3月7日に北陽電機のレーザ式測域センサに関する講演会がKITで開催されました。
レーザ式測域センサはレーザ光線を使い距離を測定するもので、近年その利用が急速に拡大している現在最も注目度の高いセンサです。DARPA(米国国防高等研究計画局)のGrand Challenge, Urban Challengeやつくばチャレンジでその有用性が認識され、ロボットに限らず多くの分野で利用が広まっています。特に、北陽電機が開発したTop-URG(UTM30-LX)は重量がわずか370gであり、検出距離が30m、距離分解能1mm、距離精度30mm、240度の範囲を25msで計測可能な非常に高性能なセンサです。
講演会ではレーザ式センサ開発の背景,動作原理,特徴並びに産業界での導入例などが説明されました。
また、KITと北陽電機は連携し、レーザ式センサの新しい応用アイディアを創出するために「レーザ式センサ応用アイディアコンテスト」を開催します。4月から5月にかけて市場調査を行い、アイディアを考案します。5月にコンテストを実施し、優れたプレゼンテーションは北陽電機でのインターンシップを行いアイディアを具現化します。あるいは、夢考房での短期プロジェクトまたは既存プロジェクトの活動としても展開可能です。
ロボティクス学科の学生さんの応募をお待ちしています。
出村
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