2月27日(金)、金沢高専OBの坂本龍朗さんが、就職活動を前にした電気情報工学科4年生に、自身の就職活動体験や職場の様子などを語ってくださいました。
その後、金沢工大大学院電気電子工学専攻博士前期課程を修了し、2008年4月から、東芝に勤務。現在は、液晶テレビ「レグザ」の一部の設計を担当しています。
坂本さんは2004年に金沢高専電気工学科を卒業後、金沢工大電気電子工学科に編入学しました。
その後、金沢工大大学院電気電子工学専攻博士前期課程を修了し、2008年4月から、東芝に勤務。現在は、液晶テレビ「レグザ」の一部の設計を担当しています。
もともとデジタル関係の仕事をしたかったという坂本さん。
電機メーカーに入るために大学院進学を決意し、「テレビを作るためにはどの研究室に入るのがいいか」ということまで考えて、研究室を選んだそうです。
夢をかなえたいという熱い思いが伝わるエピソードでした。
東芝では、入社後の配属先を希望できる『配属予約制度』という採用システムをとっており、これによって坂本さんも、内定の段階でデジタルテレビ部門への配属が約束されました。
この採用システムが、坂本さんが東芝を選ぶ一つの大きな要素となったそうです。
坂本さんはまた、研修を通してたくさんの友人ができたこと、学生時代より休みが充実していて楽しい日々を送っていることなど、学生にとって興味深い話を聞かせてくれました。
最後に、就職活動を始める4年生に対して、「自分のやりたいことを決める」「面接の練習をする」「今までしたことを振り返る」「先生をはじめ、多くの人に助けてもらう」と具体的にアドバイスし、「就職活動は、自分を理解するいい機会。人生の分岐点と思って、一生懸命取り組んでください」とエールを送りました。
厳しい雇用情勢が懸念される中、夢をかなえた先輩からのエールは、学生たちにとって心強い励ましになりました。