ロボカップジャパンオープン2009:ビデオ第1弾「準決勝 SiTIK vs CIT Brains」

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昨日,夢考房ロボカッププロジェクトのジェネラルミーティングがあり,新1年生10名の紹介がありました.ロボティクス学科6名,電気電子工学科3名,機械工学科1名といった内訳です.その中で,ロボカップジュニアを経験した学生が2名いました.なんと,一人は昨年の世界大会で優勝しています.ロボカップを学部1年から取り組める大学はほとんどないので,金沢工業大学夢考房で思いっきり活動に打ち込んでもらいたいと思います.

さて,ロボカップジャパンオープン2009で取りためていたビデオを編集したので,まずは3位に入賞したヒューマノイドリーグ・キッズサイズ3on3サッカー準決勝のビデオをアップします.準備出来しだい,夢考房チームが準優勝した中型ロボットリーグの決勝ビデオもアップします.乞うご期待!

水色のマーカーをつけてるのが夢考房SiTIKチーム,紫色のマーカーをつけているのが昨年世界大会3位のCIT Brainsです.CIT Brainsは世界大会優勝を狙える実力を持っており,今年のジャパンオープンでは無失点で優勝しました.CIT Brainsは千葉工業大学,東京大学大学院,関西学院大学,ブレインズ,アクセス,はじめ研究所の産学連携合同チームです.2位は波動チームでした.このチームは某一部上場企業の有志が集まってできたチームです.そういった中での3位でしたので,夢考房チームは十分健闘したのではないでしょうか.

CIT Brainsのロボットは運動性能が夢考房チームより勝り,かつ,夢考房チームのロボットは調子が悪く常に3台試合に出場することができず,CIT Brainsの一方的な試合となり5対0で敗れました.ちなみに,波動チームも決勝戦では,CIT Brainsに5対0で敗れています.夢考房チームは昨年と比較してハード,ソフトとも格段に進歩しており,ソフトウェアでいえば各モジュールはある程度の完成度になっています.例えば,自陣のゴールラインから敵陣のゴールラインまで届くキックのモーションはできています.歩行に関しては3次元倒立振子を実装しています.しかし,システム全体の統合が間に合わず結果として思うような動きをロボットにさせることができませんでした.

夢考房チームの学生は非常にやる気になっていますので,これから一ヶ月頑張ればシステム統合化が終わり十分動く状態に持っていけると思います.昨年は諸事情で世界大会への参加は見送っています.個人的には,今年こそは彼らを世界大会へ送り出しチャンスを与えたいと思っています.

出村

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