9月に着任された5人の外国人の先生をシリーズで紹介します。最初に登場されるのは、一般科目で英語を担当するセラ・ルボルト先生です。
-ご出身は、どちらですか?
アメリカ・バーモント州にあるブリンチェリー町出身です。バーモント州には、金沢高専の提携校であるセントマイケルズ大学がありますね。私は同大の大学院で英語教授法を専攻しました。大学の友人らに金沢高専の話を聞いたことが、本校に着任するきっかけになりました。その前はバーモント州立大学で、英文学と農業を学んでいます。
-学生時代、勉強以外では、どんな活動をされましたか?
本を読んだり、映画を見たりする文学的なクラブのリーダーをやっていました。クラブのメンバーは、同じ寮に住む人たちで、地域貢献活動にも取り組みました。
-金沢の印象は、いかがですか?
ひがし茶屋街の近くに住んでいますが、茶屋街や卯辰山ろくの寺院群の雰囲気が、とても気に入っています。付近の祭りで食べたかき氷や焼き鳥など、日本の食べ物も好きです。ご近所同士、地域のつながりが深いところも、素敵だと思います。
-金沢高専の印象は?
実はつい1カ月ほど前、この夏の2年生の海外英語研修で、セントマイケルズ大に来校した学生たちに英語を教えていました。金沢高専の学内で、その学生たちに遭遇して、お互いに声を上げて再会を喜びあいました。顔見知りの学生たちは、早くも懐いてくれていますし、先生方や皆さんにやさしくしてもらい、感謝しています。
-それでは最後の質問ですが、これから、どんな風に英語の授業に臨まれますか?
学生たちは、一人ひとり、良い物を持っています。学生と一緒に話したり、輪の中にどんどん入って、私なりのやり方で、潜在的に持っている力を引き出して、良いクラスを作っていきたいと思います。
-先生の熱意と穏やかな人柄が感じられるインタビューでした。セラ・ルボルト先生、どうもありがとうございました。