7月9日、10日に青森・岩手・上越・山梨・三重・広島・山口・高知・高岡・東京・大阪・岡山・愛媛で拯友会地区交流会を開催

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 去る、7月9日、10日に青森・岩手・上越・山梨・三重・広島・山口・高知・高岡・東京・大阪・岡山・愛媛地区で拯友会地区交流会を開催いたしました。

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        広島地区交流会                岡山地区交流会

【7月9日】
・青森  参加者7名(学部:7名、大学院:0名)実人数:8名
・岩手  参加者4名(学部:3名、大学院:1名)実人数:7名
・上越  参加者34名(学部:34名、大学院:0名)実人数:43名
・山梨  参加者8名(学部:7名、大学院:1名)実人数:9名
・三重  参加者25名(学部:24名、大学院:1名)実人数:30名
・広島  参加者19名(学部:18名、大学院:1名)実人数:25名
・山口  参加者3名(学部:3名、大学院:0名)実人数:4名
・高知  参加者3名(学部:3名、大学院:0名)実人数:4名

【7月10日】
・高岡  参加者46名(学部:45名、大学院:1名)実人数:59名
・東京  参加者9名(学部:9名、大学院:0名)実人数:11名
・大阪  参加者28名(学部:28名、大学院:0名)実人数:35名
・岡山  参加者29名(学部:28名、大学院:1名)実人数:41名
・愛媛  参加者3名(学部:3名、大学院:0名)実人数:4名

以下に各地区の交流会での概要をまとめてご案内いたします。

 [学業について]
●大学院TAについて→TAとは先生のアシスタントを行うインターンシップ(アルバイト)のようなもの。自分の勉強とためにもなるため非常によいと説明した。
●グローバル展開及び国際交流プログラム等の情報提供について→国際交流室からの説明会の開催や、英語基礎教育センターに所属する教員が実践するイングリッシュラウンジ等、国際交流等の情報を提供する仕組みがあることについて説明した。
●網膜剥離の手術を行った学生の保護者から、欠席相談をした際の教員の対応について、治癒に向けての温かい励ましの言葉が欠けていたとの意見があった。→教員から指導の際の言葉使いに配慮することを伝えた。また、参加者全員に対して、公認欠席の制度について説明した。
●3年生の保護者から、チームを組む授業において、先生となかなかコンタクトがとれず、悩んでいるようで、なんとか対処してほしいという意見があった。→その後、個別面談により疑問は解消され、子供のことをよく見てもらっているという感謝の言葉をいただいた。
●高校在学時に物理を履修していなかった学生の保護者から、大丈夫でしょうか?との意見があった。→数理工教育研究センターの活用を強く奨めた。
●就職内定率を上げることに注目する大学の教育が目立っていることについて→他大学では、就職内定率を上げる教育を目指すところがあるようだが、本学ではそうではなく「自ら考え行動する技術者の育成」が主眼であり、その結果として就職内定率が上昇していると説明した。併せて技術者として重要である「人間形成」教育も重視し、穴水自然学苑での教育についても説明した。
●留年している学生及びやる気が感じられない学生へのアドバイスについて→学内の各種学習支援をプログラムの利用を奨めた。また、留年すると学生自身が孤立するケースがあるので、学習支援が実施する各種プログラムへの参加や、学生スタッフ活動など、居場所を確立することを奨めた。
●専門基礎の科目に悪戦苦闘している状況。→学習支援デスクやオフィスアワーを積極的に利用することを奨めた。
●金沢工業大学は課題が多くてアルバイトやサークルに参加できる人が少ないと聞いているがどうか?→参加学生から、自分は学内アルバイトをしている。課題は確かに多い。徹夜している友達もいるが、生活リズムを変えてみるということも必要だと思うとの意見があった。
●課外活動やプロジェクト参加の方はいらっしゃいますか?→参加学生から、自分は吹奏楽部に入っている。今は一人暮らししていて、毎日充実して高校時よりもたくましくなったとの意見があった。教員から、親が心配するよりも子供はしっかりしてきている。子供がやりたいことをやらせてあげるのがいいかと思う。親が心配する以上に子供はしっかりするとの意見があった。
●保護者から知り合いの話で、付いていけなくて辞めた学生の話等を聞くと心配になる。実際に自宅での勉強時間は多いのか?→参加学生から、1年次は基礎の課題が多い。普通科の方は得意分野や苦手分野が分かれる。3年になると内容も深くなる。1.2年次では家で一人で勉強することも多かったが、3年になると24時間やっている自習室などで課題を通じて教えあいをすることで、他人に伝えることもいい経験になったとの意見があった。教員から、一人でやるよりも時間を作って勉強することがいいと思う。プロジェクトデザインや専門実験はグループ活動。家で一人でやることは難しく、自習室や図書館等で他の学生と一緒に取り組む。他大学ではあまりない。友達ができることにもつながっているとの説明があった。
●2年生以上に対する修学指導を充実して欲しいとのご意見あった。→今年度から始めた出席管理による修学指導などを説明した。

[生活について]
●学生生活について、1,2年次生の保護者に3,4年次の保護者から助言を頂き、実際の生活の状況、八束穂との移動などについて大学側から説明した。
●学生アパートでトラブルになった学生の父兄からアパートに関する情報を事前に提示して欲しい。→問題があるアパートであるとか、住人に問題児がいると言う情報は本学が出せる事ではないと説明し、その様なトラブルになった場合は、すぐに修学相談室に相談して欲しい旨を説明した。
●実家に帰ってこないことが心配。→当日お越し頂いた保護者のご子息は、夢考房プロジェクトなど課外活動に積極的に取り組んでいる。プロジェクトを担当する技師が日々のコミュニケーションや学生の活動状況を把握するシステムを通じて、修学状況をチェックしているので、時折連絡をする程度で問題はないと思うと説明した。
●PCを盗まれた(外部で・・警察に届出)→無くなった際に、大学がPCの貸し出しを行っていただくなど、対応が丁寧で感謝していますとの意見があった。
●山梨から金沢への移動について→移動に時間をかけても良いのであれば、JR青春18切符を使うと安くチケットを買うことができると説明した。
●自家用車の必要性(やつかほキャンパスへの移動や課外活動等)。→教員から、シャトルバスの運行状況を説明し、特段の必要なしと説明した。
●震災時、学生が就職活動で東京にいて、安否確認のため進路開発室に相談した。就職バスを利用した学生の動向を全て把握していて的確な回答をもらって、非常に安堵した。→教員から、学生生活に関することならば、先ずは修学相談室へ電話してもらえれば、そこから対応部署に連絡すると説明を加えた。
●2年生の保護者からは、子供がひと冬を越えて、金沢の厳しさを体験したことが話題になり、こちらとの違いを知ったとの意見があった。
●女子学生の保護者から、冬の履物に困っている。皆さんはどうされていますか?と尋ねられました。→教員から靴底が違いますのでブーツ・長靴は金沢で購入してください。防水タイプもありますよとの説明があった。
●子供の健康が心配。→修学アドバイザー制度や教職員と学生とのコミュニティの中で確認するなど、いろいろなサポートは行っているが、保護者からも声を時々かけてほしいと説明した。

[進学・就職について]
●4年次生(内定済)保護者から1~3年次の保護者への就職活動に関するアドバイスを頂いた。→これに合わせて、企業選択、学業との両立などについて、状況を説明し、保護者にもご協力頂きたいことなどを説明した。
●内定が遅れている状況に対する対応について→進路開発センター及び進路アドバイザーを通じて個別に対応している。また、毎年主要な都市で「人材開発セミナー」を開催しており、その中で継続的に採用を行っている企業を把握し、学生に斡旋する仕組みができていることを説明した。
●インターンシップ先の企業への就職に対する考え方を教えてほしい。→インターンシップ先と就職先は必ず一致する必要はない。就職するタイミングにおいて多くの企業を研究する必要があると説明した。
●就職活動を実施する時期。→本学では3年次まで授業をきっちりやってから就職活動を実施している。産学連携やキャリア教育を実践しているので、早い時期から企業研究する学生もいると説明した。
●就職活動について(活動開始時期、震災の影響)→教員から、昨年度の各学科の状況、今現在の求人と内定状況、この1ヶ月の進展状況及び就職開始時期について説明した。
●地元就職について、どうでしょうか?→まずは無いと思っていただいた方が良いと説明し、キャンパスを使って現況を説明した。
●就職活動のタイミングについて教えてほしい。→就職活動のタイミング(活動時期)は3年生の冬休みから就職活動を進めている。3割~4割くらいの学生が12月頃活動し、春休みには就職希望者のほぼ全員が活動をしていると説明した。
●就職内定率や派遣会社への就職について→今年度は、3月の東北地方の震災の影響もあって、昨年度の同時期に比べて約10%程度内定率が低い。現時点では全体で約60%程度であるが、ここ最近内定率の上昇傾向が目立っている。なお、派遣会社へは、昨年度と同様に派遣切りの問題もあって斡旋していないと説明した。
●就職できなかった場合における、就職浪人か留年かの選択について→本学では年度内に内定をもらえるまで努力するように指導している。就職浪人は全く勧めていない。万が一未内定で卒業しても、就職斡旋は引き続き実施していると説明した。
●4年生で足りない単位を取得して就職も決まった。→大事なのは子供にはあれしろ、これしろではなく親として聞いてあげるという姿勢が必要。そうすることで子供も素直になってくる。ちょっと話を聞いてあげる。絶対怒ってはいけない。にこにこ笑って対応してあげることが必要と説明した。
●大学院進学になると大学院1年から就職活動となって大変では?→実際は1年次の冬くらいからスタートする。4年次からの継続的な研究活動を実施していることから、研究への意欲が違う点や、下級生への指導等、力がつく要素がたくさんある。しっかり取り組むことにより、就職活動はスムーズに展開すると説明した。
●他大学への大学院進学について→他大学への進学希望者はいるが、積極的には進めていない。他大学へ進学すると教科書が異なる点や文化が異なる点から進学後とても厳しい状況が待っていることが理由と説明した。
●息子は小さいころから勉強ができなかった。大学に入ってから勉強するようになったので、大学の教育システムに感謝している。大学院進学の理由は若干就職に失敗したこともある。就職活動時に東京や大阪であれば推薦もあったかもしれないが、富山の小さな会社であれば就職できると思い、親の助言で富山県の会社を勧めたが、認識が甘かった。生活面では一人暮らしということもあり太ってしまった。自炊で自分の好きなものばかり作っているからか太ってしまって心配している。→学部の内定率と大学院の内定率は違い、特別な理由を除いて過去は大学院の就職がよい。大学院では学部と違い専門性を追求。大学院では先生と企業との繋がりも共同研究等の関係で強い。学部低学年の方で希望であれば大学院進学も視野に入れて検討いただければと思う。授業料が気になるところだと思いますが奨学金やTAなどもある。SAは時給880円に対してTAは1360円となっているし奨学金も充実している。奨学金や学内アルバイトで学費をほぼ賄っている学生もいると説明した。
●もともと大学院に進みたい学生と就職が厳しくて進む学生がいると思うが、大学院進学はいつ頃のタイミングで決めればいいか?→6月に推薦試験、9月にも推薦試験、年明けにも一般試験がある。やりたいことがあればなるべく早く決めるほうがいい。多くは3年生のコアゼミ配属のあたりで決める。就職厳しくて進学を決める学生は6月~9月に決める学生が多い。大学院では学則で2年の間で然るべき学会で発表することが決められたので、それなりに研究の成果をあげないといけない。そういう意味では早めに進学を決めて素地を固めておくのがいいと思う。提案としては早めに決めたほうがいい。就職厳しく大学院進学の場合も早めに切り替えるのがよいと説明した。
●新潟地区の合同説明会に合わせた「就活バス」を出してほしいと意見があった。
●新潟地区の就職情報が知りたい。→企業検索システムで探せますと説明した。
●八束穂キャンパスで成績証明書・学割の発行が出来るようにしてほしい。→成績証明書・卒業見込証明書は対応していると説明し、学割については早朝から深夜まで自動発行機があると説明した。
●東名阪などのメトロ地域での就活支援として、拯友会保護者宅で就活時の宿泊を支援(受け入れ)してはどうかとのご意見があった。

[その他の意見]
●親子のコミュニケーション方法について→メールだけではなく、パソコンのスカイプを利用して連絡を取り合うようにしている。
●大学の対応について→本学にメールにて連絡したら、すぐに返信メールが送られてくる。兄弟が他の大学に進学していたが、問い合わせしても帰ってこなく、本学は非常に親切丁寧であるとの意見があった。
●こぶし会(同窓会)との交流について→昨年度も提案したが、卒業生と知り合うことで地区の情報提供、就職状況等の話ができるため是非とも開催して欲しいとの意見があった。●ラジオ放送について→会開催2日前程に全国放送にて本学を取り上げた放送があった。夢考房での活動内容、特に救助ロボットの開発プロジェクトが取り上げられ、この震災で活躍していればとの思いがあった。このように本学の放送等があると保護者としてうれしいとの意見があった。
●ある企業から金沢工業大学の夢考房はすごいから一度見る価値はあるとのアドバイスをもらったとの意見があった。
●夢考房の報告会に参加された保護者からのコメント。→ご子息が夢考房で取り組んでいる様子を、同じプロジェクトの先輩の学生からいろいろと教えてくれた。本人は直接聞くと多くを語らないが、一生懸命取り組んでいることが分かりとても感動したとの説明があった。他の保護者の皆さんも学生の発表の場があれば是非見に行くと良いと思う。友人や先輩に恵まれることがとても重要と感じたとの意見がった。
●学生からの情報量が少ないので、この地区交流会を情報キャッチの場と考えて毎年参加しているとの意見があった。(同意見多数)
●震災時における経験(例:就職活動で関東地区にいた)が、大きく影響し、人間的に成長したようだとの意見があった。(体験談を紹介してもらった)
●保護者から大学の実質的な成果を把握する仕組みとして、卒業生の就職先、就職後の離職数、就職した企業の経営状況(倒産・・等)の情報を把握することが重要とのご提案を頂いた。→卒業生アンケートを実施していることや、今後同窓会組織との連携、産学連携の充実を推進していくと説明した。
●金沢から参加された保護者から、金沢市に住んでいるが去年今年と二年続けて仕事の都合で金沢会場での参加ができなかったため、富山高岡地区に参加している。金沢会場は参加者が多いので複数日開催に出来ないかとの意見があった。
●日本の将来(ものづくりと原発問題)について。→日本のものづくり教育の重要さや原発問題について、保護者間で意見交換があった。

 

 なお、学生の修学活動を知る上で、学生に配布されている学務運用に係る資料を参照する場合は、金沢工業大学ホームページの「特設サイトピックアップ」にある「修学・生活情報」で紹介されている以下の項目をクリックしてください。
 [大学キャンパスノート] …学部学生の修学や履修申請、時間割などについて
  ・[大学院キャンパスノート] …大学院生の修学や履修申請、時間割などについて
  ・[学習支援計画書(シラバス)] …学部の各科目の授業内容について
  ・[カリキュラムガイド] …学部のカリキュラムについて
  ・[大学院学習支援計画書(シラバス)] …大学院の各科目の授業内容について

以上

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このページは、kit-generalが2011年8月30日 15:54に書いたブログ記事です。

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