2012年2月アーカイブ

国際コミュニケーション情報工学科5年生の和田憲慈さんが、アメリカの工学系名門大学の一つであるロチェスター工科大学に合格。金沢高専から世界への窓が大きく開いていることを身をもって示す学生が、また一人誕生しました。

和田さんは、2年次に1カ月のアメリカ英語研修に参加したのを皮切りに、3年次には本校の提携校であるニュージーランドのオタゴ・ポリテクニクに1年間留学しています。さらに、同じニュージーランドで、4年次に2週間の海外インターンシップ(就業体験)も行い、金沢高専の留学と国際交流プログラムをフル活用して国際経験を積み重ねてきました。

進学先のロチェスター工科大は、ゼロックスの創業地として知られるアメリカ・ニューヨーク州のロチェスターにあり、1829年の創立以来、長い歴史と伝統を誇る私立の工科系総合大学です。

ロチェスター工科大学のHP

同大は、実務経験を重視しインターンシッププログラムが充実しているのが特色で、アメリカのベストカレッジの一つとして、フォーブス誌はじめ多数の出版物で、高く評価されています。

また、金沢工大の協定校でもあり、金沢高専には、同大出身の外国人教員が多数在籍しています。

和田さんは「語学が好きなので、大学では英語以外の第2外国語も身につけて、インターンシップに臨むことを今から楽しみにしています。専攻は国際ビジネス学で、将来はアメリカで就職することも選択肢に入れたい」と、グローバルに活躍する夢を語ってくれました。

写真におさまった和田さんの顔が、頼もしく輝いて見えたのは、決してストロボのせいだけではありません。

金沢は今日、天気予報で、風雪注意報が出るほどの荒れた天気。今冬1番という寒気の影響で、断続的に雪が降り積もりました。

そんな底冷えするような1日を締めくくる8時限目に、5年生が合同講義室で卒業式の練習を行いました。

もはや成人に達する5年生と、先ごろ合格発表が終わったばかりの受験生たちを比べれば、彼我の差は歴然。「男子三日会わざれば刮目せよ」の言葉通り、学生たちの成長ぶりは目を見張ります。

もっとも、最近、男子以上に活発なのが女子です。現在、金沢高専の学生会は、女子が会長を務め、海外短期留学の折に、現地で率先してチャレンジ精神を発揮するのも女子だとか。

その5年生たちの最後の大仕事であり、勉強の総決算でもある「卒業研究発表会」は、2月2日から国際コミュニケーション情報工学科を皮切りに、順次、合同講義室で行われます。

さて、注目すべき成果を上げたのは、女子か男子か。以下のPDFの日程を参照のうえ、ぜひ目を見開いて学生たちの成長ぶりと成果をご高覧ください。

電気情報工学科 denki.pdf
機械工学科 kikai.pdf

国際コミュニケーション情報工学科 kokusai.pdf

 

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