からの留学を希望する2年生19名とその保護者らが出席しました。

学生がオタゴ・ポリテクニクに提出する願書を作成する間、向井守副校長が留学のスケジュールや費用、諸注意を保護者に説明し、質問等を受け付けました。

また2月13日(水)には大原しのぶ教授が留学予定者を引率し、大阪市内でレントゲン撮影を受けるなど、着々と準備を進めています。

出席者を前にあいさつをする山田弘文校長

2013年2月20日 10:24

シンガポールから短期留学生が来校
マイルプログラムがスタートしました

12月9日(日)夜、金沢高専の提携校であるシンガポール理工学院の学生12名と職員1名が金沢高専に到着し、ホストファミリーとなる金沢高専生やその家族と対面して第23回マイルプログラムがスタートしました。

マイルプログラムは、両校の交流を深める国際行事として毎年実施しています。実質的な初日となる10日(月)は、山田弘文校長と泉屋利郎理事長を表敬訪問した後、金沢高専で授業やキャンパスを見学して過ごしました。留学生は滞在中、金沢の市内観光や県外での企業見学、白川郷の世界遺産訪問も予定し、19日(水)に金沢を離れる予定です。

2012年12月10日 09:44

高専英語スピーチコンテストで藤田英晃さんが3位入賞

11月17日(土)、石川工業高等専門学校で開催された第6回東海北陸地区高等専門学校スピーチコンテストに藤田英晃さん(電気電子工学科4年)、中川萌花さん(グローバル情報工学科4年)の2名が出場し、藤田さんが3位となりました。藤田さんは 「Weed Your Garden(庭の雑草を取り除こう)」と題し、ホームステイ先のホストファザーから専用の庭を与えられ、畑をつくって野菜を育てる経験から得た忍耐力や達成感、責任感についてスピーチ。全体の話の流れやメッセージの明確さ、情熱的な語り口などを審査員に高く評価されました。

2名は3年次の1年間、ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクに留学し、英語と工学を学びました。コンテストに向けては放課後、外国人教員とマンツーマンで特訓。スピーキングやプレゼンテーション力に磨きをかけました。

なお、金沢高専は5年連続での上位入賞となります。

2012年11月18日 15:39

シンガポール修学旅行
提携校との友好を再確認

11月3日(金)から1週間の日程でシンガポール修学旅行を実施し、参加した4年生と引率の教員が9日(金)午後、無事帰国しました。

一行は3日深夜に金沢高専を出発し、中部国際空港セントレアからシンガポールへ向けて旅立ちました。現地には6日間滞在し、マーライオン公園、リトルインディア、チャイナタウン、マウントフェ―バー、セントーサ島、植物園、ナイトサファリなどを訪れ観光を満喫。授業で磨いた英語力を実地で試す絶好の機会でもあり、現地の人と積極的に英語で話す学生の姿も多く見られました。

また今年は、提携しているシンガポール理工学院との交流が始まって30年の節目の年でもあり、同校で30周年を祝う式典が執り行われました。両校の校長はじめ教職員、学生が出席し、友好の証として30匹のコイを校庭の池に放流しました。その後、両校の学生たちはサッカーや卓球などのスポーツを通じて打ち解け合い、食事を共にして交流を深めました。

金沢高専に帰ってきた学生たちは、出迎えた保護者の方や教職員らに元気に帰校のあいさつをし、お土産がたくさん詰まったスーツケースを片手に笑顔で帰宅しました。

詳細記事

2012年11月10日 09:54

アメリカ英語研修から帰国
「使う英語」へ意識を変える

8月13日(月)、2年生33名が、約1カ月間におよぶアメリカ英語研修を終了し、引率の教員4名と共に無事帰国しました。

山田弘文校長や教職員、保護者らが、金沢高専の校舎入口で待ち受ける中、日付が変わった深夜にバスが到着。降り立った学生は、保護者らに笑顔を見せながら、再会を喜び合いました。

研修中、学生はアメリカ・バーモント州の提携校セントマイケルズ大学で、現地学生(スチューデント・アシスタント)と行動を共にし、クッキングショーなど、さまざまな学内行事にも参加しながら、英語漬けの日々を送りました。

さらに、東海岸のボストンやお隣のカナダ・モントリオールへも小旅行で足を延ばし、異文化に触れながら、国際社会で活動するための基本を学びました。年齢が近い現地学生とのフランクな会話をきっかけに、学ぶだけの英語から「使う英語」へ、意識を大きく転換した学生も多く、実り多い夏休みになりました。

2012年8月13日 15:58

留学帰国報告会を開催し、1年間の成果を披露

4月20日(金)、合同講義室で「留学帰国報告会」を開き、4年生19名が、集まった保護者、教職員、学生らを前に、ニュージーランドでの約1年間に渡る留学の成果を披露しました。

4年生らは、同国ダニーデン市にある国立オタゴ・ポリテクニクで、英会話だけでなく数学、物理をはじめ、情報、電子、機械工学などの専門科目も学んで、先月、帰国しています。

報告会では、2、3名ずつ7組に分かれた学生が、留学先の先生や課外学習、ホームステイ、現地の生活、食べ物をテーマに、日本語の説明を交えながら、滑らかな英語で発表しました。

中には、ミスマッチでホストファミリーを変更した話や意思の疎通がうまくいかなかったことなど、トラブルに出合って、どう対処したかを語る内容もあり、これから留学に向かう3年生らが、参考にしようと聞き入っていました。

発表を終えた後、帰国生全員が整列し、「保護者の理解と経済的な支援を得て、教職員に見守られ、友人に励まされて、無事、留学生活を終えることができた」と、深い感謝の気持ちを表しました。

続いて、留学経験者で、昨年の「高専英語スピーチコンテスト」に出場した道中悠輔さん(写真左)と菊田楓さん(共に国際コミュニケーション情報工学科5年)が、ゲストとして英語でスピーチし、帰国後に本校の外国人教員らと練習を重ね、さらに磨きをかけた英語力と表現力が、参加者を引き付けました。

最後に、保護者代表の新井ゆかりさんと本校の向井守副校長が謝辞を述べて報告会を締めくくりました。

保護者代表の新井さん                      報告会終了後、会議室で懇親会を開きました

ニュージーランド留学について

詳細記事0420.pdf

 

 

2012年4月23日 13:43

シンガポール・ポリテクニクの学生が、インターンシップを修了しました

4月13日(金)、金沢高専の提携校シンガポール・ポリテクニクから本校を訪れているダニエル・ラウ・グアンロンさんとジャラド・リン・ジェンアンさんは、約6週間のインターンシップ(就業体験)を終え、山田弘文校長から修了証を授与されました。

2人は、今回のインターンシップの総まとめとして、前日の12日(木)にE(イングリッシュ)ラウンジで、発表会を行っています。 発表会では、秋山晃教授の指導の下で設計と組み立てに取り組んだ、羽ばたき飛行機の翼の試作モデルや、訪問した中村留精密工業、玉田工業、川崎重工業と日本語教育の成果などについて、学生、教職員らに報告しました。

ようやく開花の時期を迎えた桜に名残を惜しみながら、両人は14日(土)にシンガポールへ帰国する予定です。

航空機の主要構成品および部品を製造する川崎重工業を訪問しました

インターンシップの成果を発表するダニエルさん(右)とジャラドさん

山田弘文校長が2人に修了証を授与しました

2012年4月13日 10:07

テレビ会議システムで アメリカ人起業家の講演を聴講

4月12日(木)、東京・港区の金沢工大虎ノ門大学院と金沢高専のE(イングリッシュ)ラウンジをテレビ会議システムで結び、学生、教職員約50名が、アメリカ人起業家の講演を聴講しました。

講演したのは、アイスクリームチェーン「BEN&JERRRY'S」の創業者の一人であるジェリー・グリーンフィールド氏です。同社は、アメリカ・バーモント州のバーリントンで1978年に創業後、現在、27カ国で800店以上を展開。4月14日には、日本1号店を東京・渋谷区の表参道ヒルズにオープンします。

ジェリー氏は、創業当初、苦労を重ねながら、今日の人気を作りあげた経緯を振り返りながら、社会貢献にも力を注ぐ同社の経営姿勢などを語りました。

社会事業やマネジメントに関心を持ち、英語力を高めたい学生にとっては、格好の学びの場となり、ジェリー氏の英語のスピーチに、真剣に耳を傾けていました。

テレビ会議システムで講演を聴講する学生と教職員

ジェリー氏からサイン入りの著書が寄贈されました

2012年4月13日 10:03

教育成果発表会を開催しました

3月29日(木)、今年度の教育成果発表会を合同講義室で開催しました。

発表会は、教員が授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取り組み(FD:ファカルティ・ディベロップメント)の締めくくりとして年度末に開いているもので、今年で8回目を迎えました。

山田弘文校長の開会あいさつの後、金沢工大の佐々木達郎教授が「ものづくりに思うこと-研究開発現場の経験から」と題して講演。佐々木教授は、「ものづくりでは、実用性に配慮することが欠かせない」と強調した上で、「金沢高専の学生には、自ら行動し、失敗を体験させ、乗り越える喜びを味あわせることが大切」と述べました。

次いで、本校の向井守教授が、「5年一貫の工学・英語協同学習(CLE²)」の成果を報告したのを皮切りに、一般教科、電気電子工学科、機械工学科、グローバル情報工学科から計7名の教員が、それぞれのテーマに基づき、成果を発表しました。

テーマと発表者

CLE²の成果報告 向井 守教授
「一日一感動」の取り組みと感想 表 義憲講師
英語による工学教育の成果 アナスタシア・ライニアソン講師
社会科における課題学習の取り組み 宮野 純光准教授
電気電子工学科(電気情報工学科)学生における携帯情報端末の利用および英語力の調査 藤島 悟志准教授
学生が勉強する目的 林 道大准教授
第22回プログラミングコンテスト参加報告「卒業研究との相乗効果」 藤澤 武准教授


なお、発表内容は、後日論文集にまとめて中学校などに配布し、広く意見を募る予定です。


講演する金沢工大の佐々木教授

向井教授

表講師

アナスタシア講師

宮野准教授

藤島准教授

林准教授

藤澤准教授

2012年3月30日 09:51

シンガポールの留学生が、県内の工場を見学

提携校のシンガポール・ポリテクニクからインターンシップ(就業体験)で来校中のダニエル・ラウ・グアンロンさんとジャラド・リン・ジェンアンさんが、3月22日(木)と27日(火)、県内有力メーカーの工場を見学しました。

2人は、まず3月22日に白山市にある中村留精密工業を訪れ、宮崎悟総務部長から、同社の概要と主力製品である複合加工機、レンズ加工用の光学機械などについて説明を受けました。

その後工場内に入り、複合加工機でトップランナーの地位を築いた同社の製造現場を視察しました。

次いで27日に金沢市の玉田工業を訪れ、示野嘉一工場長の案内で同社北陸工場を見学しました。同社では、SF二重殻タンクや貯水機能付き給水管、地下収納庫などの製品を間近に見ながら、鉄とFRP(強化プラスチック)との複合材料を活用した技術について知識を深めました。

これらの工場見学に先立ち、両名は22日、金沢工大の高度材料科学研究開発センターで、宮野靖教授から炭素繊維強化プラスチックについてレクチャーを受けました。炭素繊維は、新型旅客機「ボーイング787」の構造材にも使われており、航空工学を専攻する2人は、興味深そうに説明に聞き入っていました。

中村留精密工業を見学するジャラドさん(左)とダニエルさん(右)

 

玉田工業では示野工場長(左)から説明を受けました


2012年3月28日 09:46

シンガポール・ポリテクニクから インターンシップで学生2名が来校

3月5日(月)、金沢高専の提携校であるシンガポール・ポリテクニクから学生2名が、インターンシップ(就業体験)のため、本校を訪れました。

金沢高専は、グローバルに活躍する技術者を育成するため、海外の提携校と互いに学生をインターンシップに派遣するプログラムを実施しています。1月に来校したニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクの学生に続いて、今回は約6週間にわたり、シンガポール・ポリテクニクで航空工学を専攻するダニエル・ラウ・グアンロンさんとジャラド・リン・ジェンアンさんの2名を受け入れます。

ダニエルさんらは、6日(火)に山田弘文校長を表敬した後、キャンパスを見学し、日本語教育の授業を開始しました。期間中は、日本語教育と並行して主に機械工学科の秋山晃教授の研究室で学び、企業訪問も行う予定です。

2人は、4月12日に本校でインターンシップの発表を行い、同13日に修了証を授与された後、翌14日にシンガポールへ帰国します。

山田校長を表敬訪問したダニエルさん(右列左)とジャラドさん(同中央)

秋山先生の研究室で鳥型飛行機の翼作りに取り組んでいます

2012年3月 9日 09:43

ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクとテレビ会議を実施

2月29日(水)、金沢高専のE(イングリッシュ)ラウンジに教職員約30名が集い、提携校であるニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクとテレビ会議を実施しました。



はじめに、同校に留学中の学生が、数学の学習成果を報告。マンガの登場人物の絵を使って、数値積分の基本的公式の一つである「シンプソンの公式」を英語で説明しました。また、別の学生は、1周400メートルの陸上競技場で、トラック内の面積の最大値を求める計算を披露しました。

続いて、英語教員のネーサン・ダンバー氏が、同校の今年度の教育方針を説明し、「何を勉強したいのか、自分で題目を決めさせ、管理から評価まで、学生が自ら行うよう主体的な行動を促したほか、工学教育と英語教育の連携も強化した」と話しました。

工学と英語教育の連携の具体例として、工学系教員を代表して機械工学のアビンダ先生が、「風力発電などに使う風車の設計の課題を与え、約4カ月かけてグループで模型を作りながら、空気力学などの工学の要素、コンピュータ操作、英文のレポート作成などを学生に学ばせた」と模型を示しながら解説しました。

さらに「理論を学んでから、ものを作るのではなく、まずものづくりをさせてから、今、自分が何を勉強しているのかを学ぶのが基本方針だ」と強調しました。

一部の学生にとって、機械工学は専門外の課題ながら、「それなりに楽しみながら学べた」「空力を考えながら羽根を作るのが大変だった」と授業の感想を語りました。

学生たちは引き続き同校で学び、3月22日に帰国する予定です。

 

2012年2月29日 14:39

オタゴ・ポリテクニクの学生が、インターンシップを終え、帰国しました

金沢高専の提携校オタゴ・ポリテクニクから本校を訪れていたブルーノ・ローソンさんとレガン・マクマナスさんは、2月26日(日)、中村留精密工業株式会社(白山市)で約4週間のインターンシップ(就業体験)を終え、関西空港経由でニュージーランドへ帰国しました。

インターンシップ最終日の24日(金)には、中村留精密工業で宮崎悟同社総務部長や山田弘文金沢高専校長らを前に、プログラムの総まとめと成果を報告し、同社から修了証を授与されました。

翌25日(土)に2人は、本校で山田校長から修了証を授与され、1月11日からおよそ7週間におよんだインターンシップを無事終了した達成感をかみしめていました。

なお、2人とともに来校したモーガン・ファランさんは、身内の不幸のため一足先に帰国しています。

中村留精密工業でインターンシップの報告会を開きました

修了証を手に記念写真におさまったブルーノさんとレガンさん(中央)

山田弘文校長から2人に修了証が授与されました

2012年2月27日 09:38

研修会でCDIOの狙いを再認識

2月20日(月)、「5年一貫の工学・英語協同学習(CLE2)とFD活動」に関する研修会を教職員24名が参加して開催しました。

はじめに向井守教授が、今後の日程について「ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクとのテレビ会議や成果発表会を開いた後、文部科学省への最終報告書を作成する」と説明しました。

続いて、CDIO※の中心メンバーの一人であるデビッド・ウィスラー氏が、昨年11月に金沢工大の酒井メモリアルホールで行った講演会の映像を視聴しました。ウィスラー氏は、ゼネラルエレクトリック出身で、現在マサチューセッツ工科大のCDIOコンサルタントを務めています。

「CDIOの狙いと技術者教育」と題した講演では、まず20世紀にエンジニアが成し遂げた電化、自動車、飛行機など20の技術を紹介。これらは一つの学問領域ではなく、いろいろな専門分野が絡み合って成り立っていると説明しました。

次に工学教育について、1950年代にはエンジニアの実践能力中心であったものが、次第に科学の比重が高まり、多くの大学が研究中心に変ぼうしたと解説しました。

一方、産業界がエンジニアに求める能力は、科学ばかりではありません。ボーイング社が掲げた上位10を例にとると、筆頭は自然科学や数学の基礎知識であるものの、ほかはコミュニケーションや誠実さなど、すべて実践能力でした。

CDIOは、これらを背景にして提唱されており、さらに「学生にどう教えるか」より「学生がどう学んでいるか、本当に学んでいるか」を考えることが重要だと強調しました。

参加した教職員は、ウィスラー氏の講演を通じてCDIOの理念を再認識し、今後の教育に反映することを確認して散会しました。


※CDIOとは、アメリカのマサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学など、約80校の高等教育機関が加盟する実践的工学教育組織です。日本では金沢工大と本校がメンバーとなっています。

 

2012年2月22日 13:13

オタゴ・ポリテクニクの学生が、約4週間のインターンシップを開始

オタゴ・ポリテクニクから来校中のブルーノさんとレガンさんは1月30日(月)、白山市にある中村留精密工業株式会社で、約4週間のインターンシップ(就業体験)を開始しました。

2人は、始めに同社サービス部海外エンジニアリング課でNCマシンの操作法の研修を受けた後、実際に機械を組み立てる現場で働き、最後に再びサービス部で就業する予定です。

これに先立ち2人は1月27日(金)、機械工学科4年の「ロボット工学」の授業で、約2週間にわたって 金沢高専で学んだ経験を発表しました。

1年生の創造実験の授業では、木製の橋の模型を製作。機械工学の知識を生かして、20ニュートンの荷重に耐える課題を余裕でクリアしたことや、4年生の学校案内ロボットの製作で、授業が終わっても自主的に作業を続ける学生に感心したことなどを写真と共に振り返りながら、英語で発表しました。

また、ニュージーランドとの違いについてレガンさんは、「低学年の学生が制服姿で、しかも、きちんと着こなしていることに驚いた」と話し、ブルーノさんは「日本人はまじめで、先生に敬意を持って接している」と本校学生を称えました。

中村留精密工業の社内で。左から向井守先生、宮崎悟同社総務部長、本雄二同サービス部海外エンジニアリング課マイスター主査正、山田弘文校長、レガンさん、ブルーノさん、木原均先生

ロボット工学の授業で、金沢高専での経験を発表するレガンさん(左)とブルーノさん

2012年1月30日 09:32

オタゴ・ポリテクニクの学生が、ものづくりの授業に参加

インターンシップ(就業体験)のため本校を訪れているオタゴ・ポリテクニクの学生が、1月16日(月)から「創造実験」の授業に参加し、ロボットや橋など、ものづくりを学んでいます。

「創造実験Ⅳ」では現在、4年生が床などに引かれた線を自動追尾して移動するライントレースロボットを製作中です。学生は、小グループ単位で学校案内をテーマにロボットを設計し、部品加工や制御基板製作などの作業を分担して、ロボット作りに取り組んでいます。

また、1年生対象の「創造実験Ⅰ」では、橋の設計と模型づくりを通じて、質量・力・モーメントの概念を身につける授業が行われています。

授業に臨んだブルーノさんとレガンさんは、「橋の設計のため組み立て予想図を描く課題では、ニュージーランドで学んだ知識を生かせたが、ロボット製作はこれまで経験がなく、初めて学ぶことばかりだった」と話し、学生や教員に積極的に質問しながら、知識を深めていました。

ロボット製作の作業内容や部品について学生と英語でやり取りしました

橋の組み立て予想図を描くブルーノさん(左)とレガンさん

2012年1月18日 09:25

オタゴ・ポリテクニクから インターンシップで学生3名が来校

1月11日(水)、ニュージーランドにある金沢高専の提携校オタゴ・ポリテクニクから学生3名が、インターンシップ(就業体験)のため、本校を訪れました。

金沢高専は、グローバル技術者の育成を目的に、オタゴ・ポリテクニクならびにシンガポール・ポリテクニクと、相互に学生をインターンシップに派遣するプログラムを計画し、一部実施しています。
今回は、その一環として約7週間にわたり、オタゴ・ポリテクニク機械工学科のモーガン・ファランさん、ブルーノ・ローソンさん、レガン・マクマナスさんの3名を受け入れるものです。

モーガンさんらは、12日(木)に山田弘文校長を表敬訪問した後、キャンパスを見学し、さっそく日本語教育の授業に参加しました。プログラム前半の3週間は、日本語教育を受けながら本校の「創造設計」科目や課外でのものづくり活動に参加し、日本文化と日本語によるものづくり技術を学びます。

3人は「日本語は、文字も発音も英語と大きく違って難しいが、授業はとても役に立つ。環境もすばらしく、親切な人が多い」と印象を語り、今後の学習に意欲をみせていました。

後半の4週間は、白山市にある中村留精密工業株式会社で就業体験を積み、2月25日に本校で修了証を授与された後、翌26日にニュージーランドへ帰国する予定です。

来校したオタゴ・ポリテクニクの学生(左からレガン・マクマナスさん、モーガン・ファランさん、ブルーノ・ローソンさん)

1月12日に山田校長を表敬訪問しました

授業で意欲的に日本語を学んでいます

2012年1月12日 09:13

「5年一貫の工学・英語協同学習(CLE2)とFD活動」の成果発表・審査会を開催

グローバルに活躍するエンジニアの育成を目指す「5年一貫の工学・英語協同学習(CLE2)とFD活動」の成果発表と審査会を11月22日(火)、金沢高専で開催しました。この活動は、2年前に文部科学省が「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に選定したものです。

発表・審査会は、エンジニアとしての能力、知識を英語で身につけ、英語を仕事にも生かす実践的な教育プログラムの成果を報告し、部外者の意見に耳を傾けて、さらに内容を充実させるために開かれました。会場には函館、秋田、東京、石川、徳山の各高専の英語科教員をはじめ、企業関係者、卒業生、保護者、金沢工大教職員ら、約30名が訪れました。

午前中は、日本人と外国人の両教員によるチームティーチングや単独での英語授業を公開し、その後、本校教員らと歓談しながら意見交換するコーヒーアワーを実施しました。

午後からは国際コミュニケーション情報工学科5年の山本達也さんと和田憲慈さんが、ニュージーランドでの海外インターンシップについて発表。その後、外国人教員による英語での工科系専門教育やコミュニケーションを重視した少人数制の授業など、本校の英語学習の特長や研修、留学プログラムの内容をポスターにまとめて教員らが説明する、ポスターセッションを1階で行いました。

最後にダイキン工業株式会社、玉田工業株式会社、株式会社別川製作所、石川高専、同窓会こぶし会、金沢工大から6名の審査員を迎えて、公開審査会を開きました。

審査員からは「この取り組みを企画、実行し、効果を上げてきたことに自信と誇りを持ち、さらに続けてほしい」「活動内容をもっと社会や企業に向けて発信し、支援を得られれば、高専という教育システム全体への見方も変わる」など、高く評価する意見が相次ぎました。

 

詳細記事 1112cle2.pdf

 

 

2011年12月 1日 13:21

CLE2専門教員のためのFD活動を実施

11月28、29日の両日、ニュージーランドの提携校であるオタゴ・ポリテクニクから工学科長のジョン・フィドレイ氏と英語教員のネーサン・ダンバー氏が、金沢高専を訪れました。

両氏は、山田弘文校長を表敬した後、平成24年度の本校学生のニュージーランド留学に関して、数理、工学系科目と実験、ホームステイなどについて、打ち合わせと意見交換を行いました。

その後、CLE2の将来に関わる教員へのFD活動の一環として、フィンドレイ氏が「ニュージーランドの技術教育の傾向」と題して講話し、理論以上に実技を重視する同校の教育の将来構想や科目構成などを説明しました。

 

同氏はまた、毎年、国際的な実践的工学教育組織であるCDIOの各種大会やニュージーランドやオーストラリアでの工学技術系会議に積極的に参加し、工学、技術教育の情報をグローバルな観点で意欲的に収集していると話しました。

続いてダンバー氏が、本校からの留学生たちの現況と今後の計画などについて報告し、終了後、英語系と工学系の教員約20名が両氏を囲み、質疑応答を交えながら和やかに歓談しました。

最後に、平成23年度の高専英語スピーチコンテストに出場した菊田楓さんと道中悠輔さん(ともに国際コミュニケーション情報工学科4年)が、全員の前で、英語のスピーチを披露しました。

2011年11月28日 14:45

中学生に英語でものづくりを教える出前授業を実施

11月24日(木)、外国人教員のドゥーガン・ヒンチー先生とセラ・フォーブス先生、金沢高専4年生15名が、金沢市立高尾台中学校を訪れ、同校生徒約40名を対象に英語でものづくりを教える出前授業を行いました。

出前授業は、金沢高専で上級英語Ⅰを学ぶ学生が、第三者に英語でものづくりを指導する課題に挑み、学習成果を地域貢献にも役立てるものです。学生には、ものづくりの知識に加えて、関連する物理理論を理解すること、さらに、これらを英語で人に教える技能が求められます。



授業は、マシュマロを爪楊枝などでつないでタワーを作る「マシュマロタワー」とゴム動力の車を作る「ラバーバンドカー」の2つのテーマで行い、タワーは高さ、車は速さを競いました。



学生は、3~4名ずつ4グループに分かれて教師役を務め、2つのテーマ別に1組約10名で2組ずつに分かれた中学生たちに、英語でものづくりの内容や手順を説明しました。事前に指導教材を作成して授業に臨んだ学生たちは、プロジェクターを使い、エッフェル塔や東京タワーなどの写真も交えながら、分かりやすく中学生の指導にあたりました。

ものづくりや科学的知識の学習にゲーム感覚を取り入れ、同時に英語も学ぶ授業は、中学生たちに新鮮に受けとめられ、また金沢高専の学生にとっても、実りの多い経験になりました。



一方、上級英語Ⅱを履修する学生10名は、英語教員や工学系の外国人教員の指導を受けながら、白山市にある別川製作所の製品パンフレットの英語版製作に取り組んでいます。

別川製作所は、定期的に本校へマネージャーや翻訳家を派遣して、学生らとミーティングを重ねており、実践的に活用される、より完成度の高いパンフレット作りを目指しています。

 

2011年11月24日 17:58

高専英語スピーチコンテストで道中悠輔さんが3位入賞

11月12日(土)、岐阜高専で開催された「第5回東海北陸地区高等専門学校英語スピーチコンテスト」に道中悠輔さんと菊田楓さん(ともに国際コミュニケーション情報工学科4年)の2名が出場し、道中さんが3位に入賞しました。同コンテストで金沢高専生が3位以上に入賞するのは、これで4年連続になります。

両名は、昨年度の1年間、金沢高専のニュージーランド留学プログラムに参加し、オタゴ・ポリテクニクで英語と工学を学びました。コンテストで道中さんは、「Be the First Penguin(まず自分から)」と題し、留学先のニュージーランドで、周囲がためらう中、真っ先にバンジージャンプに挑戦したことで、恥ずかしがり屋の性格を克服し、自分に自信を持てるようになった」と滑らかな英語で語りました。「スピーチの内容のように自信を持って話し、説得力があった。発音がクリアで聞きやすく、語り口も自然だった」と審査員から高く評価されました。

詳細記事

 

写真左=コンテストに出場した道中悠輔さんと菊田楓さん、同右=3位の賞状とトロフィーを手にした道中さん

2011年11月14日 14:34

英語研修と留学について、保護者説明会を実施

9月30日(金)、来年度のアメリカ英語研修と平成25年度のニュージーランド留学について、学生と保護者を対象に説明会を行いました。説明会への参加申込みは、資料請求を含めて90件あり、多数の学生が興味を示していました。

 

金沢高専では、グローバルに活躍するエンジニアの育成を目指し、希望者を対象に海外研修と留学を実施しています。2年次は、夏休みにアメリカ・セントマイケルズ大学で27日間の英語研修、3年次には、ニュージーランド・オタゴ・ポリテクニクで1年間留学することができます。

 

オタゴ・ポリテクニクでは、英語に加えて工学系の単位も取得するため、休学することなく帰国後、そのまま4年次へ進学可能です。

 

説明会では、向井守教授が先日来校したオタゴ・ポリテクニクのケリー・ホッジスンさんから提供された最新情報を交えながら、研修と留学の概要、条件、費用などについて話し、参加した学生は留学への夢をふくらませていました。

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2011年10月 5日 11:06

第3回「CLE2シンポジウム」を開催しました

8月23日(火) 、「グローバルに活躍するエンジニアの育成をめざして」をテーマに掲げ、第3回「CLE2シンポジウム」を東京のKIT虎ノ門キャンパスで開催しました。

シンポジウムは、文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に採択された取組である「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」の一環として実施したものです。

はじめに山田弘文校長が、本取組の新たな展開として、“世界の名立たる高等教育機関が取り組んでいる実践的な技術者育成教育「CDIO」”に加盟したことや、創造力育成のため“デザイナーの視点で問題発見・解決を図る「Design Thinking」”を教育に取り入れる計画であることを紹介しました。

続いて、「工学・英語協同学習の開発と実施」と題して、ロバート・ソンガー助教、向井守教授、ドリーン・ゲイロード教授、元木光雄教授の4名が活動報告を行いました。ロバート助教は、外国人教員による英語での専門授業について、1年次から5年次までの概要を説明。向井教授は、少人数英会話授業や留学プログラムなどを交えて、学生の英語学習意欲の増進と国際的視野の拡大のために本校が実践する教育を熱い思いと共に紹介しました。

ドリーン教授は、「上級英語Ⅰ・Ⅱ」について、4年次には学生が教師役を務め指導案や教材も作成することと、5年次には企業に出向き技術者へインタビューしたり文献を調べたりして、工業製品の英語パンフレットを制作することを報告しました。最後に、元木教授が、本校がシンガポールやニュージーランドで実施している海外での就業体験は“卒業時に外国人技術者と一緒に仕事ができる”という目標を達成するのに最もよい方法であると話し、午前の部を終了しました。

昼食をはさんで午後からは、シンガポールから来日した本校提携校「シンガポールポリテクニク」のヘリーン・レオンウィー・クゥィー・フェイ先生とピー・スアット・フーン先生が、「世界に通用する技術者の育成」をテーマに基調講演を行いました。 

ヘリーン先生は、技術者育成教育CDIOの目的や加盟状況を紹介した後、CDIOを教育に組み込むための“What”にあたるシラバスと“How”にあたるスタンダードの概要を説明しました。 続いてピー先生は、「Design Thinking」について、21世紀のものづくりが技術中心ではなくユーザー中心になりつつある点を指摘した上で、観察やプロトタイプの説明を通して、ユーザー本人さえも認識していないニーズを洞察し、概念化する能力を持つことが技術者の成功に繋がると話しました。 


最後のパネルディスカッションでは、本校教員がそれぞれの立場で「CLE2」について語りながら、問題点、工夫したこと、効果の把握方法、教員や学生の取組姿勢など、参加者らと忌憚なく意見交換しました。 参加者からは、「金沢高専のチャレンジは、他校の目標となる素晴らしいものである」という声が聞かれたほか、本取組の改善につながる貴重な意見も得るなど、多数の収穫を得て、シンポジウムは幕を閉じました。

2011年8月31日 13:09

貴重な体験を重ね、アメリカ英語研修から帰国

8月9日(火)、アメリカ北東部で約1カ月間の英語研修を終えた学生30名と教員4名が無事帰国し、山田弘文校長や教職員、保護者らが、一回り成長した学生を笑顔で出迎えました。

学生は、アメリカ・バーモンド州にある提携校のセントマイケルズ大学で、現地学生(スチューデント・アシスタント)と毎日の授業や日常活動を通して友情を育み、英会話の習得に励みました。 授業以外では、ハーネスと命綱をつけて高さ20m、長さ100mのコースを宙づりで移動する壁登りに挑戦したほか、隣国カナダ・モントリオールへの小旅行や湖へのピクニック、ファッションショーなど、多彩な行事に参加し、異文化に触れながら貴重な体験を重ねました。

研修は、英語力を高めるだけではなく、国際社会への関心を深め、人種のるつぼの中でコミュニケーション能力を磨く、格好の機会にもなりました。

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2011年8月29日 10:08

ニュージーランドで学生4名がインターンシップ

7月18日(月)~8月5日(金)の約3週間にわたり、国際コミュニケーション情報工学科4年生2名、電気情報工学科4年生1名と同5年生1名の計4名が、ニュージーランドで、海外インターンシップに取り組みました。提携校であるニュージーランド・オタゴ・ポリテクニクの協力を得て実現したものです。

学生達は同校が準備してくれた北ダニーデン市内のアパートに寄宿。自炊生活を体験しながら、同校の産業連携センターをベースに、工学科長のジョーン・フィンドレー氏の指示を受けながら企業向けプロジェクトを手がけました。

 

初日にフィンドレー氏からプロジェクトを受け取った後、以降は週に1度、進捗状況の確認と点検を受けながら作業を進めました。週毎の仕事量や、日々の作業手順は、学生自身が自主的に判断しました。日ごろは、細かく指示確認を受けながら次に進む、言わば指示待ち型の行動に慣れてきた学生には戸惑いもあったようですが、異国の地で自ら考えながら行動する姿勢を学ぶ機会にもなりました。

 

電気情報工学科の学生2名は、週目に自動車整備関連企業に出向き、従業員に密着して、勤務の姿を観察するシャドウイングも体験しました。

 

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<インターンシップの概要>

◇参加学生

菊田楓(国際コミュニケーション情報工学科4年)、道中悠輔(同)、八田健嗣(電気情報工学科4年)、古田大貴(同5年)

◇実習先

オタゴ・ポリテクニク産業連携センター

◇実習内容
:電気情報工学科学生対象

・トレイラー、キャンピング・カーの電気配線システムをテストするためのシミュレーション(設計、および可能ならば製作)

・風力発電機の回転計、トルク計の設計

・Scott社見学

:国際コミュニケーション情報工学科学生対象

・工学分野でのキャリア・リンクに関するフローチャート形式ウェブ・デザイン

2011年8月24日 11:04

海外インターンシップ関連資料

現在ニュージーランドで実施している海外インターンシップで、学生が研修中に作成するレポート等資料(Log Book)を公開いたします。(PDFで開きます)

1 事前アンケート用紙

2  自己点検用チェックシート

3 会社組織図ワークシート

4 インターンシップ勤務表

5 実習体験記録表

6 学生自己評価表

7 総合評価表

2011年7月29日 13:17

ポテトチップスをテイスティング!
上級英語Ⅰ

4年生が受講する「上級英語Ⅰ」のクラスで、これまでで最も簡単なテストを行いました。ポテトチップスの味のテストです。

学生は3つの異なるブランドのポテトチップスを調べて味見し、どのブランドが一番好きだったかを決定しました。ポテトチップスは塩味や油の量だけでなく、色や大きさ、厚さ、そして新鮮さによってジャッジされました。最後に、学生たちは値段と重さで価値を比較しました。結果、クラスで最も人気があったのは、最も有名でよく売れている商品ではなく、一番安いブランドの商品でした。

このアクティビティーでは、学生たちは比較と最上級の文法について学びました。学生たちは正しい文法を使いって文章を書き、英語で一番人気に選ばれたポテトチップスを宣伝するオリジナルのラジオコマーシャル用の文章を考えました。

学生たちは皆、「このテストは今まで受けてきた中で最も簡単で、楽しいテストだった」と口を揃えていました。

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potato_b.jpgこれほど真剣にポテトチップスを食べたことはなかったのでは?というぐらい吟味する学生たち

2011年7月13日 13:54

第7回国際CDIOカンファレンスに 参加しました

第7回国際CDIOカンファレンスが6月20日(月)~23日(木)にデンマーク・コペンハーゲンのデンマーク工科大学で開かれ、金沢高専からアナスタシア・ライニアソン講師と金井亮准教授が参加しました。会議にはアメリカ、ヨーロッパ、南米、アジアなど世界中の大学等高等教育機関から約300名が出席し、それぞれの学校における取り組みを発表しました。

ライニアソン講師は機械工学科で実践している「創造設計」の内容を、写真や動画を交えて紹介したほか、日本でCDIOを普及させるためには、CDIOの12の基準を正しく日本語に翻訳する必要があるなどの意見を発表しました。

なお、会議の最終日に行われた加盟審査会で、金沢工業大学が日本の大学として初めて加盟校に認定されました。2011 06 30.jpg

2011年7月 1日 10:49

企業の英語版パンフレット制作プロジェクトが始動
別川製作所を訪問しました

betsukawa01.jpg5月17日(火)、『上級英語Ⅱ』の授業を選択している5年生10名が、別川製作所を訪れ、工場を見学しました。

学生たちは、ドリーン・ゲイロード教授、イアン・スティーブンソン講師の指導の下、別川製作所の会社案内やホームページ、製品カタログなどを英訳し、海外で実際に使用されるそれらの英語版を制作するプロジェクトを進めています。

実際に会社を訪問し、社員の方にさまざまな話を聞くことで、学生たちは会社や製品についてより理解を深め、授業で行われることが実社会の一部となることを改めて認識しました。学生からは、「別川製作所と一緒に仕事ができ、本当にうれしい。素晴らしいシステムを持った会社なので、それが伝わるよう注意深くパンフレットを英訳したい」と意気込みが聞かれました。

なお、学生が企業の英語版パンフレットを製作するのは、昨年の玉田工業に引き続き、2度目の試みになります。betsukawa02.jpg

2011年6月15日 10:24

学生3名が学会で英語によるプレゼンテーションを行いました

0604a.jpg6月4日(土)・5日(日)に、久留米大学御井キャンパス(福岡県)で開かれた「JALT CALL 2011」に、ロバート・ソンガー助教の下で卒業研究を進めている小熊千尋さん(国際コミュニケーション情報工学科5年)、山本達也さん(同)、和田憲慈さん(同)の3名が出席し、英語でのプレゼンテーションに挑みました。

「JALT CALL 2011」は、Japan Association Language Teachers(全国語学教育学会)が開催するコンピュータ利用語学習研修部会です。3名は、「デザイン思考(※)」を取り入れながら、ゲーム感覚で楽しみながら英語を学習できるソフト開発に取り組んでおり、その内容について英語で発表しました。

3名は3年次に1年間、ニュージーランドの提携校・オタゴポリテクニクに留学し、工学と英語を学んできました。5年生になった現在も、研究室での会話はすべて英語で行うなど、英語力の向上に努めています。英語とデザイン思考を駆使し、彼らがどのような英語教材ソフトをつくりあげるのか、完成の日が待たれます。

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※デザイン思考・・・デザインが、技術主導でものを中心とする考えから人間中心に変わりつつある今日にあって、ユーザー側に立った問題解決手法として注目されている思考の手法

 

2011年6月 8日 10:01

北京でのCDIO Regional Conferenceに参加しました

5月8日~11日にかけて、中国・北京市で開催されたCDIO Regional Conferenceに、金沢高専からロバート・ソンガー助教が参加しました。

カンファレンスでは、米マサチューセッツ工科大学教授でCDIO創設者の一人であるエドワード・クローリー教授による基調講演がありました。クローリー教授は、工学教育改革におけるCDIOの重要性と、CDIOが定める12の基準について講演しました。

また、中国やシンガポールの大学がCDIOの一環として実践している取り組みや、学生によるプロジェクトの発表もあり、各大学におけるCDIOへの熱意がうかがわれる充実した4日間でした。ソンガー助教は「学生によるコンテナを利用した家づくりなど、おもしろいアイデアがたくさんあった。金沢高専でも参考にしたい」と話し、カンファレンスでの経験を金沢高専のCDIO推進に活用する意欲を見せました。

2011年6月 6日 14:27

留学生帰国報告会を開催
1年間の留学成果を披露

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4月15日(金)、ニュージーランド留学から帰国した金沢高専4年生15名による帰国報告会を合同講義室で開催し、帰国生の家族や今年度留学予定の学生とその保護者、教職員など多数が出席しました。


帰国生たちは学校生活、先生、ホストファミリー、日本とニュージーランドとの文化の違いなどさまざまな視点から報告レポートを制作し、英語でスピーチしました。時折ジョークを交えながら流ちょうに英語を話す様が、彼らの1年間の留学成果を十分に示していました。
また、21年度の留学生で現在国際コミュニケーション情報工学科5年生の山本達也さん、小熊千尋さんがゲストスピーカーとして英語でのスピーチを披露し、美しい発声と発音で貫禄を示しました。
最後に帰国生全員が整列し、保護者やサポートにあたった教職員らに対して深い感謝の意を述べ、これから留学する予定の3年生には温かい励ましの言葉を贈りました。06c.jpg

金沢高専では、3年次の1年間、ニュージーランド国立オタゴ・ポリテクニクに留学し、金沢高専と同校が共同で作り上げたカリキュラムを受講することができます。同校では英会話だけでなく数学、物理などの理数科目の他、情報工学や電子工学、機械工学などの専門科目も学ぶため、取得した単位は金沢高専での単位として認められ、帰国後は4年次に進学しています。

なお、今年度は19名が留学を予定し、25日にニュージーランドへ出発します。

2011年4月27日 11:53

卒業生の上田源さんが 米ノースイースタン大学に合格

今春、金沢高専国際コミュニケーション情報工学科を卒業した上田源さんが、アメリカ・ボストンにあるノース・イースタン大学に合格し、9月に入学することになりました。

 

上田さんは3年次にニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクに1年間留学したほか、シンガポールでの海外インターンシップを経験。TOEFLでは120点満点中92点、TOEICでは990点満点中920点と高得点を獲得するなど、英語力に磨きをかけました。アメリカの大学への進学を決意した上田さんは、世界中から受験者が集まる難試験を突破し、みごとノース・イースタン大学に合格しました。

 

ノース・イースタン大学では、ビジネスや金融、世界各国の地域・文化などについて幅広く学び、世界で通用する教養を身につけるとともに、スペイン語の習得にも挑戦するそうです。「卒業後は国際協力機関で働き、国を超えて役に立つ公共性の高い仕事をしたいと思っています」と上田さんは夢を語ってくれました。

 

上田さんは来月日本を発ち、さらに英語力を向上させるため、金沢高専の提携校であるアメリカ・バーモント州にあるセントマイケルズ大学へ留学します。2年次の夏休み英語研修で一度訪れている大学なので、懐かしい再会もあるかもしれません。上田さんは海外進出を目指す学生に対して、「映画でも音楽でも何でもいいので、海外のモノに触れてみて、自分で興味を持って調べてみて下さい。そして、あまり深く考えずに、どこでもいいので、とりあえず海外に行ってみてください。きっと自分の世界が広がると思います」とアドバイスをくれました。

 

上田さんの今後の活躍が楽しみです。

2011年4月 8日 14:22

CDIO参加校とのテレカンファレンスに参加しました

3月9日(水)、向井守先生とロバート・ソンガー先生がCDIOのテレカンファレンス(電話会議)に参加しました。

テレカンファレンスは世界各国にあるCDIO参加校を電話でつないで行われ、各校のCDIO指導者らが意見を交換しました。中には提携校であるシンガポール理工学院も参加しており、ちょうど同校に出張中だった松下臣仁先生も現地から声を聞かせてくれました。会議では、今秋に予定しているCDIOのカンファレンスの予定や、シラバスの内容に追加する項目などについて話し合われました。

主な議題については、以下の通りです。

* Conference update (Martin Vigild, Ron Hugo, Matt Murphy)
* Location & date for Fall 2011 meeting
* Collaborators
- Regional centers (Southeast Asia/Asia/China)
- Continental Europe region (Johan Malmqvist)
* Regional reports
* Other

2011年3月10日 14:51

玉田工業の英語版商品パンフレットを学生が制作しました

ガソリンスタンドの地下タンク等の製造で知られる玉田工業株式会社の商品パンフレットの英語版を、金沢高専国際コミュニケーション情報工学科の5年生のグループが制作しました。

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パンフレット制作は、ドリーン・ゲイロード先生の「上級英語Ⅱ」の授業で取り組んだもので、学生たちは玉田工業を訪問し、工場を見学するなどして商品知識を学びました。そして日本語のパンフレットの文章を英語に翻訳し、4つの商品について英語版パンフレットを完成させました。パンフレットは玉田工業が海外で事業を展開する際に使用される予定です。

学生たちにとっては、実践的な英語力を学ぶだけでなく、企業で働くことの意味や、責任を持って仕事を成し遂げることの大切さを身をもって知る、貴重な取り組みとなりました。

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2011年2月25日 10:59

額中学校「高校の先生に学ぶ会」に 参加しました

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2月10日(木)、金沢市立額中学校が毎年開いている「高校の先生に学ぶ会」に、金沢高専から松下臣仁先生とイアン・スティーブンソン先生が参加しました。


「高校の先生から学ぶ会」は、同中学の1・2年生を対象としたもので、進路設計をするために正しい知識を身につけ、具体的な目標を設定する目的で行われています。

松下先生は金沢高専の取り組みを紹介しながら、日本の産業がものづくりで成り立っていることや、技術者としての将来はどんなものかなどについて話しました。

イアン先生による英語のミニ・レッスンも行い、金沢高専での英語の授業の一部を体験してもらいました。初めは戸惑っていた様子の生徒たちもすぐに慣れ、英語での会話を楽しんでいました。

2011年2月10日 11:39

小熊千尋さんが全国高専英語プレゼンテーションコンテストに出場

1月29日(土)・30日(日)、全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテストが東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、小熊千尋さん(国際コミュニケーション情報工学科4年)がスピーチ部門に出場しました。03a.jpg

小熊さんは11月に行われた東海北陸地区大会で2位となり、金沢高専としては初めての全国大会出場を果たしました。
同部門には16人が出場。小熊さんはニュージーランド留学の経験を元にした 「The Art of Letter Writing(手紙の魅力)」 をテーマにスピーチしました。入賞には至らなかったものの、小熊さんのなめらかで美しい発音の英語は多くの人を引きつけていました。

全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト

2011年1月31日 11:36

上田源さん(国際コミュニケーション情報工学科5年)がTOEFLで高得点獲得!

先日行われたTOEFLテスト(Test of English as a Foreign Language)で、上田源さん(国際コミュニケーション情報工学科5年)が120点満点中92点という高得点を獲得しました。

TOEFLとは、英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストで、実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定します。英語圏の大学などに進学する場合に、入学者の英語力を判定するために取り入れられています。

上田さんは卒業後、米ノース・イースタン大学への進学を希望しており、今回獲得した92点は、ハーバードなど超一流校を除くほとんどの大学に合格できるレベルです。来年2月に予定されている、同校の合否判定にも期待の持てる結果となりました。

また、上田さんはTOEICにも挑戦しており、900点を目指して勉強中だそうです。こちらも結果が楽しみです。

 

 

2010年12月24日 10:39

クリスマス・コーヒーアワーを実施しました

金沢高専2階E-ラウンジには、平成21年のクリスマスシーズンより高さ約2mのクリスマスツリーを飾るようになり、今年度は12月10日(金)にコーヒーアワーを兼ねてツリーを飾り付けました。

今回は数人の学生が手伝いに来て、アメリカ人教員の手作りのクッキーを楽しみながら、なごやかな雰囲気の中にツリーが仕上がりました。学生らは飾り付けのあと、ツリーの前で写真を撮ったり、コーヒーを飲みながら今年のクリスマスの予定などを友人や教員に話したりして、シーズンの到来に華やいだ様子でした。

ツリーにはライトを点灯し、校舎の外からも鑑賞できるようにしました。

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2010年12月 9日 10:54

第2回CLE2シンポジウムを開催しました

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11月24日(水)、第2回CLE2シンポジウムを金沢高専で開催しました。

シンポジウムは、文部科学省による大学教育・学生支援推進事業テーマA大学教育推進プログラムに選定され、昨年秋から金沢高専が取り組んでいる「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」の中間報告会として開かれたものです。金沢高専の提携校であるニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクから、工学科長のジョン・フィンドリー氏、ネイサン・ダンバー氏も来日し、同校に留学中の金沢高専3年生の様子などを伝えました。

午前の部では、合同講義室でニュージーランドとインターネット中継を結び、留学生がオタゴでの数学の授業を受講する様子を公開しました。金沢高専の学生や教職員、留学生の保護者らが中継を見守り、スクリーンの中で留学生たちは照れた様子を見せながら数学の問題を解答しました。また、同時に金沢高専での授業もすべて公開し、保護者や教育関係者の方などに自由に校内を見ていただきました。
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その後、Eラウンジに場所を移し、コーヒーとお菓子でリラックスして交流を楽しむ「コーヒーアワー」を開催。フィンドリー氏、ネイサン氏を中心に、金沢高専の外国人教員を含む教職員、授業参観に訪れた保護者らが参加し、会話を楽しみました。


午後の部は、フィンドリー氏による基調講演「CEEプログラムについて(The Certficate in English and Engineering at Otago Polytechnic)」でスタートしました。フィンドリー氏は、金沢高専生の留学プログラムについて解説し、橋の模型製作から設計の基礎を学んだり、トローリーレースに取り組んだり、体験を通して工学の専門科目を学んでいく実例を紹介しました。また、英語については、単に英語力を身につけるだけでなく、ホームステイや地域の文化活動を通して異国の文化を理解し、世界的な視野に立った考え方を身につけられるプログラムであることもアピールしました。15d.jpg

続いて、金沢高専の教員による工学・英語協同学習の事例紹介が行われました。ドゥーガン・ヒンチー、セラ・フォーブス両先生は、「中学校での英語を使った工学実験」と題し、4年生が中学校を訪問し、中学生に英語でものづくりを教える取り組みを紹介。ドリーン・ゲイロード、イアン・スティーブンソン両先生は、5年生が玉田工業の協力を得て、製品パンフレットの英語版を制作した授業について話しました。最後に、小間徹也先生が海外インターンシップの実績を紹介し、体験者である国際コミュニケーション情報工学科5年生の上田源さんが英語で発表しました。上田さんは卒業後、アメリカの大学への進学を目指して準備をしています。

CLE2がスタートして1年が経過し、着実に実績を積み重ね、成果が表れてきたことを示してシンポジウムは終了しました。
2010年11月29日 11:36

International Gaming Conference Posters
英語でプレゼン技法を学ぶ

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11月25日(木)、「英語発表技法」の授業で、国際コミュニケーション情報工学科4年生がポスターセッションによる英語でのプレゼンテーションを行いました。

「英語発表技法」では、英語による口頭のプレゼンテーションに自信をもって臨めるよう、資料の準備から魅力的なスライドの作り方、話し方、アイコンタクトの取り方まで、プレゼンテーションに必要なスキルを実践を通して学びます。

この日の授業では、学生は各自、市場に出ているゲームの中から最も関心のある作品を一つ選んで、作品をPRするポスターを英語で制作し、会場となる会議室に掲示。外国人教員をはじめとする英語科の教員を相手に、作品に対する思い入れなどを英語で説明したほか、学生同士でも互いにプレゼンテーションしました。

最後に、最も優れていると感じた作品に一人一票投票し、授業を終了しました。

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2010年11月26日 16:06

英語×ものづくりのコラボ授業を額中学校で実施

11月18日(木)、外国人教員のドゥーガン・ヒンチー先生とセラ・フォーブス先生、金沢高専4年生16名が額中学校を訪問し、英語でものづくりを体験する出張授業を実施しました。授業には、同校の3年生38名が出席しました。20101118a.jpg20101118e.jpg

授業は情報工学系、機械工学系の2クラスに分かれて行い、双方とも学生が中心となって英語で指導しました。

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情報工学系のクラスでは、「Yenka」というソフトを使って、3Dのコンピュータ・グラフィックス(CG)制作に挑戦。コンピュータの画面上で、キャラクターにさまざまな振り付けをプログラミングし、ダンス・プログラムを作りました。プログラミングと言っても、「ジャンプする」「左へステップ」「前へステップ」などの動作を一つずつ選んで組み合わせていくだけの簡単な操作でプログラムを作成できるため、中学生はすぐにやり方を覚え、いろいろな振り付けでキャラクターを動かし、楽しんでいました。

 

 

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機械工学系のクラスでは、2~3人のグループごとにマシュマロを爪楊枝でつないでタワーを作り、その高さを競うコンテストを実施しました。どうすれば丈夫で高いタワーを作れるか、学生が英語で説明した後、中学生たちは、タワー作りを開始。グループで知恵を出し合い、試行錯誤を繰り返してタワーを組み立てていました。最も高いタワーは50センチで、土台を大きく作り、一段ずつ地道に積み上げていったグループのものでした。

中学生たちは、英語でものづくりをする授業に新鮮さを覚えた様子で、「普通の英会話の授業より楽しかった」という声も聞かれました。金沢高専の学生にとっても、「人に教える」という経験を通して多くを学ぶ機会となりました。

 

2010年11月19日 12:56

シンガポール修学旅行に行ってきました

シンガポール修学旅行に出かけていた4年生と引率の教職員らが、11月5日(金)午後、無事に帰校しました。01.jpg

一行は10月29日(金)深夜に金沢高専を出発し、中部国際空港セントレアからシンガポールへ旅立ち、現地で6日間を過ごしました。
シンガポールではマーライオン公園やマウントフェーバー、チャイナタウン、セントーサ島、ナイトサファリなどたくさんの場所を訪れて観光を楽しんだほか、提携校であるシンガポール理工学院を訪問し、スポーツ交歓会を開いて両校の交流を深めました。
また、金沢高専で学んだ英語を使って現地の人との交流にチャレンジした学生も多く、日頃の学習に手応えを感じたようでした。

帰校した学生らは疲れた様子も見せず、出迎えた教職員や家族に「楽しかった」と満足そうな笑顔を見せていました。

フォトアルバム

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2010年11月 4日 11:03

アメリカ英語研修を終え 学生らが笑顔で帰国

05.jpg7月10日から、アメリカで1ヶ月間の短期留学に臨んだ2年生30名と引率の教員3名が、8月10日(火)深夜、金沢高専に無事帰校しました。出迎えた保護者ら家族や、山田弘文校長ら教職員に、学生たちは笑顔を見せて帰国を報告しました。

アメリカでは、提携校であるセント・マイケルズ大学に滞在。スチューデント・アシスタントと呼ばれる現地の学生のサポートを受けながら英語の授業を受け、放課後も彼らと共に過ごして、友情をはぐくみながら英会話の力を養いました。また、ハイキングやショッピング、クルージング、モントリオールやシカゴへの小旅行など、さまざまなアクティビティを楽しみ、参加した学生にとっては、一生の思い出をいくつもつくったかけがえのない夏休みとなりました。

2010年8月11日 16:08

ニュージーランド、シンガポールで学生5名がインターンシップ

7月26日(月)から8月6日(金)の2週間にわたり、ニュージーランドへ4年生3名、シンガポールに5年生2名をそれぞれ海外インターンシップとして派遣しました。提携校であるニュージーランド・オタゴ・ポリテクニク、シンガポール理工学院の協力を得て実現したものです。

ニュージーランドでの実習生は、全員3月に1年間の留学を終えて帰国したばかりでしたが、企業の現場では自分たちの英語力と企業が要求するそれとの間のギャップを感じていました。しかし、それを乗り越えたことで、国際社会に向けて大きく羽ばたくべく、自信をつけました。

intern_ship01.jpg一方、シンガポールにおける実習は全期間にわたりシンガポール理工学院キャンパス内で行われました。同校の授業も聴講し、シンガポール特有の英語の中で学ぶIT分野はかなり程度が高いながらも、実践的で興味深いものでした。実習内容については「今回は職場体験の時間が余りなく今後はもっとこれを増やしたほうが実習の満足度は高くなるのでは」との学生からの指摘がありましたが、異国での授業体験、職場体験は国際社会の中で活躍する上で大きく活かすことができる貴重な機会となりました。


渡航については、ニュージーランド、シンガポールとも引率者がつかず不安と戸惑いがあったようですが、トラブルに自力で対処したことも、これからの船出への大きな自信に通じると思われます。

<インターンシップについての概要>
◇ニュージーランド 参加学生:高村拓未、山本達也、和田憲慈(国際コミュニケーション情報工学科4年)
実習先:Escea社(ガス暖炉などの作成を主としている。経営:オタゴ・ポリテクニク出身)
実習内容:同社の製作品のエラー診断に役立つWebサイトをPHP(プログラミング言語)を使って作成体験 http//:esceaconz.axiion.com/diagnostics/

◇シンガポール 参加学生:上田 源、奥村沙弥(国際コミュニケーション情報工学科5年)
実習先:
①シンガポール理工学院DMIT学科
②Express In Music.PTE.(会社のブランド曲を提供する手伝い。経営:シンガポール理工学院出身)
③Stirring Hearts(手作りポストカード作成と販売。経営:シンガポール理工学院出身)
実習内容:
①DMIT(Digital Media and Infocomm Technology)学科(授業聴講)
<授業内容>
Multi-tier Distributed Application Development 
Internet Security
Business Operating Management
DSAL(Java 言語の授業)
Ethics and Law of IT
SAPP
②Express In Musicでホームページの一部を日本語に翻訳体験(上田)
③Stirring Hearts で手作りポストカードを作成体験(奥村)
その他:工場・施設見学 ①ヤクルト社、②DigiPen社、③Marina Barrage、 ④NEWater

2010年8月10日 14:12

海外インターンシップに出発

金沢高専国際コミュニケーション情報工学科4年生3名が7月21日(水)にニュージーランドへ、同5年生2名が24日(土)にシンガポールへ、インターンシップのためそれぞれ出発しました。

ニュージーランドでは、ガス暖房器具の躍進的開発で名声を持ち、製造・販売も行っているESCEA社で、ウェブサイト制作やオンライン製品診断ツールの向上にかかわります。シンガポールでは、シンガポール理工学院School of Digital Info-Communication Technologyで講義に参加しながら、学内にある卒業生が設立した音楽会社やデザイン会社を訪問し、見聞を広めます。

海外インターンシップは、『5年一貫の工学・英語協同学習』(CLE2)の一環として取り組み、提携校であるオタゴ・ポリテクニク(ニュージーランド)、シンガポール理工学院(シンガポール)の協力の下で実現しました。今後は、両校の学生を金沢高専で受け入れ、地元企業で研修させることも検討しています。  なお、今月末には壽時廣教授、小間徹也講師がシンガポールを訪れ、学生の就業状況を視察する予定です。

2010年7月28日 16:18

アメリカ人短期留学生が 金沢高専の授業を体験

7月5日(月)・6日(火)の2日間にわたり、国際ロータリーのプログラムでアメリカ・シアトルから来日した短期留学生・エリン・フリーマンさん(16)が、金沢高専の授業に参加しました。
エリンさんは、ホームステイしている新江航さん(機械工学科3年)の家から新江さんと共に登校し、『上級英語』や『国際英語コミュニケーション』、電気電子工学科の創造実験などの授業に出席しました。

日本語が話せないエリンさんに対して、学生は英語で話しかけ、身振り手振りも交えてコミュニケーションを図っていました。 2日間の授業参加を終え、エリンさんは「とても楽しかった」と話し、金沢高専に好感を抱いた様子でした。 

なお、同じ国際ロータリーのプログラムを利用して、今月末には新江さんがワシントン州シアトルへと旅立ち、1ヶ月間、短期留学する予定です。03b.jpg

2010年7月12日 16:11

ニュージーランド・オタゴポリテクニクを訪問

5月31日、一般教科主任の向井守教授、山岸徹事務局長が、ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクを訪れ、「学術協力に関する金沢工業高等専門学校とオタゴ・ポリテクニクとの間の協定書」及び「交流プログラムの実施に関する合意書」の更新のための調印式に出席しました。

オタゴ側からは副理事長のスージー・ジョンストン氏と校長フィル・カー氏が出席、署名し、今後も両校の信頼関係を深めていくことを確認しました。

オタゴ・ポリテクニクには、現在15名の金沢高専3年生が留学しています。

向井教授と久しぶりに再会し、お土産にたくさんの日本のお菓子をもらって、学生たちは素直に喜んでいました。

ニュージーランドに来て2ヵ月近くが経ち、家族と離れてのホームステイ生活で、彼らは英語力が上達しただけでなく、人間的にも大人びた雰囲気を身に付けたようでした。

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3月の帰国までに、彼らがどんな成長を遂げるのか、とても楽しみです。

2010年6月30日 13:06

留学生帰国報告会を開催
英語でスピーチを披露

留学生帰国報告会

4月17日(土)、1年間のニュージーランド留学を終えて先月帰国した学生11名による帰国報告会を、金沢高専合同講義室で開催しました。
金沢高専では、3年次の1年間をニュージーランド国立オタゴ・ポリテクニクに留学し、帰国後は4年次に進学できる全国的にも珍しい制度を実施しています。
オタゴ・ポリテクニクでは、英語だけでなく工学の専門科目も学ぶため、同校で取得した単位がそのまま金沢高専の単位として認められます。
報告会には金沢高専の学生・教職員をはじめ、帰国生の保護者、今年度留学を予定している学生とその保護者など、約140名が参加しました。
学生は、ニュージーランドの美しい風景や学生が暮らしたダニーデンの街の紹介、オタゴ・ポリテクニクの授業や先生、ホームステイ先の家族などをテーマに、一人ずつ英語でスピーチを行い、1年間で磨き上げた英語力を披露しました。また、日本語への通訳も学生が務めました。
時には英語で笑いを取る場面もあり、金沢高専の外国人教員も満足げでした。
ゲストスピーカーとして、国際コミュニケーション情報工学科5年の福原大樹さん、上田源さんが登場し、美しくなめらかな発音でさすがの貫禄を見せました。
帰国生一同は、「1年間の留学プログラムに参加するチャンスを与えてくれた家族、先生、すべての人に感謝したい」と述べ、今後も英語力の向上を目指すと共に、エンジニアとしての勉強にも力を入れていくことを誓いました。

4月17日(土)、1年間のニュージーランド留学を終えて先月帰国した学生11名による帰国報告会を、金沢高専合同講義室で開催しました。

金沢高専では、3年次の1年間をニュージーランド国立オタゴ・ポリテクニクに留学し、帰国後は4年次に進学できる全国的にも珍しい制度を実施しています。

オタゴ・ポリテクニクでは、英語だけでなく工学の専門科目も学ぶため、同校で取得した単位がそのまま金沢高専の単位として認められます。

報告会には金沢高専の学生・教職員をはじめ、帰国生の保護者、今年度留学を予定している学生とその保護者など、約140名が参加しました。

学生は、ニュージーランドの美しい風景や学生が暮らしたダニーデンの街の紹介、オタゴ・ポリテクニクの授業や先生、ホームステイ先の家族などをテーマに、一人ずつ英語でスピーチを行い、1年間で磨き上げた英語力を披露しました。また、日本語への通訳も学生が務めました。

時には英語で笑いを取る場面もあり、金沢高専の外国人教員も満足げでした。

ゲストスピーカーとして、国際コミュニケーション情報工学科5年の福原大樹さん、上田源さんが登場し、美しくなめらかな発音でさすがの貫禄を見せました。

帰国生一同は、「1年間の留学プログラムに参加するチャンスを与えてくれた家族、先生、すべての人に感謝したい」と述べ、今後も英語力の向上を目指すと共に、エンジニアとしての勉強にも力を入れていくことを誓いました。

 

 

2010年4月20日 10:18

ムードル・ムート函館2010

ムードル・ムート函館2010ムードル・ムート函館2010で石坂亮太さんが研究発表

2月13日(土)・14日(日)に北海道函館市にある公立はこだて未来大学で行われた「第2回全国ムードル・ムート函館2010」で、国際コミュニケーション情報工学科5年生の石坂亮太さんが研究発表をしました。
参加者の大半が外国人という中で、英語で講演し、質疑応答にも英語で対応しました。
「ムードル・ムート」とは、オンライン上で学生の学習を管理するシステムを使用して教材の開発を行っている教員や研究者がその成果を発表するワークショップです。石坂さんはシステムを利用して英語が苦手な学生を支援する教材の開発を卒業研究として行いました。研究発表に当たっては、資料作成、プレゼンテーション技術指導など、金沢高専の外国人教員らが全面的に支援しました。

2010年4月 6日 22:54

平成22年度ニュージーランド留学準備進行中

平成22年度ニュージーランド留学準備進行中NZ留学生アドバイザーのギャリティー・恵子さんが来日

3月2日(火)、ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクで金沢高専留学生のアドバイザーを務める金沢高専スタッフのギャリティー・恵子さんが来日し、金沢高専を訪れました。
ギャリティー・恵子さんは、ニュージーランド・ダニーデンに在住し、もう一人のアドバイザー鳥海洋子さんと共に、金沢高専留学生の現地での生活をさまざまな形でサポートしています。
恵子さんは山田校長、向井守教授らと会談した後、4月からオタゴ・ポリテクニクへ留学予定の2年生一人ひとりと面談し、ニュージーランドでの暮らしや学生生活についてのさまざまな質問に答えました。
家族と離れ、遠い外国で1年間のホームステイに臨む学生にとって、恵子さん、洋子さんは精神的に大きな支えとなっています。体調の悪い時には病院に付き添い、学校生活やホストファミリーとの暮らしで悩み事があれば相談に乗ってくれます。
夕方行われた留学生の保護者への説明会で恵子さんは、「学生たちが楽しく有意義に1年間のプログラムを過ごせるよう、細やかな対応を心がけています」 と話し、子を送り出す保護者らの不安を少しでも解消できるよう務めていました。

 

 

2010年4月 6日 22:53

中学校訪問

中学校訪問中学校を訪問し金沢高専の学校紹介をしました

2月10日(水)、金沢高専の向井守教授、セラ・フォーブス講師らが金沢市立額中学校を訪れ、同中学が主催する「高校の先生から学ぶ会」で金沢高専の学校紹介をしました。
「高校の先生から学ぶ会」は、同中学の1・2年生を対象としたもので、進路設計をするために正しい知識を身につけ、具体的な目標を設定する目的で行われています。
向井教授は、中学生の内にやっておくべきこととして英語を例に挙げ、「中学の3年間の勉強で、ほとんどの会話は通じる」と、今やっている勉強を一生懸命するようアドバイスしました。
また、プロジェクターを用いて、ものづくり中心の授業内容や実践的な英語教育など、金沢高専の特徴を説明し、セラ講師と共に、金沢高専で行っている英会話の授業を実演しました。
生徒の皆さんは英語でのやりとりにすぐに慣れ、向井教授やセラ講師との英会話を笑顔で楽しんでいました。

2010年4月 6日 22:51

第1回CLE2シンポジウム開催

第1回CLE2シンポジウム開催「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」第1回シンポジウムを開催しました

2月5日(金)、文部科学省の事業認定を受け、昨年秋から金沢高専が取り組んでいる教育プログラム「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」の第1回シンポジウムを金沢高専で開催しました。 全国の高等専門学校関係者、保護者の方などが金沢高専を訪れ、授業公開や講演、教員による発表などを視聴し、金沢高専の工学・英語協同学習について理解を深めました。
シンポジウムは午前・午後の2部に分けて行い、午前の部では合同講義室にテレビ会議システムを設置してニュージーランド・オタゴ・ポリテクニクと中継を結び、留学中の金沢高専生の授業の様子などを観ていただきました。 また、通常の授業もすべて公開し、参加者は学校内を自由に見学しました。
コーヒーを飲みながら意見交換を行う「コーヒーアワー」を挟んで午後の部に移り、山田弘文校長によるあいさつの後、玉田工業株式会社代表取締役社長の玉田善明氏に「グローバル社会に求められる人材像」と題して講演していただきました。
玉田氏は自身の体験を交えながら英語の学習の必要性を説き、国際性豊かな環境が整う金沢高専で、世界に通用するコミュニケーション能力を身につけて欲しいと述べられました。
その後、向井守教授がプログラムの概要を説明し、一般教養・英語科、機械工学科、グローバル情報工学科、電気電子工学科のそれぞれの教員が具体的な取り組みの内容を紹介しました。
シンポジウムに参加した長岡技術科学大学の村山康雄さんは「専門科目の知識を持ったネイティブの教員が講義するのは初めて見た。とても新鮮で興味深い」と話しました。
また、ニュージーランドに息子さんが留学中の古田さんは、「留学前に比べて積極的になっていた。授業参観できた気分で楽しかった」と成長を喜びました。

 

2010年4月 6日 22:48

スマートボード講習会

スマートボード講習会NZ留学中の学生によるスマートボードの講習会を行いました

1月19日(火)、ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクに留学している金沢高専3年生による、電子黒板「スマートボード」の講習会を、テレビ会議システムを通じて行いました。 講習を受けたのは、金沢高専の教員らです。
「スマートボード」は、パソコンの画面を映し出し、直接ペンで書き込んだり色をつけたり、書いた内容を保存したりとさまざまな機能を備えたホワイトボードです。
オタゴ・ポリテクニクでは英語や数学の授業で導入しているため、金沢高専の学生も使う内にいろいろな使い方をマスターしたようです。
今回の学生による講習会では、教員も知らなかった使い方が次々に登場し、教員を驚かせていました。 また、学生はすべての説明を英語で行い、その英語力の上達ぶりにも感心させられました。 金沢高専でもスマートボードを所有しており、授業などに利用するほか、さまざまな活用方法を検討中です。

2010年4月 6日 22:43

マイルプログラムを実施

マイルプログラムを実施シンガポール・ポリテクニクから短期留学生が来校

12月14日(月)、金沢高専の提携校であるシンガポール・ポリテクニクの学生12名と教員1名が、マイルプログラムのため、金沢高専を訪れました。
マイルプログラムは、シンガポール・ポリテクニクの学生が金沢高専生の自宅にホームステイをしながら、学生同士の国際交流を深める短期留学プログラムです。
滞在中、キャンパス見学や授業見学、金沢市内の観光などをして過ごします。
一行は泉屋利郎理事長を表敬訪問した後、向井守教授の案内でライブラリーセンターや夢考房など金沢工大キャンパスを見学しました。 学生食堂で昼食をとり、午後からは金沢高専で授業を見学。 数学や国語の授業の様子を、興味深そうにカメラにおさめていました。
その後山田弘文校長を表敬訪問し、18時からクリスマス・パーティを兼ねた歓迎会をEラウンジで開催しました。パーティには学生・教職員のほか、留学生を受け入れているホストファミリーらが出席し、ロースト・ターキーをはじめとしたおいしい料理を囲んで、大いに盛り上がりました。
留学生の一人リー・エンさんは、「日本では、温泉に入るのが楽しみ。雪も見てみたい」と話しました。 

2010年4月 6日 22:41

東海北陸地区高専スピーチコンテストに参加

東海北陸地区高専スピーチコンテストに参加「The Difference between Global and International」国際コミュニュケーション情報工学科4年上田源さんが3位入賞

11月14日(土)岐阜高専で、国際コミュニケーション情報工学科4年上田源さんと福原大樹さんが東海北陸地区高専スピーチコンテストに参加し、上田さんが3位に入賞しました。金沢高専の入賞は昨年に続き、2年連続です。
昨年2人は、ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクに1年間留学していました。上田君は「The Difference between Global and International」と題してグローバルとインターナショナルの違いについて述べ、地球規模で活躍できる技術者になりたいと英語で約7分間のスピーチを行いました。上田君は、アメリカの大学への進学を目指し頑張っています。

2010年4月 6日 22:37

卒業研究中間発表

卒業研究中間発表機械工学科で卒業研究中間発表

10月27日(火)機械工学科の5年生は、卒業研究の中間発表を行いました。学生は英語と日本語の発表パネルを準備し、実演を交えながら審査員をつとめる教員に発表を行いました。機械工学科 ジェイミー先生とアナスタシア先生には英語で説明を行い、質問にも英語で答えていました。

2010年4月 6日 22:33

テレビ会議システム

テレビ会議システムニュージーランド オタゴ・ポリテクニク留学生と保護者が対面

10月24日(土)ニュージーランド オタゴ・ポリテクニクに留学中の金沢高専生とその保護者がテレビ会議システムを通して面談を行いました。現在、オタゴ・ポリテクニクには、11名の学生が留学しています。面談では、お互いの近況や学習の様子などを話し合いました。面談には、オタゴ・ポリテクニクの教員や日本人のアシスタントスタッフも参加し、学生の様子を保護者に説明しました。金沢高専では、今後 テレビ会議システムを本格的に導入し、面談や授業の聴講など、国際交流に役立ていきます。

2010年4月 6日 22:30

国際学会で発表

国際学会で発表電気情報工学科5年 山田知徳さんが国際シンポジウム「第16回エコテクノロジーに関する国際シンポジウム」にて英語で論文発表

中国・大連市で10月21日から23日まで開催された国際シンポジウム「第16回エコテクノロジーに関する国際シンポジウム」にて英語で論文発表を行い「Good Student Award」(優秀学生賞)を受賞しました。電気情報工学科直江先生、柳橋先生、ボラジ先生らの指導の下、山田さんはハイブリッド発電機システムの研究・開発に取組み、その内容をまとめた論文「A Hybrid Electric Source with Engine Generator」(エンジンジェネレータを用いたハイブリッド発電システム)を英語で発表しました。

2010年4月 6日 22:28

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