大会終了後のロボットプロジェクトメンバー 学内 に設営した練習コート上における風景
なお,夢考房チームは8月22日に開催される世界大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2009東京大会」に日本代表として出場します.応援よろしくお願いします.
出村
今年は例年の大学ロボコンのように、得点する順番や製作するロボット数の制限のない、戦略性を必要とされる競技ではなく、すべてのロボットをバランス良く製作・運用する高い技術力とアイデアを求められた。
ロボット全機が互いに連携しあい、暴走無しに完走することは例年通りの体制では困難であると考えられた。また前年書類選考を落選したことを考えると、従来のアプローチでは大会参加は難しいと考えられた。そのため、例年の開発体制を基本としながら、幾つかは今までと異なる方法でアプローチを行った。提出する選考書類はすべて3次元CADを使用した。また従来では機体に関する仕様や設計はすべて担当者次第であったが、今年は機体の仕様を予め決定し、機構班と制御班と話し合いの機会を多く持たせ、最終的な詳細を担当者に待たせる方針に変更した。そのような変更と、従来とは違うルールのため、例年に比べトラブルの多い年であった。このような背景がありながら、今年参加できたことにより、4年にとっては引退試合、3,2年にとってはデビュー戦という位置付けである本大会において、本番では参加校で唯一、全試合においての動作不良無しの大学として予選を1位で通過、準優勝という記録を残すことが出来た。
2002年以来の日本が開催国となる世界大会に参加できることも喜ばしいことである。この結果はメンバーの多くが、大会間際まで、ロボット製作の為に数多くの時間を割き、努力した結果であると考えられる。この経験と成果を糧とし、世界大会で悔いの無い結果を残せるよう、大会に臨みたい。
金沢工業大学 工学部ロボティクス学科 4年
夢考房 ロボットプロジェクト 大学ロボコン班 機巧 リーダー
西 陽太 (Nishi Yota)
夢考房 ロボットプロジェクト 大学ロボコン班 機巧 リーダー
西 陽太 (Nishi Yota)
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