招きブタ現る

先日、玄関ホールに大きなブタ型ロボットが現れました。

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鼻についているボタンを押すと、「おいでおいで」をしながら、客人を招き入れます。
その姿はまるで、招き猫ならぬ、招きブタです。
ゆっくりとした動作で事務局窓口までお客さんを案内すると、そこでクルクルと華麗にスピンを披露。
そして、何事もなかったかのように再び玄関前へと戻っていくのでした。

 

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実はこれ、機械工学科4年生が「創造設計Ⅳ」の授業で製作した、校内案内ロボットなんです。
4~5人のグループごとに、1年がかりで設計・製作し、この日はそのお披露目に向けて実験をしていました。
お披露目というのは、地元企業などから審査員を招いて行う技術審査のことです。
外部からのお客様を前に、学生たちは緊張感を持ってプレゼンに臨みます。

このロボットは、黒いものに反応するセンサーを内蔵し、あらかじめ床に貼ってあった黒いテープのラインを感知することで、玄関から事務局前まで移動します。
ユニークなブタの姿や、回転するパフォーマンスも、学生の発想によるものです。

このほかにも、さまざまな校内案内ロボットが誕生しました。 

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桃太郎を思わせる大きな桃の形をした作品です。事務局前までたどり着くと、ぱかっと割れて中からオブジェが現れる仕掛けになっていました。

このほかにも、個性豊かななロボットたちが登場し、それぞれパフォーマンスを披露しました。

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後日行われた技術審査で、企業からの審査員の目もあり、多少緊張も見られましたが、学生たちは1年間の研究成果を堂々と発表しました。

2011年5月

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