2024年3月アーカイブ

 

本日は令和5年度 金沢工業大学 学位授与式の模様をお伝えいたします。 

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           (11号館前の開花した紅梅)       

<学位授与式>

令和5年度金沢工業大学 学位授与式は、梅の咲く花冷えの晴天の中、3月15日(金)午前10時00分から開催されました。今年度の学位授与式は昨年同様、本学の第2体育館で式典を開催され、卒業生、終了生、教職員、父母等が参加して行われた。また、本年度も式典の模様を「YouTube」と、金沢工業大学動画配信システム「AVIS Cloud」で視聴できるようにしました。

 式典は国歌斉唱から始まり、学位記授与、学長の式辞、学長表彰、在学生送辞、卒業生答辞、校歌斉唱の順で進められました。本年度は5年ぶりに本学の吹奏楽部、室内管弦楽団の協力で、国歌、入場曲等が生演奏されました。

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   (式典直前で音合わせを行う吹奏楽部と室内管弦楽団)

扇が丘キャンパスにて学位を授与された学生は大学院では工学研究科課程博士(工学)2名、博士(理工学)1名、論文博士(工学)2名に博士が授与されました。修士修了生ではは修士(工学)171名、修士(理工学)20名、修士(心理学)6名の197名が修士を授与されました。学部卒業生では学士(工学)1,082名、学士(情報学)271名、学士(理工学)123名の1,476名に学士が授与されました。

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       (博士学位記を手渡される満田宇宙さん)

 学長式辞で大澤 敏学長は初めに能登半島地震に被災された被害者に対して哀悼の意を表したのち、卒業生、修了生に対して「本年度ご卒業された皆さんが入学された年は新方コロナウイルス感染症によって、入学直後から遠隔授業が始まり、大学生活をスタートすることも大変でした。しかし、皆さんはそれを乗り越えてきました。皆さんにはすでに困難を乗り越える力が備わっています自信を持ってください」と勇気づけました。「皆さんのこれからの人生の参考として3つの話をします。一つはこれからのAI時代に向けて『実体験をつむ』ことです。体験を重ね、経験の断片を再編集し新のものを創造する事は人間にしかできません。2つめは『格別な友人』を得ることです。『友人との強い共感』が生まれると自分が生きていることの価値を実感できるようになります。また、安心できる人と場所があれば新しいことに積極的に挑戦することが出来ます。これはAIにはできないことです。3つめは、せっかくの人生ですから『好きなことを徹底的にする』ことです。どんなこともどこかに繋がっています。本当にやりたかったことをぜひ自分の手で見つけ出して下さい。」と希望を述べ、激励しました。

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         (式辞を述べる大澤敏学長)

 続いて学長表彰に移りました。受賞者は、大学院では「2年間における研究成果について特に優れた評価を得た者」として、19名が表彰され、学部では「学部4年間を通じて特に優秀な成果をおさめた者」として、21名が表彰されました。学部受賞の内容は「各学科においてGPAポイントによる成績評価が最も優秀な者」12名、「学長褒賞を18回以上受賞した者」2名、「課外活動を4年間継続し、顕著な活躍をした者」7名、の21名でした。

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     (学長表彰を受ける大学院代表の宮川涼さん)

 大学院の表彰では工学研究科修士課程機械工専攻の宮川 涼(みやかわ りょう)さんが代表として登壇し、学長から表彰状を手渡されました。学部の表彰ではバイオ・化学部 応用バイオ学科の元田 和奏(もとだ わかな)さんが代表として登壇し、学長から表彰状を手渡されました。

つづいて在校生送辞では第57期学友会会長の工学部情報工学科 3年次の矢古嶋 孝輔(やごしま こうすけ)さんが「先輩方の過ごした学生生活は、新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインでの授業や様々な行事や活動、講義が中止や延期、オンラインでの開催を余儀なくされるなど、大きな困難がありました。しかし、その困難を乗り越えた先輩方の力をもって、社会に出てもご活躍されることを在学生一同、心よりお祈り申し上げます。先輩方が築いてきた伝統や信頼を受け継ぎ、金沢工業大学の更なる発展と躍進を目指し、在学生一同尽力することを約束します」と述べ、修了生・卒業生への送る言葉としました。

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      (送辞を読み上げる矢古嶋 孝輔学友会 会長)

 送辞に答えて情報フロンティア学部 経営情報学科の玉野 美湖(たまの みこ)さんがまず、1月に発生した能登地震に触れ、「被災し亡くなられた方のご冥福を祈ります」とお見舞いを述べた後「4年前、入学してすぐにコロナウイルスの影響でオンライン授業になり、大学生活は不安の中で始まりました。そんな中でも自己管理の大切さや工夫の大切さを学びました。また、プロジェクトデザインでは実践的な課題をチーム活動によるチームワークで解決する大切さを学びました。この金沢工業大学での体験を忘れずに、今日からそれぞれの道を進んでまいります」と決意を述べました。

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      (答辞を読み上げる玉野 美湖さん)

  その後、全員で校歌を斉唱し学位授与式は無事終了しました

 

<同窓会入会式>

続いて同窓会入会式が開催されました。

式典では同窓会長の古槁孝実(ふるはし たかみ)氏が挨拶され、その後、同窓会代表幹事になった情報フロンティア学部メディア情報学科の長谷川 友紀(はせがわ ゆき)さんが同窓会入会の言葉を宣誓して同窓会入会式は終了しました。学位授与式、同窓会入会式は、11時20分頃、無事に終了しました。式典に参加した父母等は約900人ほどでした。

<学科・専攻別学位記授与式>

式典終了後、体育館から場所を変えて学科・専攻別学位授与式が各指定の教室で行われました。

各教室では教員が各自に学位記を手渡し、卒業生・修了生に激励の言葉をかけて、学科・専攻別学位記授与式は12時30分頃終了しました。

卒業生、修了生は式典他が終了した後、春の晴天の中、久しぶりに会った友人たちと歓談し、記念撮影などを行っていました。

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    (体育館前での記念撮影)

 なお、式典を欠席した卒業生・修了生には式典終了後、学位記、証明書、拯友会から送られた記念品などを大学に登録されている実家住所へ郵送しました。

 <5年ぶり金沢市内のホテル3か所で学位授与記念パーティー開催>

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         (パーティーを楽しむ卒業生)

同日の午後6時より金沢市内の3会場で学位授与記念パーティーが5年ぶりに開催されました。

このパーティーは在学生の学友会が主催し、父母等の会である拯友会が後援しているものです。

「ホテル金沢」では、学友会の倉島崇太さんが司会を担当し、工学部長の高野則之教授が開催の挨拶を行いました。その後、学友会の澤野永遠さんの乾杯でパーティーが始まりました。パーティー中では教員と学生が思い出を語り合いました。中締めに電気電子工学科主任の野口啓介教授がお祝いの言葉を贈り、盛大に行われたパーティーは終了しました。

また、「ANAクラウンプラザホテル金沢」では、学友会の和田耕太さんが司会を担当し、情報フロンティア学部長の出原立子教授が開催の挨拶を行い、学友会の九島真之助さんの乾杯でパーティーが始まった。中締めに心理科学研究科長の大矢寿美子教授がお祝いの言葉を贈り、パーティーは終了した。

「金沢東急ホテル」では、学友会の八巻顕伍さんが司会を担当し、建築学部長の下川雄一教授が開催の挨拶を行い、学友会の矢古嶋孝輔さんの乾杯でパーティーが始まった。中締めにバイオ・化学部長の露本伊佐男教授がお祝いの言葉を贈り、パーティーは終了した。

本年度は大学院、学部合同でのパーティーであり、それぞれの会場では大学生活や研究を共にした話や、大学院の先輩と学部卒業生との間でも話が盛り上がり、恩師にお礼の挨拶をするご家族、修了生・卒業生の姿や、記念写真を撮るグループなどが見られ、学生生活を締めくくる盛大な記念パーティーとなりました。卒業生、修了生の皆さんの今後のご活躍をお祈りします。

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         (在学生と記念撮影する卒業生)

 

 

 

 

 

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