12月8日(火)に夢考房の安全祈願祭が開催され,一年間の無事故に感謝しました。
この安全祈願祭は,鞴(ふいご)祭りに習い毎年12月8日に開催されています.鞴祭とは鍛冶職人が旧暦11月8日に,昔の金属精鉄や加工に不可欠な鞴に感謝し安全を祈願し稲荷神社に詣でる祭りです.
KITでは,昔機械工学科が実習工場を持ち,そこで安全祈願祭が行われていたそうですが,夢考房の設立に伴い実習工場が廃止され,夢考房がそれを受け継ぐ形で現在に至っています.
夢考房は学生が自由にモノづくりをできる創造空間として設立されたものです.自由にでき代償として安全が懸念されますが,幸い今年も大きな事故はなく1年間を無事に過ごすことができました.
プロジェクト教育センター長 服部陽一先生によると,「夢考房では一時安全に配慮するあまり使い勝手が悪くなった時期があったそうです.現在では,安全は当たり前のこととして,学生が快適にモノづくりをできるサービスを常に提供できるように心がけている.」とのことでした.
モノを作る施設においては,安全性と利便性の追求は永遠のテーマだと思います.
出村
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