金沢高専が第16回 「工学教育賞」を受賞しました
金沢高専が、第16回(平成23年度)「工学教育賞」を受賞しました。同賞は、工学教育に対する先導的、革新的な試みによって、高等教育機関における工学教育の発展に多大の影響と貢献を与えた業績を表彰するもので、公益社団法人・日本工学教育協会(東京都港区)が実施しています。
今回の受賞は、本校の「5年一貫の工学・英語協同学習とFD活動」―グローバル化に即した実践型技術者養成教育の開発と実施―(以下CLE²)の業績が高く評価され、314件の応募の中から選ばれたものです。金沢高専では、“ものづくり教育”、“英語教育”、“キャリア教育”を三大特色として掲げた上で、平成21年度からは、文科省の「優れた取組」の選定を受けてCLE²に取り組んでいます。
英語で専門分野について学習する能力や海外エンジニアと協力できる能力・技術の育成を目指すと同時に、日本人と外国人教員の相互の交流を図り、教員の意識改革も進めてきました。
特に、各学科ごとに2名の専門科目担当の外国人教員を配属し、英語の環境下で5年一貫の体験重視型教育を実施したことは、他高専や企業からも、大いに注目を集めています。
表彰式は、8月22日(水)に芝浦工業大学(東京都江東区)で開かれた日本工学教育協会「第60回年次大会」で行われ、山田弘文校長が式に臨みました。
受賞後、山田校長は「産業界からグローバル人材の要求が、ますます高まる中、今後、マサチューセッツ工科大学らが考案した工学教育『CDIO』を本校のカリキュラムに織り込み、CLE²をさらに発展させていく上で、大きな励みとなった」と話しました。