日本機械学会Robomec2009帰りの電車の中で,ブレイクスリー&ブレイクスリー著,小松訳:脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ ,インターシフト発行,2310円を読みました.
最近の身体地図に関する神経科学的な知見が分かりやすく書かれており,著者の一人はベストセラーになった「脳の中の幽霊」でラマチャンドラと共著しています.
ボディマップ,ミラーニューロン,場所細胞,グリッド細胞,幻肢,アフォーダンス,パーソナルスペース,メンタルトレーニングなど人間のような知的なロボット開発を目指す人には教養といって良いでしょう.Robomec2009のセッションでも脳科学・神経科学とロボティクスのセッションがありました.脳科学・神経科学の知見は,医学だけではなく工学や経済にも大きな影響を与えています.値段も手ごろなので読まれることをお勧めします.
出村
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