ご卒業おめでとうございます。
保護者の皆様こんにちは。
本日は、3月15日（火）に行われた学位授与式の様子を報告致します。
（12号館４階のイノベーションホールに準備された会場）
令和3年度の金沢工業大学学位授与式は、小雨の降る曇り空の中、
３月15日(火)午前10時30分から開催されました。
一昨年の年末より発生した新型コロナウイルスの感染症の対策として、今年度の学位授与式は式典の会場を本学の12号館４階にあるイノベーションホールで執り行いました。式典会場には博士学位取得者と学部の代表学生、院代表学生だけが参加し、その他の卒業生・修了生は各専攻、学科別の視聴会場に密にならないように入場し、式典を視聴しました。また、保護者や来賓の入場はご遠慮いただき、式典の映像はYouTubeと金沢工業大学動画配信システム「AVIS CLOUD」で式典を視聴できるように配慮しました。
（視聴会場で式典を待つ卒業生）
（YouTubeに配信された動画の画面）
式典では国歌の演奏を聴いた後、学位記授与、学長式辞、
学長表彰、在学生送辞、卒業生答辞、校歌斉唱の順で進められました。
（大澤敏学長の式辞）
扇が丘キャンパスにて学位を授与されたのは、
工学研究科課程博士（工学）5名、
論文博士（工学）3名、
修士修了生188名、
学部卒業生1,409名でした。
学長式辞で大澤学長は、「本日学位を取得された方々は2年間の新型コロナウイルス感染症の影響で多くの困難を乗り越えて学位を取得するという成功体験をいたしました。そして皆さんが卒業後の長い人生をより良く過ごされるために私から参考になる考え方を2つご紹介いたします。一つめは[誰もがイノベーションを起こすリーダーになれる]ということです。近年のリーダーの資質には失敗体験が重要であるとされていますが、卒業する皆さんは本学において失敗を十分体験しているはずです。ぜひ自信を持ってください。二つめは[格別な友人を持つこと]です。本音で付き合える友人がいることは人生を豊かにします。年代にとらわれない格別な友人を作り、豊かな人生を送っていただきたい。最後に本日手にすることが出来た学位は、陰ながら皆さんを支援してくれたご両親や保護者のおかげです。本日もモニター越しにご覧になられていることと思いますが、感謝の念を心に新しい一歩を踏み出してください。」と述べられました。
（式典会場で学長式辞を聞く卒業生たち）
続いて学長表彰が行われました。学長表彰の受賞者は、大学院では｢2年間における研究成果について特に優れた評価を得た者｣20名が表彰されました。
学部では｢正課及び正課外の活動において、特に優秀な成果を収めた者｣として、27名が表彰されました。内容としては「各学科においてGPAポイントによる成績評価が最も優秀な者」12名、「学長褒賞を18回以上受賞した者」11名、「課外活動を4年間継続し、顕著な活躍をした者」4名、でした。
大学院は工学研究科ビジネスアーキテクト専攻の島田高行（しまだたかゆき）さんと情報工学専攻の本田彰吾（ほんだしょうご）さんが、学部の代表は情報フロンティア学部メディア情報学科の黒河美紗（くろかわみさ）さんが学長表彰代表として登壇しました。
次に在学生送辞として第55期学友会会長で情報フロンティア学部心理科学科３年次の小林大夢（こばやしだいむ）さんが「ご卒業されます先輩の皆様は、2年に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響の中、多くの体験をされ、苦難を乗り越えられたことは皆様の人生において重要な財産となったことでしょう。今後も新しい道への第一歩を踏み出し、時代を切り開く技術者としてご活躍されることをお祈りしております。我々在学生一同は先輩方が築かれた本学の伝統を受け継ぎ、懸命に努力してまいります。」と述べて、修了生・卒業生への送る言葉としました。
送辞に答えてバイオ・化学部応用化学科の山本繁（やまもとしげる）さんが「振り返ると大学での時間は瞬く間に過ぎ、その中で非常に質の良い時間を過ごすことが出来ました。慣れない90分授業や新型コロナウイルス感染症での活動制限など想像をはるかに超える事態を体験しました。大学では正課だけでなく課外活動においても多くのことを身に付けることが出来ました。このことは将来において私達の糧となると確信しております。金沢工業大学で培ってきた知識や経験を強みとし、様々な形で社会に貢献していくことを誓います。」と決意をのべました。
（答辞を読む山本繁さん）
その後、校歌の演奏を聴いて学位授与式は終了し、続いて同窓会入会式が開催されました。
式典は大学同窓会会長 殿村和也氏の挨拶映像が放映され、その後、同窓会代表幹事になった工学部ロボティクス学科の荒木仁斗（あらき きみと）さんが同窓会入会の言葉を映像で宣誓して同窓会入会式は終了しました。
（式典を終えて待ち合わせしていた卒業生）
式典終了後、曇り空にときおり日差しが差し、多くの卒業生・修了生は学位授与式の看板の元で、友人たちと学生生活最後の記念撮影を行っていました。
あらためまして卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
