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シンガポール理工学院から講師を招きCDIOを学ぶ講演会を開催しました

9月24日(金)、提携校であるシンガポール理工学院の工学科教員、チー・シ・モー、ソー・キム・ファイの両氏を講師に招き、「CDIO」と「デザイン・シンキング」の2つをテーマにした講演会を金沢高専合同講義室で開催しました。講演会には金沢高専の全教職員と、金沢工大からも副学長2名ほか約30名が出席しました。04b.jpg

「CDIO」とは、Conceive,Design,Implement,Operate(思いつく、設計する、実行する、運営する)の略で、1990年代後半にアメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)が考案した技術者養成のための教育プログラムです。25カ国50の大学など高等教育機関が教育のフレームワークとして採用しています。また、 「デザイン・シンキング」とは創造性を生み出すための方法論で、世界的デザイン・コンサルティング企業であるIDEO(アイディオ)やスタ ンフォード大学など、多くの企業や大学が実践している探求のプロセスです。

04c.jpgシンガポール理工学院では2つのプログラムを実践し、産業界から本当に求められている人材の育成に力を注いでいます。講演ではCDIOとデザイン・シンキングの概要や、同校で実際に行っている授業内容が紹介され、具体的な取り組みの流れなどがわかりやすく説明されました。 講演前に夢考房や工学設計棟、やつかほリサーチキャンパスなどを見学した両氏は、「金沢工大学園にはすぐにでもCDIOを実践する環境が整っている」と金沢工大学園の教育環境を賞賛しました。
講演終了後には参加者から多くの質問が寄せられ、世界的に注目を集める新しい教育プログラムへの関心の高さがうかがわれました。

2010年9月28日 13:18

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