平成23年度 拯友会定例総会

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保護者の皆様、ご無沙汰しております。
本日、お伝えするのは、平成23年度拯友会定例総会の模様をお伝えします。

 【平成23年度 拯友会定例総会】
 曇天の5月28日(土)、北は北海道から南は沖縄県の保護者(同伴を含む)450名有余の出席のもと、平成23年度拯友会定例総会が午後1時から本学多目的ホールで開催され、決算報告、新年度予算案、役員改選案、事業計画案などの議案審議が行われました。
 拯友会定例総会に先立ち会員数7,100名に対し、出席者375名、委任状3,241通に達し、定例総会が成立することの確認を行った後、村谷外博拯友会会長(石川県)の挨拶で定例総会が開かれました。

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[村谷外博拯友会会長挨拶]
 本日は、お忙しい中またご遠方より拯友会定例総会ならびに金沢地区交流会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また、日頃から拯友会活動にご理解とご協力を賜っておりますこと、この場をお借りしまして厚く御礼を申しあげます。
 はじめに3月11日に発生いたしました東日本大震災でお亡くなりになられた方々、また、ご遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表させていただきます。また、被害にあわれました皆様に心からお見舞いを申しあげます。
今年の4月に1,700名を超える新入生が金沢工業大学の門をくぐってまいりました。入学後、約2ヶ月が過ぎて学業や課外活動等に勤しみ、大いに学生生活を楽しんでいるものと思っております。
 さて、東日本大震災は日本が未だかって経験のない世界的な大きな地震であり未曾有の被害を被っております。当該地区にお住まいの今年度より会員になられた方々はじめ多くの会員の皆様方が被災をなされ、中には甚大なる被害を被った方々も多くおられます。幸い、会員の方、学生、そしてご家族の皆様の無事が確認をされております。
 先月の23日に当拯友会の理事会が本校で開催をされました。その折、被災県であります岩手県よりご出席をいただきました理事の方から悲惨な被害状況と生々しい現状のお話しをなされ、当拯友会に強い支援の要請をなされておいでました。当拯友会はいままでに阪神淡路大震災をはじめ新潟県中越沖地震、石川県能登半島沖地震、そして、昨年の宮崎県口蹄疫での被災者に対し災害見舞い金や災害見舞い奨学金を給付いたし、支援を行っております。このような支援を今後とも続けていく所存であります。
 今年の3月に卒業をいたしました学生とその保護者のお父様より、支援のおかげで無事、卒業ができたというお礼をしたためたご丁寧なお手紙を頂戴いたし、また、在学中の学生、そしてご両親様より支援の感謝の念と近況報告を含めたお手紙も頂戴いたしております。このように学生たちが突然の自然災害等で学業を中断することなく実社会に育つことを願い、できうる限りの支援、援助を今後とも行っていく所存であります。この事案につきましては、後ほど議事の中で皆様方にお諮りを致したいと思っております。
 さて、本日皆様にご配布いただいております資料の中で、大学ランキングという資料が添付されております。これは朝日新聞社が大学に対して外部からの評価をいたしているものであります。当金沢工業大学は教育部門では第1位、また、研究部門や就職率等々でも大変高い評価をいただいており、大学の総合評価では第2位と保護者にとってはうれしい評価をいただいております。就職に強い金沢工業大学と言われる中で、リーマンショック以来、日本経済は大変低迷をいたしております。まして、就職戦線は超氷河期と揶揄されております。そのような中で、今年3月に卒業いたしました卒業生の就職内定率は、95.7%と大変に高い就職内定率を誇っております。これは学生たちの努力はもちろんのことですが、大学の就職支援プロジェクトチームの諸先生方をはじめ多くの教職員のご尽力の賜物と思っております。当拯友会でも学生たちが就職活動をより円滑にできますように就職活動支援バスを支援いたしております。
 今年は東日本大震災の影響で就職戦線はより厳しいと言われております。そのような中で、学生、大学、そして保護者の皆様が一体となって、この厳しい就職戦線を乗り切り、昨年度以上の成果を上げていただきたいと思っております。このような拯友会活動を十分にご理解いただきたいと思っております。
 本日は平成22年度の決算および平成23年度の予算等々の重要な議案が多々ありますので、何卒慎重にご審議を賜り、円滑に議事が進行いたしますようお願いを申しあげ、有意義な総会になることを重ねてお願い申しあげます。
 最後になりましたが本日のご出席のお礼と今後の更なる拯友会活動に対してのご理解を賜りたく、重ねてお願いを申しあげ、簡単ではございますがご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

[石川憲一学長が本学の概況と今後の展望を説明]
 石川憲一学長は、先ずは東日本大震災で亡くなられた方々や被災された方々に対し衷心より哀悼の意を表するとともに、心よりのお見舞いを行った後、大学としてもできうる限りの援助を行うことを表明されました。
 その後、CAMPUS’11をもとに本学の現況を、学園のあゆみ、建学の綱領、学園のビジョン、KIT-IDEALS、学生宣言、教育付加価値日本一を目指して、教育改革の方向性、キャンパス紹介、学部学科構成と教育目標、学生数・教職員数、また、教育の特色として、アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシーなどを説明し、さらに、特色ある教育機能について説明されました。
 最後に、前年度就職結果報告の後、平成24年度からの第5次教育改革での基本方針を紹介し、今後も拯友会会員の皆様にさらなる理解と協力をお願いいたしました。

議案審議
 続いて、本日出席の拯友会役員、大学教職員の紹介の後、村谷拯友会会長が議長となり議案審議に移りました。
◇議案審議事項
1.平成22年度拯友会会務報告・修学支援状況
2.議案
  第1号議案
   ・平成22年度拯友会収支決算書について
   ・平成22年度拯友会災害見舞い奨学金収支決算書について
   ・拯友会会計監査結果報告
  第2号議案
   ・平成23年度拯友会役員改選について
  第3号議案
   ・東日本大震災に対する寄付金募集について
  第4号議案
   ・平成23年度拯友会収支予算書(案)について
   ・平成23年度拯友会災害見舞い奨学金収支予算書(案)について
  第5号議案
   ・平成23年度拯友会行事計画(案)
   ・平成23年度拯友会地区交流会開催会場一覧(案)について
 以上の議案審議が行われ、審議の結果、全て満場一致で承認され、無事、拯友会定例総会を終了しました。

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 その後、青木学生部長からの修学全般にわたる説明の後、外崎進路部長から進路指導についての説明がありました。次に、大学院博士前期課程環境土木工学専攻2年の竹内明香さんが「私の大学生活について」と題し、自身の紹介が行われました。
 拯友会定例総会終了後、保護者の方々は5号館、7号館、8号館、32号館に準備された学部、学系、学科別の拯友会金沢地区交流会場に移動し、同じ分野の保護者同士が意見交流を行いながら、並行して個別懇談を隣接する教室において修学アドバイザー、プロジェクトデザインⅢ指導教員のもとで行われました。個別懇談では修学全般に係わる成績、出席と就職事情、進学に関する内容、さらには日常生活や心のケアの相談も多々あり、対応する教員が慎重に指導されていました。
 午後5時、拯友会金沢地区交流会は無事終了いたしました。


 なお、今回の拯友会定例総会の模様を記録した映像の一部抜粋したものを、今後、各地区交流会でご紹介させていただきます。さらに、7月中旬頃には本学ホームページの「保護者の方」の「拯友会」のページで、地区交流会で紹介させていただきました映像を公開する予定です。

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このページは、kit-generalが2011年6月16日 15:15に書いたブログ記事です。

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