2009年9月アーカイブ

10月に行われる高専ロボコンに向けて、ロボットの製作が着々と進んでいます。
夢考房での製作の様子をお伝えします。

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最終的な設計図が完成し、現在は部品加工の真っ最中。
夏休み中にルールの追加があって図面を変更したり、発注した材料がなかなか届かなかったりと、いろいろとトラブルに直面しているものの、授業終了後から夜9:00ごろまで作業し、約3分の2の部品が完成しているそうです。
材料も予算も限られているので、失敗は絶対に許されません。そんなプレッシャーもある中、学生はよくがんばっています。

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↑腕になるパーツの一部を加工中。集中力の必要な作業に、学生の表情は真剣そのもの。


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↑出来上がった部品の一部。どんなふうに組み合わさってロボットになっていくのか、楽しみですね。

高専ロボコン地区大会まであと1ヶ月強。今後も、ロボット製作の進捗状況をお伝えしていきたいと思います。

授業を再開しました

長い夏休みが終わり、8月31日から前学期の授業を再開しています。

巷では新型インフルエンザが猛威を振るっていますが、幸いにも金沢高専からは感染者は出ておらず、学校ににぎやかな毎日が戻ってきました。

とはいえ、教職員は全員マスクを着用し、校内の各所にアルコール消毒液を設置するなど、予防を徹底しています。

12日(土)からは前学期末定期試験が始まります。
学生の皆さんは手洗い・うがいを忘れずに、くれぐれも健康に気をつけて試験に備えましょう。

金沢高専機械工学科5年生の江並佑介さんと和泉大志さんが、8月28日(金)に富山県立大学で開催された設計コンテスト「レオナルド・ダ・ヴィンチの機械」に出場しました。

コンテストは、「万能の天才」と呼ばれたダ・ヴィンチが描いた機械に関するスケッチをもとに、3次元CAD/CAEを使ってコンピュータ上に作品を再現し、その出来ばえを競うものです。ダ・ヴィンチが何を目指してスケッチを描いたのかを想像し、いかにアイデアを膨らませることができるかがポイントになります。

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↑レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した手稿(手書きのメモ)


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↑コンピュータで図面を描く学生


金沢高専チームは、歯車が描かれたスケッチから、バードウォッチングなどに使われるカウンターを連想して設計図を作成しました。「外側と内側の歯車を噛み合わせるのに苦労しました」ということでしたが、見事、予選審査を通過しました。
コンテスト当日には、協賛メーカーによって図面を元に立体化されたモデルが展示されており、自分たちの描いた図面が実物となっていることに、学生たちは感動を隠せない様子でした。


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↑学生が作成した図面を元に作られた作品モデル


優勝はできませんでしたが、大学や専攻科のチームと競う中、審査員の前で堂々とプレゼンテーションをやり遂げたことは学生にとって大きな自信となったようです。
また、他チームの作品や発表を見て、その技術力や発表の手法などに学ぶところを見つけて刺激を受けたようで、卒業後は設計の仕事に就く予定の和泉さんは「貴重な経験になりました」と話していました。


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左から江波さん、和泉さん、金井講師

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