本取組の目的・内容

本取組の目的

本取組の目的

グローバル化の進展とともに、これに対処できる人材の育成に向けた教育が進められており、高等専門学校・大学の工科系学科においても、英語教育の充実や留学の正規カリキュラムへの取り込みなどが検討されています。
しかし、留学が教育に効果的であることを認識しながらも、経済的理由等から、すべての学生が参加できるわけではありません。国内で学び続けている多くの学生を対象とする、グローバル化への対応をめざした教育が必要となっています。
金沢高専が取り組む「工学・英語協同学習(以下、CLE²)」の目的は、中学校を卒業したばかりの早期よりグローバル化に対応した体験重視型の専門教育を実施することで、21世紀社会での活躍が期待できる若き技術者を養成することにあります。また、外国人教員と日本人教員との協同による授業とFD(※)を行うことにより、日本人教員のグローバル化への適応力を増進させ、併せて外国人教員が育った技術教育文化と日本の技術教育文化を互いによく理解しあい、グローバル化に即した実践型技術者養成教育・CLE²を開発しています。

※FD:Faculty Developmentの略。教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称。

CLE2の具体的内容

ものづくり教育と英語教育を二大特色としてきた金沢高専では、外国人教員によるコミュニケーションを重視した少人数制の英語教育と、外国人教員による英語での工科系専門教育を実践しています。また、アメリカでの英語研修や単位認定を伴うニュージーランドへの1年間留学、シンガポール修学旅行、海外インターンシップなど、国際交流や海外体験ができる教育プログラムが整っています。
さらにCLE²を支え発展させるために、日本人教員ならびに外国人教員、また両教員を対象としたFDを実施しています。学校教育や技術観を相互理解し、学校や企業への視察、ワークショップの開催などによって能力開発と意識改革を行っています。

具体的内容

実施体制

各学科の専門科目教員および英語科目教員からなる推進体制(FD専門委員会)をはじめ、国内外の提携校、企業、保護者、卒業生の協力による支援・マネジメント体制を整えています。

実施体制

評価体制

教育成果発表会やシンポジウム、学内関連部署からの評価・意見をKTC(金沢高専)教育評価委員会で収集・分析し、学務会議による評価・改善指示を受けながら進めています。

評価体制

実施計画(平成21年度〜平成23年度)

実施計画

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