第1回CLE2シンポジウム開催
「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」第1回シンポジウムを開催しました
2月5日(金)、文部科学省の事業認定を受け、昨年秋から金沢高専が取り組んでいる教育プログラム「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」の第1回シンポジウムを金沢高専で開催しました。 全国の高等専門学校関係者、保護者の方などが金沢高専を訪れ、授業公開や講演、教員による発表などを視聴し、金沢高専の工学・英語協同学習について理解を深めました。
シンポジウムは午前・午後の2部に分けて行い、午前の部では合同講義室にテレビ会議システムを設置してニュージーランド・オタゴ・ポリテクニクと中継を結び、留学中の金沢高専生の授業の様子などを観ていただきました。 また、通常の授業もすべて公開し、参加者は学校内を自由に見学しました。
コーヒーを飲みながら意見交換を行う「コーヒーアワー」を挟んで午後の部に移り、山田弘文校長によるあいさつの後、玉田工業株式会社代表取締役社長の玉田善明氏に「グローバル社会に求められる人材像」と題して講演していただきました。
玉田氏は自身の体験を交えながら英語の学習の必要性を説き、国際性豊かな環境が整う金沢高専で、世界に通用するコミュニケーション能力を身につけて欲しいと述べられました。
その後、向井守教授がプログラムの概要を説明し、一般教養・英語科、機械工学科、グローバル情報工学科、電気電子工学科のそれぞれの教員が具体的な取り組みの内容を紹介しました。
シンポジウムに参加した長岡技術科学大学の村山康雄さんは「専門科目の知識を持ったネイティブの教員が講義するのは初めて見た。とても新鮮で興味深い」と話しました。
また、ニュージーランドに息子さんが留学中の古田さんは、「留学前に比べて積極的になっていた。授業参観できた気分で楽しかった」と成長を喜びました。