2012年7月アーカイブ

 去る、7月7日、8日に青森・岩手・上越・山梨・三重・広島・山口・高知・宮城・東京・高岡・大阪・岡山・愛媛地区で拯友会地区交流会を開催いたしました。

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           広島地区交流会                三重地区交流会

【7月7日】
・青森  参加者8名(学部:8名、大学院:0名)実人数:10名
・岩手  参加者6名(学部:4名、大学院:2名)実人数:10名
・上越  参加者33名(学部:32名、大学院:1名)実人数:39名
・山梨  参加者10名(学部:10名、大学院:0名)実人数:11名
・三重  参加者25名(学部:25名、大学院:0名)実人数:34名
・広島  参加者26名(学部:25名、大学院:1名)実人数:39名
・山口  参加者4名(学部:4名、大学院:0名)実人数:6名
・高知  参加者4名(学部:4名、大学院:0名)実人数:5名

【7月8日】
・宮城  参加者11名(学部:5名、大学院:1名)実人数:9名
・東京  参加者8名(学部:7名、大学院:1名)実人数:12名
・高岡  参加者45名(学部:44名、大学院:1名)実人数:52名
・大阪  参加者37名(学部:35名、大学院:2名)実人数:43名
・岡山  参加者25名(学部:25名、大学院:0名)実人数:38名
・愛媛  参加者4名(学部:4名、大学院:0名)実人数:5名

以下に各地区の交流会での概要をまとめてご案内いたします。

 [学業について]
●平成24年度以降と、平成23年度以前との教育改革の大きな違いは何か。
 →「金沢工業大学の教育の変遷」を示しながら、第1次から第5次までの教育改革の主要な特徴を説明した。
●大学教育における「人間力」強化とはどのような教育体制かとの意見があった。
 →人間形成の代表的な授業科目として「自然と人間セミナー」の穴水湾自然学苑での教育がそれに対応していることを説明した。また、4年次での「池の平セミナー」についても説明した。
●穴水研修の様子について
 →参加学生が状況を説明した。内容は「ブレーンストーミング」、「海洋活動」、大切なのが「友達作り」です。
●QPAポイントについて説明してほしい
 →本学教員より解説があった。
●昨年度、体力づくり演習(初心者スキー)を選択した保護者より参加に5万円近い費用が掛かり、種目選択の質問があった。
 →体力づくり演習の種目には、体育館で実施する種目、グランドで実施する種目のほか、集中講義として実施する救急法や白山登山、穴水湾自然学苑からの100Km歩行があることを紹介し、学生の希望調査を行って種目を決定するとの説明をした。
●英語の授業について、外国人の教員について日本語が理解できないなど、授業内容が学生のレベルに合っていないのではないかとの意見があった。
 →本学は、入学後の修学のための学力診断で英語能力を確認し、能力に合った科目指定を行っているとの説明をし、今回の意見を英語教育課程主任の先生に伝えることとした。
●TOEICなどの資格試験をKITで受験できるのかとの確認があった。
 →TOEICはTOEICが公式試験会場を決定している。今後、場合によっては本学が会場となることがあるかもしれない。また、TOEICについては、本学の夏期集中の受験対策講座を紹介した。
●公務員講座について、3年生の保護者から先着100名が対象となっており、子供は100名に入ることが出来なかった。今後、対象人数を増やすなどの対応を検討いただきたいとの意見があった。また、通信講座に関する質問があった。
 →頂いたご意見を自己開発センターに報告した。
●各種資格取得について説明を求められた。
 →「LICENCE2012」の冊子を用いて説明した。
●出席状況が悪くなった場合どのような形で保護者に連絡が来るのですか。
 →必須科目を対象として集計し、最初は学生宛に連絡(学生ポータル)を行う。さらに悪くなった場合には保護者宛に手紙での連絡をしている。
●授業での質問について、八束穂の教員には何時質問が出来るのかの問い合わせがあった。
 →授業の終了後ならびに教員が週2回以上設定するオフィスアワー、LCの学習支援デスクなどの修学支援について説明した。
●修学アドバイザーはどんなことをするのですか。
 →高校の時の担任に様子は近いですが、高学年になると毎週授業等で会うことが無い場合もあります。ただし、相談ごとなどには応じてくれますので活用してくださいと説明した。

[就職・進学について]
●大学院への進学のメリットについて
 →授業料やTA活動等、学内インターンシップについて説明した。
●本学や他大学の大学院への進学希望者の状況。
 →本学へは約1割弱、他大学へは1%、あるいはそれ以下が進学の割合であることを説明した。
●大学院の進学について
 →本学教員から大学院を出ることによる強みについての説明をした。
●大学院生および4年次の保護者から進学と就職活動の対策について質問があった。
 →就職活動は3年次の後学期から一般的に行うが、大学4年間を通じて、勉強以外に努力したことを面接や履歴書、ESで聞かれることが多いので、3年次においては夏休み中にインターンシップを経験しておくことを勧めた。また経済同友会での取り決めで、12月から就職活動が始まることになっているが、企業によっては、その前から、OB訪問や会社説明会を始める場合があるので、十分な準備が必要であること、進路開発センターの利用や研究室教員との密な連絡が重要であることを伝えた。コミュニケーション能力が重視されるので、プロジェクトデザイン科目、穴水湾自然学苑での研修、研究室での活動で人間力の向上を図れる仕組みになっていることを補足説明した。
●山梨地区での就職先はどのようなところか。
 →「就職に強い」就職データを紹介し説明した。
●山口県の就職状況について教えて欲しい。
 →山口県で就職している卒業生は少なく、大学としても山口県の企業開拓は進んでいない状況である。お子さんが地元に戻った時に自身でも情報収集して欲しいと説明した。
●就職活動するときにかかる費用について。
 →個人により違うが時間割に余裕がある場合は安い移動方法を利用でき、授業等が詰まっている学生は費用が高い交通機関を使用することとなる。東京で考えると数千円から四~五万円クラスと幅があると説明した。
●就職活動はいつからしていましたか。
 →これまでの経験から、学生主体で企業選択をし、保護者はその後で確認をするようにしてほしいと説明した。

[生活について]
●11号館前の駐輪場の駐輪マナーが悪く、歩行者が通行しづらい、自転車と歩行者がぶつかりそうになるなどのトラブルがある旨学生から伝え聞いているとの意見があった。
 →学内でも定期的に駐輪マナーについて注意喚起を行っているが、頂いたご意見は関係部署に伝える。
●学生とのコミュニケーションの取り方について
 →連絡方法やメール・電話での生活情報の取り方を上級生の保護者の話も踏まえアドバイスがあった。
●2年次と1年次の保護者から、子供と連絡が取れない、生活が心配であるとの意見が多かった。
 →4年次の保護者から、スカイプの利用、ネットで検索するとブログやFacebookをやっている場合があるので検索してみると手に取るように生活が分かる、掃除に行ってみる等のアドバイスがあった。教員からは、大学の授業に出席しているかどうかについては教員、修学アドバイザー、修学相談室で把握しているので、問題があれば本人を呼び出して面談するなどの対策をとっていることを説明した。2年次で中弛みになる傾向があり、課題や授業についていけなくなる学生もいるが、数理工教育研究センターの業務内容を説明し、有効利用を勧めた。
●緊急時の連絡方法について
 →過去の事例をもとに、KIT指定学生寮における大家さんのフォローの実態について説明した。
●1年次の保護者から子供の下宿は3名でシェアするタイプで、同室の学生も夜遅くまでゲームをしており心配している。
 →4年生の保護者から、同様の下宿で1年次は心配したが、ちゃんと朝起床して学校に行っていれば問題はないとの発言があった。また、その他の保護者からは、夢考房活動などの課題活動に参加する状況を聞いて安心した。心配な場合は、下宿の大家さんに連絡をいれるなど、確認すると安心できるとの意見があった。
●1年生の入学直後に、寮や下宿にNHK受信料徴収の訪問がある場合が多い。18歳や19歳の未成年の学生に対し比較的強めに徴収の要求を迫るケースがあり、本人が戸惑うことが多い。例えば大家さんに相談しても簡単に解決できない事があるようで困る。大学側としても、何か対応でできないかとの意見があった。
 →大学と大家さんとの関係を強化していると説明し、一人で悩まず修学相談室やはてな相談コーナー、修学アドバイザーにも相談するように伝えた。
●1年生に在学中で夏休み期間中に自動車免許を取得させたいが、夢考房プロジェクト「ロボカップ」に参加している都合上、免許取得のタイミングがとれなく困っている。
 →場合によっては、金沢近傍の自動車学校に通い免許取得もできることを説明した。手続きは、本学のサービスセンターで可能であることも説明した。
●学食の混雑で困っている。
 →現在、本学で検討中の緩和対策等を説明した。
●1年生の保護者より昼休みの食堂の混雑について→大学側も改善を進めていることや、混雑の原因などについて説明した。
●学食のメニューが少なくないか?
 →メニューが多いと調理に時間が掛かり混雑に拍車をかける可能性があると説明した。
●学食での朝食について
 →8時より朝食メニューを「ラテラ」で提供している。八束穂便の1便にも間に合うので活用してほしいと説明した。
●大学の近くに病院があるのか?
 →KITタウンガイド32ページの病院一覧を紹介し、先ずは扇が丘診療所へ行って相談して病院を紹介してもらうと良いと説明した。
●宗教団体の勧誘された場合、どうしたらよいか?
 →宗教団体を含め、いろいろな勧誘者が来た場合、野々市交番ホットラインに電話をして追い払うのが効果的であると説明した。
●八束穂リサーチキャンパスでの研究室活動について、3年次の保護者から現在自宅から通っているが4年次に下宿を考えている。八束穂の近くに新篁の下宿はあるのかとの意見があった。
 →生活環境や金額などから、扇が丘近郊の指定寮を新篁から探すことが望ましいとの説明をした。
●八束穂リサーチキャンパスのシャトルバスについては、21時以降の夜遅くまで運行を検討してほしいとの依頼があった。
 →八束穂での研究室の活動を21時までに終了できるように大学としては対応することとし、シャトルバスの21時以降の運用は現在考えていないとの説明をした。
●スーツはどれくらい必要か。
 →参加学生が、1着と替えのズボンで過ごしたと回答した。
●アパートのガス代が高い(7000円)ので引っ越す予定です。皆さんも高いのですか?
 →参加学生が、そんなに高いことはないと思います。友人とかが来ているのでは?状況を確認してくださいと回答した。
●生活が苦しいので学生はアルバイトをどれくらいしているのですか?
 →深夜等日中の勉学に影響しないようなアルバイトを選んでほしいと説明した。
●アルバイトについて
 →大学院ではTA制度、学部では大学内のインターンシップ制度があり、そこでも人間力が養成されることを説明した。
●1年生、2年生の保護者から、主に生活面での質問があった。
 →出席の把握、ポートフォリオによる生活の自己管理、退学率の低減対策等を説明した。一方、高校と大学の授業内容の落差、メンタル面を心配されている保護者に対しては、数理工教育研究センターの利用、カウンセリングセンターの利用について説明し、何か兆候が見られたらすぐに修学相談室、修学アドバイザーに相談するように勧めた。
●住民票の移動に関しての質問があった。
 →基本的には石川に移していただきたいとの説明をした。

[その他の意見]
●昨年度同様、大学のホームページが見づらく、学生の近況のなどがわかる内容にして欲しいとの意見があった。
●学生を褒めてくれる(学長褒章等)ことがあることが良かったとの意見があった。
●ポートフォリオを保護者が見ることはできないのか。
 →大学では個人情報として取り扱っているので本人の許可無くしては不可能である。学費のスポンサーとしてご子女からハードコピーを貰ってほしいと説明した。
●夢考房プロジェクトについて、1年生の夏からや後学期からの参加に不安があるとの相談があった。
 →1年生、3年生それぞれに参加している学生の保護者がいたため、保護者間で情報交流していただいた。
●ポートフォリオの記述内容について、一部でも良いが将来的に親も閲覧できないか。親としては子供の実態のある活動を知りたい。もちろん、プライベートの内容であることは承知している。フェイスブックのような機能をもったシステムの活用も今後検討して欲しい。
 →本学では、ステークホルダーを対象に学生が自らの成長を自己PRする取組や、ソーシャルメディアを用いたステークホルダーとの交流を深めるシステムの導入を検討中である。先ずは企業の担当者との交流が主体となるが、今後対象者を増やしていけると良いと思っていると説明した。
●学生のTwitterやフェイスブック等の利用について、交友関係や就職先の人事にも影響がでることもあり得るので、とにかく取り扱いについて慎重にすべきとの意見があった。
 →リテラシー教育の中で情報リテラシーについては指導を行っていると説明した。
●今年入学したばかりであるが、偶然にもIJST関連の留学生との交流があり、とても有意義であったようで、我が子の成長に驚いたし入学させて良かったとの意見があった。
●地方大学へあえて一人暮らしを体験させたことで、2ヶ月足らずで人間的に成長してくれた。金沢工大へ入学させて良かったとの意見があった。
●「かわいい子には旅に出せ」との父母からの勧めで金沢工大へ入学させた。入学後は、成績が悪く3年生を留年しているが、この機会に余剰時間を有効利用して、いろいろ勉強するように親としては励ましているとの意見があった。
●4年次時代に就職活動がうまくできず、その後、先生と相談し学力試験で大学院へ進学させた。現在は修士2年次で就職も内定し、これまでに研究活動や学会発表などを通じて、子供成長には驚かされた。金沢工大の教育支援体制にとても感謝しているとの意見があった。
●夏休みがあるが帰省することは出来るのか。→個々の学生により状況が違うが、成績連絡等については自宅でも確認できる。パソコンの設定などは、事前に情報処理サービスセンターに申請しておくことが必要と説明した。

 なお、学生の修学活動を知る上で、学生に配布されている学務運用に係る資料を参照する場合は、金沢工業大学ホームページの「特設サイトピックアップ」にある「修学・生活情報」で紹介されている以下の項目をクリックしてください。
  ・[大学キャンパスノート] …学部学生の修学や履修申請、時間割などについて
  ・[大学院キャンパスノート] …大学院生の修学や履修申請、時間割などについて
  ・[学習支援計画書(シラバス)] …学部の各科目の授業内容について
  ・[カリキュラムガイド] …学部のカリキュラムについて
  ・[大学院学習支援計画書(シラバス)] …大学院の各科目の授業内容について

以上

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